岩畳~からの~八幡家でかき氷 ― 2019年09月03日 06時41分
流しそうめんをたらふく食べて、またまた子供達のリクエストで岩畳へ。好きねぇ。
AI Nikkor 24mm f/2の絞り開放で、被写体の変なポーズは気にしないでくださいw
このレンズ、開放でも中心部の解像力は高く、逆に周辺はf2.8までは収差の影響が出ますが、この特性を逆手に取って、広角レンズだけど日の丸構図のポートレイトなんかに良いのではないかと思います。
で、もう腹が減ったとか抜かすので(散々流しそうめんで食べたのに…)、デザート食べにまた並ぶ。
長瀞では有名店なのかな? 一番並んでいるのでそうなんでしょう。
大きなかき氷が出てくる「八幡家」へ。
娘はいちごをチョイス。
妻は黒糖ミルクを。
うーんあま~い!
長瀞に流しそうめん食べに行ってきた ― 2019年09月02日 06時20分
毎年恒例になりつつある、長瀞の流しそうめんに行ってきました。
本当は、娘の誕生日にあわせて7月後半あたりに行く予定だったのですが、まさかの胃腸炎からの入院となってしまい、先送りとなっていました。
でも、この時期の気温のほうが過ごしやすいかな。
順番待ちの間、長瀞名物、岩畳を観光。去年は釣れない感じだった子供達が何故か今年はハマるw
割とあちこち見て回りました。
岩畳の上はさすがに暑い。岩が熱を持つんでしょうねぇ。
もう少し晴れていたらね。
長瀞長生館の流しそうめん。
予約はできませんが、その場でタブレットで番号を発券して、順番が近くなったらメールでの呼び出しも可能です。
自分が来た時点で20組近くの待ちでしたが、客回転は割と早めなので、待ち時間は1時間弱。
その間に、観光するのもよいかと。
順番が来ました。
流しそうめんは食べ放題、薬味もなくなったら追加できます。
飽きたら味変出来るので、結構楽しめるかと思います。
こんな感じで、向こうの番台?ブース?で茹でた麺を流してくれます。
対岸にも同じ用に竹筒があり、同時に8組程度が楽しめます。
ほとんどのお客さんは、15分くらいで終わってしまうっぽいですが、我が家は1時間近くいましたw
流れてくる麺のキャッチ、全部は無理! 箸から流れてしまいます。
流れた麺は桶に貯まるので、すくい上げて頂きます。
流しそうめんの流し撮りにチャレンジ! 戦闘機の流し撮りより難しいです。なぜなら麺の塊は動くから! 被写体ブレするんですね。
お腹いっぱいになったら、その旨を番台に告げると、最後にお口直しのミニトマトが流れてきて終了です。
もう9月ですが、まだまだ暑いので、涼し気な流しそうめんはおすすめです。
無限遠撮影におけるAI Nikkor 24mm f/2の各絞り比較 ― 2019年06月05日 06時34分
AI Nikkor 24mm f/2の無限遠撮影における、各絞りでの描写比較。
よくテストチャートによる比較はあちこちでされていますが、あれはあくまでそのテストチャートの撮影距離、しかも平面のテストチャートですから、実際にはより近接、より遠方、そして三次元のものを撮影する場合は、レンズの描写も変わってきますから、あくまで部分的な比較にしかなりません。
結局は自分がよく使うシチュエーションで、実写で判断するしかありません。
広角レンズなので、自分の場合は無限遠で使うことも多いと思うので、今回は風景を無限遠撮影しての比較です。
三脚に据えたわけでもないので、結構適当な撮影であることをご了承ください。
なお本ブログの制約上、解像度は4Kディスプレイに合わせた横方向3840ドットに落としています。
また、ヴィネットコントロールはオフにしています。
●AI Nikkor 24mm f/2(絞りf2)
さすがに古い大口径の広角レンズだけに、周辺は光量低下も大きく、収差も大きくなっています。
とは言え、中心部はD850でも十分に解像していることがわかります。
これはかつて保有していたAI AF Nikkor 24mm f/2.8Dの絞り開放より解像力は高い印象です。もっとも、保有していたレンズは片ボケ傾向にあったため、そもそもレンズの実力が出ていなかったとも言えますが…。
なお、倍率色収差補正をオフにしても、この撮影では色収差はほぼなかったことも記載しておきます。
●AI Nikkor 24mm f/2(絞りf2.8)
