AI Nikkor 24mm f/2で撮った写真をスキャンしてみた ― 2019年05月28日 06時44分
先日サイボクハムに行った際に撮影した写真。
AI Nikkor 24mm f/2で撮った写真(フィルムはNEOPAN ACROS 100)をスキャンしてみました。
▲AI Nikkor 24mm f/2の絞り開放
絞り開放。流石に大口径レンズ、広角でも、最短撮影距離に近い近接撮影、開放ではこれだけボケますね。
設計が古いだけあり、周辺になるほど背景ボケは流れている感じです。背景によっては、うるさいボケかもしれませんが、この作例では、あまり気にないかな。
▲AI Nikkor 24mm f/2のf2.8
この作例では1段だけ絞りました。多分シャッタースピードは1/2000ですね。こういう時は、F2の1/2000秒までのシャッタースピードはありがたいです。
もちろん、1/8000まで切れればもっとありがたいですが…。
周辺になるにつれて、収差の影響でコントラストが低下していますが、ピントに芯はあり、解像度が落ちているわけではないのがすごい。
現代の広角レンズは、ズームの24mmであっても、周辺まで高解像力で収差も殆どないレンズが多いですが、このレンズは70年代の設計ですから、周辺まで高解像力・高コントラストというのは無理な話。
ですがこのレンズは、解像度については絞り開放でも中心はかなりよく、周辺も解像力はあります。収差が出るのは致し方ないかな。
今度はカラーリバーサルで撮ってみたいです。
リバーサル、いつの間にか値上がりして、1本1600円とか…。
サイボクハムでAI 24mmを試す ― 2019年05月13日 06時26分
家族でサイボクハムに行ってきました。
子供を遊ばせられるアスレチックがあり、ハムやらソーセージやらステーキやらも売っています。レストランもあるし、テイクアウトで食べる場所もあって、温泉まで付いています。
家族連れに良い場所ですよ。
Nikon FのTシャツ来たのに、ボディはNikon F2 Photomic(笑
AI Nikkor 24mm f/2をフィルムで試すべく、F2に装着。
Photomicファインダーですが、不具合で絞り値に連動しないので、露出計も持参。アイレベルファインダーと変わらない…。
とは言え、使い心地はFよりもF2なんですよね。洗練されているというか。
撮影のメインはF2だったので、デジタル写真はスマホで。この日は母の日だったので、ソーセージやステーキのセットは「母の日セット」という限定メニューがありまして、それをチョイス。妻にはコエドビールを、自分はドライバーなのでノンアルコールビールで。プラス「もつ焼き」「ソーセージセット」も。
途中AI Nikkor 50mm f/1.2Sに交換。当然ながら、焦点距離が長く、Fマウントでも明るいレンズなので、ピントの山が見やすいですね。
露出計はセコニックのL-188。そろそろ電池がなくなってきました。そう言えば前回変えたのって何年前だろう?
フィルム1本撮り終えました。NEOPAN ACROS100。
NEOPANは復活するとの話もちらっと出ているようですが、富士フィルムはフィルム関連商品を30%程度値上げしました。
高級品になってきていますね…。
F2 Photomic ファーストショット ― 2018年11月25日 08時13分
2ヶ月前の写真をやっとアップ。
製造終了したFujifilm NEOPAN 100 ACROSにて撮影。
F2のPhotomicファインダーは、残念ながらメーターは振れるけど、絞りに連動しないようで、絞り開放状態でのメーター指針しかしていない模様。
なので、勘露出で撮影しましたが、概ね適正露出に入ったと思います。
黒が締まっていますし、むしろ曖昧なフォトミックファインダーの露出計より良いかも。
自分で貼ったモルトの光線漏れもなさそうです。良かった~。
そして、この写真を撮ったNikkor-H 85mm f/1.8は、カラーよりモノクロのほうが印象良いかも。
フルサイズミラーレスの時代になってきていますが、135判フィルムもまた楽しい世界です。
なかなか素晴らしいF2 Photomicのファインダ ― 2018年09月25日 15時09分
どうも、子供の溶連菌が感染ってしまって、本日子供と一緒にお休みのYamaroであります。なのでこんな時間にブログ更新です(笑
おかげさまで、熱は下がりました。ノドが痛いですが。
昨日は、家族でお出かけしまして、その際にF2 Photomicを持ち出してみました。
レンズはNIKKOR-H Auto 85mm f/1.8とPC-Nikkor 35mm f/2.8(New)の2本。
シャッターボタンがFと比較して押しやすい。これだけで撮影が快適です。指の位置が自然です。
巻き上げもFよりスムーズ。オーバーホールしたF(Photomic FTN)より滑らかなのね…。
何よりファインダが素晴らしいです。
Auto 85mmでは、すっとピント合わせができます。
マット面がFより明るいのに、ピント合わせがしやすいんです。もちろん中央のマイクロスプリットでも良いですが、中央に被写体がなくても、マット面デカで簡単にピントが合わせられます。これは今どきのデジタル一眼レフでは望むべくもないです。
そしてPC 35mm、こちらも暗い準広角レンズながら、ちゃんとピントの山が見えます。おかげですっとピントが合わせられ、シャッターボタンに集中できます。
PCレンズなんて常用に向かないかな、と思いがちですが、明るい日中なら、f8に絞ってもちゃんと像が見えます。自動絞りではない絞り込みレンズなので、絞り操作は面倒ですが、慣れればなんてことない。
