【百里基地】19/10/28の記録 その3 ― 2019年11月01日 06時39分
昨日ブログを書いたはずなのが、何故か反映されていない…
1日空きましたが、続きです。
●F-4EJ(17-8301)
301号機、予想通り午後になって動きがありました。
岐阜基地の飛行開発実験団所属の301号機、未改修の素のファントムで現役なのは、今やこの1機のみ?
維持もなかなか大変だと思います。
かつては、EJ改に改修されたなかった機体は、ファントムの部隊に何機か残していて、主に対空射撃訓練用のダートターゲットの曳航などで使用されていましたが、それも2000年代には退役しました。
放射性物質の集塵のための集塵ポッドを装着しています。定期的な放射性物質観測を行っているのですね。
元々は飛行開発実験のための機体で、新規開発装備品のテストも行ったりしますが、こうした「実任務」にも当たっています。
この機体は、最後のファントム退役まで維持するのでしょうか?
機齢は48歳のおじいちゃんです。あと2年使えば実に半世紀! 導入初期に関わっていた隊員は、皆とうの昔に退官、もしかしたら親子でこの機体に関わった隊員もいるかもしれませんね。
●RF-4EJ改(77-6397)
まだ陽炎がひどいですが、その中でマシなほう。
397号機が降りてくる中…
●KC-767(07-3604)
お、ゲスト機の登場だ!
シルエットは旅客機ですが、茨城空港に降りる民間機は、ほとんどがやや小ぶりのB737です。こちらはもう一回り大きい。
B767-200ベースのKC-767、航空自衛隊は、同じB767ベースのKC-46Aも導入を決めています。
同じB767ベースながら、見た目は似た別の機種の給油機という扱いになります。
スラストリバーサー(逆噴射)作動中、フラップフルダウン、スポイラーも立てた状態。
エンジンカウルには、小牧基地の60周年マークが控えめに書かれています。
●F-4EJ改(77-8395)
その隙間を縫って、ケロヨンが上がっていきます。
続く…
【百里基地】19/10/28の記録 その4 ― 2019年11月02日 07時38分
外来機がにぎやかだった10月28日の百里基地。
またまたでっかいのがやってきました。
●C-2(88-1208)
KC-767より大きいエンジン、さすが輸送機です。
スポイラーもより大型で、短距離離発着できる輸送機ならではですね。
1枚目の写真のC-2背景に離陸スタンバイしていたファントムが、今度は上ります。
●F-4EJ改(17-8439)
●F-4EJ改(57-8356)
●F-4EJ改(07-8434)
そしてRFの降り。久しぶりに撮影に来てこれは嬉しい。にぎやか! ノーフラだったら目も当てられませんからね…
●RF-4E改(47-6905)
この時間になって、Right降りの機体も、陽炎の影響が少なくなってきました。ビシッと解像するように。
このスペマももう半年せず見られなくなります。
百里の日常と思っていたら、あっという間に消えるんですよ。見られる今のうちに見て撮っておく!
KC-767をガン見。「おーきてるきてる、でも俺たちKCに縁がないからなぁ…」なんて言ってるのかな?
●F-4EJ(17-8301)
集塵ポッドを装着した301号機が戻ってきました。
百里で、この良い天気で301号機を見られてよかったな~。
上はカメラ内RAW現像してトリミングしたもの。(文字のみPCのPhotoshopで追加)
SONYのミラーレスだと、カメラ内RAW現像出来ないんですよね…。かと言ってRAW+JPGでは連写コマ数落ちそうだし、そういう細かい部分でまだ不満があり、移行するには…となっています。
でもSONYは望遠レンズも充実しだして、動き物撮影でもNikonやCanonから移行する人もちらほら出てきていますね。
301号機もC-2もゲスト機ですが、ファントムのパイロット、C-2をガン見していますね。「でかいの来てるねー」って見ているのかな?
