2000年10月14日 小樽港に寄港した空母「キティホーク」を見学した5 ― 2019年07月25日 06時59分
●空母キティホーク周辺を警戒中の海上保安庁
何だかのんびりな雰囲気だった、空母キティホーク周辺を警戒中の、海上保安庁のボート。
よく見ると、PL101-M2とあり、PL101は巡視船「しれとこ」ですから、それに搭載されている複合型高速艇のようですね。
●AN/AAQ-25 LANTIRNポッド
F-14Aに搭載されていたAN/AAQ-25 LANTIRNポッド。YAGレーザーを使用した、レーザー誘導爆弾の照準用ポッドです。
当初は要撃戦闘機として開発されたF-14トムキャットでしたが、末期にはLANTIRNポッドを搭載して爆撃にも使用されました。
レガシーホーネットより航続距離が長かったことから、敵地の奥に侵入し爆撃する能力は、そこそこ高かったようです。
●TF30エンジン
F-14でもA型のみに搭載されるTF30エンジン。世界初のアフターバーナー付きターボファンエンジンで、元々はF-111戦闘機用(更に元を正すとF6D戦闘機用に開発)されたもの。推力が不足気味で、初期のものはコンプレッサーストールが発生しやすかったようですが、末期にはデジタル制御となり、ストールはほぼなくなったとされます。
なお、F-14でもB/D型は推力の高いF110エンジンを採用しています。
こちらはレドームを外され、AN/AWG-9レーダー整備中と思われます。
無造作にガムテープでアルミシートを固定しているのがなんとも…
CTOL空母には欠かせない、着艦時の進入角を判断する光学着艦装置。フレネルレンズを使用しています。
艦を降りました。これは右舷側から見た空母キティホークの艦橋です。
最新の空母と違い、ステルス性への配慮は全く無いですね(笑
キティホークの艦尾。右側の黒い丸いのは、シースパロー対空ミサイル誘導用のイルミネーター。中央にはシースパロー発射機が見えます。
以上、空母キティホークの見学記録、さてHPの改修はいつになるかな?
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