シフトも、遊具の高いところで遊ぶ子供を撮るときに、目線の高さで撮るかのような感覚で撮影できるのが新鮮です。
あっという間に36枚撮り1本撮り終えました。FujifilmのACROSも、在庫後1本です。
NEOPAN ACROSは10月頃出荷終了予定となっているため、そろそろ最後の発注をしようかと思います。
おかげさまで、熱は下がりました。ノドが痛いですが。
昨日は、家族でお出かけしまして、その際にF2 Photomicを持ち出してみました。
レンズはNIKKOR-H Auto 85mm f/1.8とPC-Nikkor 35mm f/2.8(New)の2本。
シャッターボタンがFと比較して押しやすい。これだけで撮影が快適です。指の位置が自然です。
巻き上げもFよりスムーズ。オーバーホールしたF(Photomic FTN)より滑らかなのね…。
何よりファインダが素晴らしいです。
Auto 85mmでは、すっとピント合わせができます。
マット面がFより明るいのに、ピント合わせがしやすいんです。もちろん中央のマイクロスプリットでも良いですが、中央に被写体がなくても、マット面デカで簡単にピントが合わせられます。これは今どきのデジタル一眼レフでは望むべくもないです。
そしてPC 35mm、こちらも暗い準広角レンズながら、ちゃんとピントの山が見えます。おかげですっとピントが合わせられ、シャッターボタンに集中できます。
PCレンズなんて常用に向かないかな、と思いがちですが、明るい日中なら、f8に絞ってもちゃんと像が見えます。自動絞りではない絞り込みレンズなので、絞り操作は面倒ですが、慣れればなんてことない。
シフトも、遊具の高いところで遊ぶ子供を撮るときに、目線の高さで撮るかのような感覚で撮影できるのが新鮮です。
あっという間に36枚撮り1本撮り終えました。FujifilmのACROSも、在庫後1本です。
NEOPAN ACROSは10月頃出荷終了予定となっているため、そろそろ最後の発注をしようかと思います。
F2 Photomicにモルトを貼ってみたが… ― 2018年09月23日 06時35分
Amazonで買ったNikon F2用のモルトプレーン、早速貼ってみました。
フィルム室のモルト、細くて深い場所に貼るので、どうしても壁面に両面テープがくっついてしまう。
多少ねじれてしまいましたが仕方ないですね。
貼り方には工夫が必要です。
フィルム蓋。溝がない場所は、問題なく貼り付けできました。
ボディとファインダの結合部、ここはモルトがカットされていますが…
フォトミックファインダ側のモルトはカットされていなかったので、余り部分のモルトを切り出して貼り付け。
そして、ミラーボックス内も、正面側のモルトはあるのですが、両サイド側のモルトがないので、同様に余り部分を切り出して貼り付け。
最後にフォトミックファインダを分解して、絞り伝達がうまくいかないのが何か探ろうかと思いましたが、中身が結構複雑。
壊しては何なので、いずれプロにお願いすることにしましょう。
とりあえず、フィルム1本通してみて、光線漏れ確認ですね。
Nikon F2用カット済みモルト貼替えキット ― 2018年09月22日 06時55分
Nikon F2 Photomicのモルトプレーンを剥がす ― 2018年09月21日 06時19分
昨日は娘が流行りの溶連菌に感染…ってことで保育園お休みとなったため、Yamaroもお仕事お休み。
せっかく時間ができたので、F2 Photomicのモルトプレーン貼替え準備のため、ボロボロになったモルトを剥がす作業を行いました。
カメラを逆さまにして、まずはミラーボックス内から。綿棒と精密ドライバーを使って、まずは大まかにモルトプレーンを剥がしていきます。接着剤は、無水エタノールを使って剥がしていきます。
ミラーやスクリーンを傷つけないよう、慎重に作業します。
モルトプレーンは加水分解でボロボロになってしまうのですが、耐久性のある材料ってないものなのかな? そもそもカメラだって、数十年後のことは考えてないでしょうけど(笑
フィルム蓋のここは比較的簡単に剥がせましたが、下地のつや消し黒の無反射塗装まで剥がれて地が見えてしまった…。まあモルトを貼り直せば見えなくなるからいいんだけど。
フォトミックファインダを外して、ボディとファインダ側双方のモルトを剥がします。
ここが意外と頑固に粘着剤があって、剥がすのに苦労しました。
その他、ボディの汚れもついでに清掃して完了。
あとは、Amazonで注文したF2用にカット済みのモルトを貼るだけです。カット済みがあるとは便利な時代です。
動作テストすると、露出計自体は通電し、明るさに応じて針の触れ方も変わります。
シャッタースピードの変化にも追従します。
問題は絞りに対して追従しないこと。
Nikon F2 Photomicは、AI方式以前の、レンズ側のカニ爪とフォトミックファインダを機械連結させて露出計が動く仕組みですが、絞りを変更しても、露出計の指針に変化なし。
もちろん、最小絞りを伝達する「ガチャガチャ」は実施しています。このやり方は、Photomic FTNと同じです。
もっとも、絞りプレビューを行えば、現状絞り込み測光は可能なため、実用上は問題ないでしょう。
あとは精度が出ているかですが、ここはNikonでオーバーホールしたPhotomic FTNの指針との比較で検証してみます。
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