入間基地航空祭2019 その1 ― 2019年11月04日 07時05分
毎年11月3日は、恒例の航空自衛隊入間基地の航空祭です。
首都圏唯一の航空祭のため、毎年たくさんの観客が訪れることで有名な入間、今年は、例年の晴れの天気ではなく、午前中は雲の多い晴れ、午後はドン曇りとなってしまいました。
入場、踏切前です。
例年、入場はごった返すはず…ですが、そんなでもないので、途中で売店で昼食の弁当を買って、人の少ないうちに撮影。
第2輸送航空隊整備軍修理隊が、なかなか気合入っていました。
晴天にはならなかったけど、雨は降らなくてよかったです。
早朝、エプロンに入場後の写真ですが、この時点でかなり雲が多かったです。
そのせいか、例年よりやや観客数は少ないように感じましたが、実際去年の18万人を下回る、12万人強の入場者数だったようです。
展示機の中に、飛行点検隊のYS-11FCがいたのですが…
●YS-11FC(12-1160)
なんと! 先月退役したばかりの160号機が展示されていました。
もうフライトすることのない160号機でしたが、航空祭の展示のため、きれいな姿を披露してくれました。
こんなに間近で見れるチャンスは、恐らくもうないでしょうね。
●YS-11FC(52-1151)
フライト始まりました。
まだ現役の点検機、YS-11FCの151号機もエンジンスタートしてタキシング開始。
続く…
入間基地航空祭2019 その2 ― 2019年11月05日 06時37分
T-4あがります。
●T-4(46-5719)
●T-4(16-5796)
今年のシルバーインパルスは、この2機のみ。
例年のブルーインパルスに負けない編成はありませんでした。
●U-125(39-3042)
この時間は時折日差しも出て、機体を良い感じに照らしてくれる(ただし上空では逆光)のですが。
YSに比べて、あまり注目されないU-125ですが、実はベースとなったホーカー・シドレーHS.125は、YS-11と同じ1962年に初飛行しています。つまり同世代開発の機体なのです。しかも、現在も改良版が継続販売中です。これが航空機開発能力の差ですね…。
U-125は1990年代に導入されていて、そろそろ機体も古くなってきていますが、YSよりはまだ新しい機体なので、もうしばらく使用されるでしょう。事故で1機失われていて、その代替にはサイテーション680Aが選定されており、他のU-125も今後、サイテーション680Aに代替される可能性があります。
さて機体が上がって展示飛行が開始されるまでの間、入間基地恒例、世界的に見ても航空祭で行われるのはここだけ? ミス航空祭のパレードが行われます。
トラックに●●支部と書かれているように、埼玉地方協力本部の各支部から、ミス航空祭を選出しいているそうです。
出たいと手を上げた娘さんが出ているようですよ。思い出づくりですね。
パレードが終わると、いよいよ展示飛行です。
入間基地航空祭2019 その3 ― 2019年11月06日 06時47分
入間基地航空祭2019のオープニングフライトを飾るのは、珍しい構成、司令部支援飛行隊のU-4(中央)と、シルバーインパルスのT-4が2機。
●T-4(46-5719)
オープニングフライトを終えたT-4。
続いて飛行点検隊のフライト。YSが見られるのもあと僅か。
●YS-11FC(52-1151)
160号機が退役してしまいましたが、151号機は健在。このエンジン音が、幼少期からYSに親しんだ自分には懐かしいです。
このドン曇りの天候が本当に残念です。
ペラ機は、シャッタースピード上げられない(上げてしまうとペラが止まって写ってしまう)ので、なかなか撮影が難しいですね。
時折太陽が顔を出して、露出も難しいです。
来年は…飛ぶのかな? もう退役かな?
●U-125(39-3042)
U-125もフライトを終えて、隊員が降りてきます。カッコいいですね。
●C-1(78-1026)
C-1が上がります。
続く…
入間基地航空祭2019 その4 ― 2019年11月07日 06時40分
ダラダラ編集しています、入間基地航空祭2019。
●CH-47J(LR)(17-4500)
毎年恒例の、CH-47による消火バケットのスリング展示。今年はなぜか、バケットから出る水量が少なめでした。
天気が悪かったので目立ちにくかった?