1段絞るだけで、周辺減光はだいぶ緩和されます。解像力もぐっと上がります。
●AI Nikkor 24mm f/2(絞りf4)
f4になるとコントラストも十分上がります。
●AI Nikkor 24mm f/2(絞りf5.6)
●AI Nikkor 24mm f/2(絞りf8)
●AI Nikkor 24mm f/2(絞りf11)
絞るに従って周辺まで解像力が上がっていきますが、四隅のほんの僅かな部分だけは、解像力が低く収差が多い感じです。
ただ、実用上全く問題ないですし、むしろそれ以外は均一に解像力の高さを感じます。D850でこれだけ解像すれば十分と言って良いでしょう。
40年前のレンズで、OHも何もしていませんが、このレンズは当たりレンズですね。
十分実用に耐えます。広角なので、MFでもそこまでピントはシビアではありません。
なお、f16やf22では掲載しませんが、絞り込みによる回折の影響で解像力は低下しますが、四隅の解像力は改善しませんので、実用上はf11まででしょうか。
今はAF-S NIKKOR 24mmのf/1.8Gやf/1.4Gといったより大口径レンズがラインアップされているため、本レンズはそれほど人気はないようですが、MF一眼レフとに組み合わせには、Gタイプレンズは事実上使用できないため、本レンズは十分価値があります。何よりコンパクトですから。
小河内ダムにて ― 2019年06月04日 06時22分
続き~
せっかくダムに来たんだから、娘をそそのかして(笑)見学してきました。
AI Nikkor 24mm f/2のテストも兼ねて。
f8まで絞れば、四隅を除けば解像力はD850でも十分です。さすがニッコール。当時のフィルムの粒状度を考えれば、そして当時としてはかなり広角の24mmと考えれば、十分すぎる解像力でしょう。
奥多摩湖の小河内ダム、手前にあるボートには「警視庁」の文字。
ってことはアレがアレでよく使うんでしょうなぁ(謎) まだどざえもんが上がったぞ~
小河内ダムは、AI Nikkor 24mm f/2よりさらに古く、建造から50年以上経過していますが、重力ダムらしく、強固なコンクリートの塊、まだまだ耐久性に問題はないそうです。
うひょー高いぜ。
展望塔が開放されていたので、入ってみました。
中はダムの模型があったり、床に地図が書かれていたり。見晴らし良いです。高所恐怖症の方にはたまらないでしょう(笑
対岸まで歩いてみました。緑が多くて目が良くなります。
建造中の時代が時代だけに、昭和32年のダム完成までに、87名もの殉職者がいたようです。そのための慰霊碑。
安全具装着、指差し確認、現在はより安全性に配慮した建築現場になっている…はずです。
以上、小河内ダムからでした。
奥多摩 水と緑のふれあい館 ― 2019年06月03日 06時31分
青梅でお蕎麦を食べた後、奥多摩湖の小河内ダムへ移動。
ダム湖畔には「奥多摩 水と緑のふれあい館」があります。
上のPlanarの開放で撮りましたが、被写体が遠いと開放でも収差多めながら、それなりに解像しますね。これが被写体が近いほど解像力低下、収差もぐっと増えます。そういう特性のレンズなんですね。
奥多摩の歴史の展示。人形の後ろに黒子の人形がいます(笑
雨です(笑
こういう子供向けの遊び場があり、家の子供達はこういうのが大好きで…ずーっと遊んでいました。
息子よ、お迎えがきそうな写真になったぞ…
Planarでf2に絞って撮影。1つ上の木のボールの遊び場写真はAF-S 35mm f/1.8G ED。レンズの違いによる描写の違いがわかりますね。
ボールサーカスによる水の旅だそうです。東京都水道局凝ってるねぇ。
子供らがずっとここで遊んでいて、なかなかダム湖の方に行けませんでした。
続く…
青梅の「手打ち蕎麦 玉川屋」に行ってきた ― 2019年06月02日 07時42分
何だか、ラーメンもいいけど、うどんや蕎麦も食べたい、ってことで思いつきで行ってきた奥多摩方面。
最初行ったお店が「1」がつく日がお休みで、ガーンとなって、もう1つの候補のお店に行きました。
奥多摩手前の青梅市にある、ここも有名店かな、手打ち蕎麦 玉川屋です。
既視感あるな…と思ったら、3,4年前くらいに行ってますね。茅葺屋根の古民家なお店です。