再び上がるシルバーインパルスとのコラボ。撮影場所からは、CHの正面画像が撮りづらかったな。
●UH-60J(SP)(08-4590)
UH-60Jのメディックはスリングによる救助の展示。救難最後の砦、UH-60Jは、近年空中給油プローブ装着機も増えてきました。
エンジン出力が大きく、航続距離も長いため、警察や消防の救難ヘリでは難しい場所の救難も可能です。
オープニングフライトで飛んだT-4のシルバーインパルス、今度は展示飛行です。
例年、ブルーインパルスに負けないくらいの点を披露する、入間基地司令部支援飛行隊所属のシルバーインパルス、今年は2機のみと寂しい展示でしたが(T-4のエンジン不具合による飛行停止絡みか?)、さすがベテランパイロット揃いのシルバーインパルス、キレッキレのフライトは相変わらず。
タッチアンドゴー。流そうと思ったら、見事にブレちゃったなーw
コンパクトな機体ですが、斜め前から撮るとカッコいいですねぇ。
入間基地航空祭2019 その5 ― 2019年11月08日 06時46分
午前のラストを飾るのは、C-1輸送機。
C-2輸送機の導入に伴い、こちらも徐々に数を減らしつつあります。この日も、滑走路の向こう側には、退役したC-1輸送機が3機見られました。
フォーメーションで進入する3機。フラップとギアダウンして、低速飛行。
●C-1(78-1026)
●C-1(78-1025)(98-1029)
ファンブレイクは、この撮影ポイントでは、ちょっと重なり具合がいまいちでしたかね。
去年の歌舞伎塗装機の時は、天気も良かったのですが、今回は霞がかった曇天が残念。
●C-1(08-1030)
相変わらずのえげつない機動を見せるC-1輸送機。お腹の塗装の汚れ具合がまたいい感じ。
長らくこんな機動を見せてくれたC-1ですが、徐々に退役しつつあります。後何年見られるのか…
31機製造されたC-1ですが、現役機はすでにその半分程度になっています。
午前の演目は以上で終了。
今年は観客が少なかったせいか、前で見ていましたが、やはり前に来ちゃうと身動きが取りづらいのが難点ですね。まあタキシングの写真を撮れるのは良いのですが。
入間基地航空祭2019 その6 ― 2019年11月09日 07時53分
入間基地航空祭の午後を飾るのは、ブルーインパルス。
●T-4(26-5690)
退役したC-1が遠方に見えます。
ブルーの690号機は、2017年で退役したブルーインパルス機の補填として、2018年にブルーインパルス仕様に更新された機体です。
ブルーインパルスの機体は、激しい機動をするためか、退役したブルーインパルスの機体も、1994年製造と、70年代の戦闘機が現役の我が国の中では若い部類に入るはずなのですが、相当痛むのでしょうね。
午後は曇りがさらに進行し、遠方には雨雲も見えてくる状況で、期待はしていませんでしたが、案の定航過飛行のみの、通称「第5区分」のみとなりました。
デルタダーティで進入。
リーダーズベネフィット。
ダブルライン。せっかく持ってきた魚眼レンズも、今回は無駄に終わりました…
ポイントスター?
第5区分でしか見られない演目もあるのですが、正直そこまで興味はなかったので…
去年快晴で見られたので、いいかーといった具合です。
入間基地航空祭2019 その7 ― 2019年11月10日 06時49分
入間基地航空祭、プログラムには帰投までしっかり入っていました。
以前は、帰投自体は航空祭イベントに含まれませんでしたが、帰投目当てにいつまでも客が帰らないので、ここ数年は帰投もプログラムに含まれています。
●F-2B(33-8117)
ブルーインパルスの演目中ですが、すでにアプロンでは帰投準備が進められていました。
●RF-4E改(57-6907)
ファントムはエンジンスタート。排ガスは灯油ストーブの匂いと同じ(笑
ブルーインパルスの演目終了と同時にタキシング開始。
フルパワーで上がり、3テイクしてくれました。
この時間になると、雲もだいぶ下がってきて、絵的には最悪ですが(苦笑)、とにかく入間の最後をもり立ててくれました。
ギア・フラップ・アレスティングフックダウンでローパス。
入間基地航空祭最後の参加となるリコンファントム、今年度いっぱいで、唯一の偵察機部隊501SQも解隊となります。
これが見納めとなるファンも多かったはず。
唯一の背中ショット!
ボケボケですが、最後にA/B全開で百里基地に帰投していきました。
●F-15J(42-8844)
イーグルもエンジンスタート。ファントムに比べると静か(もちろんうるさい)。音の周波数がファントムより高めですね。
エアブレーキテストしながらタキシング開始。
303SQ所属の844号機、1984年生まれの通称SJ型、こちらは近代改修されずに、F-35Aの導入とともに去る予定となっています。
とは言え、もうしばらくは活躍するでしょう。気がつけば、最強のイーグルも35歳なのです。
ファントムがおじいちゃんなら、このイーグルは団塊世代ですかね。
天気が悪かった分、A/Bのリングがきれいに見えました。それにしても、ここまで全開で上がるとは!
●F-2B(33-8117)
個人的には余り見る機会がない2人乗りのB型。
パイロット的には、後ろにもう1人いるのは、精神的にも楽なのだそうです。
後席からゴソゴソとなにか出したと思ったら「自衛官募集」横断幕w
こちらもA/B全開で帰投していきました。
●C-2(68-1204)
C-2はこの後離陸滑走途中、コンプレッサーストールがあったようで、途中で離陸中止して、また戻りました。
その後、問題なかったのか無事離陸できました。
●AH-1S(73482)
パイロットは後席なのでガナーの全席はお手振り。
陸自のコブラも老朽化が進んでいますが、後継機のAH-64Dは13機で導入終了、その後はいまだ決まらず。
陸自の攻撃ヘリ部隊は、今結構危機的状況なわけですが、コスパ的にはAH-1Zの導入になるのかな?
●UH-60J(SP)(08-4590)
●SH-60K(8412)
同じH-60系のヘリコプターも、用途が違えばこうも外装品が変わるという例ですね。
特にSH-60Kは、国内でだいぶ魔改良されたので、オリジナルよりキャビンスペースが広くなっていたりします。
●T-400(71-5059)
最後はT-400。こちらも美保基地所属なので、関東だとなかなか見る機会がないですね。
他にもいたのですが、時間の関係で、これを見て退散しました。
以上、入間基地航空祭の様子でした。
次は百里基地、晴れるといいなぁ。
【新政酒造】生成(エクリュ)2014 生米麹仕込 蔵内熟成 ― 2019年11月11日 06時19分
なかなか手に入りづらいお酒ですが、あるところにはあるんですね♪
会社の同僚の行きつけの酒屋にあるということで、買ってきてもらいました。
新政酒造の、生成(エクリュ)2014 生米麹仕込 蔵内熟成です。
「生成」がどうやって「エクリュ」と読むのかはさておき、2014と書いてあることから、一見して古酒なのかなと?
このお酒の特徴は、「生米麹」「秋田産酒こまち」
紹興酒づくりに使用されるとされている生米麹を部分的に用いて…とあります。
そして2014は、蔵内熟成ということで、5年間蔵で寝かせたお酒です。
新政酒造は、他にない特徴的なお酒が多く、基本的に開栓後の品質維持のために、四合瓶主体、純米酒のみ、そして実験的なお酒も時々出しています。
生成は、新政酒造の酒こまちを使用したボトムライン、とHPには記載されていますが、そのボトムラインのお酒を5年間寝かせた、ということになるわけです。
限定5千本強の生産となるこのお酒、5年寝かせた古酒のイメージで飲むと、全く想像とは違いました。
よくある古酒は、独特の風味や個性(クセ)を感じさせるものが多く、好き嫌いが別れやすいものが多いのですが、このお酒については全くそういったクセは感じません。
「生米麹」を仕様ということで、確かにフレッシュな若い生酒とは違った、日本酒らしい深い味わいと深みはあるのですが、それがいつまでも口に残らず、最後にすっと引いていきます。
ほんの僅かですが、プチプチ感すらあります。ややどっしりしていて、なのに爽やかな酸味と甘味もあって、寝かせたお酒なのに、それを感じさせない口当たりの良さです。
いやはや、なんとも面白いお酒です。
1本あたり900円を寄付するということで、ほぼ利益はないでしょう。酒で復興支援とは素晴らしいです。
ほんとここの社長、やり手ですな。
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