ああ思い出した。長い毛の生えてるだるまがあるんだ。きっとあの毛は伸びるんですね。
この写真は、AI Nikkor 24mm f/2の絞り開放で。
中央部分は十分解像力があり、照明はフレアっぽくなりますが、40年以上前のレンズと考えると、それほどフレアはひどくはないですね。デジタルでもちゃんと使えます。
周辺はやや解像力は低下するものの、ピントの芯は出ていて、これも40年前のレンズであることを考えると立派です。
そして、以前使っていたAI AF Nikkor 24mm f/2.8Dと同様、広角スナップ単焦点レンズとして、この画角は使い勝手がとても良いです。
今カメラ界隈で人気のRICOH GR3のような28mm広角レンズは、スナップ写真にも適していると言われていますが、35mmが標準な自分にとっては、もう一歩広角よりの24mmが使いやすいですね。
こちらは魚眼で。お昼ちょっと前に入店しましたが、この後すぐ待ちの人たちが。
早めの入店をおすすめします。
海外の方もいらっしゃいました。お蕎麦もポピュラーなジャパニーズヌードルですからね。
天ざるいただきました。
ちなみに麺の量はやや少なめだったので、男性なら大盛りがおすすめかな。
お蕎麦は王道の蕎麦といった印象。
子供らはとりわけで鴨汁うどん。あまりメニューには大きく書いていませんが、蕎麦だけでなくうどんも選択できます。
下の子はまだ3歳、多分蕎麦アレルギーはないはず(蕎麦と同じ釜で茹でたうどんなら多分食べている)ですが、あまり小さい頃から蕎麦を食べさせることもないので、ここはうどんで。
うどんも王道な感じのうどんでしたが、美味しかったですよ。
妻は肉汁蕎麦。豚肉と、もう一種類お肉が入ってたっぽいけど、猪とかかしら?
個人的には、肉汁と鴨汁がおすすめかな。ざるは、ややつゆがしょっぱいかな~。
美味しくいただきました。
ちなみに、会計はスマホの電子決済も可能に。今時ですねぇ。
上の写真はAF-S 35mm f/1.8G EDの絞り開放。やっぱり現代のレンズ。開放でもそつなくきちんと写ります。
AI Nikkor 24mm f/2用フード Nikon HK-2入手 ― 2019年05月29日 06時40分
AI Nikkor 24mm f/2用の純正レンズフード、HK-2を入手しました。
このフードは、AI Nikkor 24mm f/2と、その口径のAI Nikkor 24mm f/2S専用のフードで、かぶせ式です。
レンズ自体は、AI-S型が2005年頃に生産完了となっていますが、HK-2は未だ現行品。
初代のAI型が1977年発売ですから、このフードは1977年以来現行品なのです。Nikonすごいね、40年以上前から現代まで販売されているとは…。
本当は、レンズに合わせてNikonロゴが古い初期のものを入手したかったのですが、如何せん、別売りフードであまり出回っていないようで、新品を買ってみました。
我楽多屋さんなら、見つかりそうな気がします。
Nikonのかぶせ式フードは初めての購入ですが、現在主流の専用の爪で留める「バヨネット式」や、レンズフィルタ枠にねじ込む「ねじ込み式」とは違い、どちらかというと超望遠レンズで採用されることが多い「かぶせ式」。
HK-2はというと、写真のように枠の部分にゴムローレットが取り付けられていて、これをレンズの鏡胴にかぶせることで、取り付けられます。
超望遠レンズの場合は、枠にはめて、ネジを締めることで固定されますが、HK-2はゴムローレットが文字通り被せられるだけで、ネジはついていますが、これはゴムローレットを密着させるためだけのもの。
つまり、強い衝撃が食わると外れてしまう可能性はあります。
もっとも、フード自体はそれほど大きくないので、実用上これで十分とも言えますが。
うむ、やっぱりレンズはフードがあったほうがかっこよいですね! ネジも良いデザインアクセントになっています。
レンズがボロいのに、フードが真新しいのが気になりますが。
ちなみに、レンズもフードも、同じ商品で80年代位まではツヤがややの多い塗装で、90年代以降のものは半ツヤになっているものが多いです。
これは経年で古いものはツヤが多くなっているのか、はたまた塗装自体が変わったのか定かではありませんが、手持ちのAI Nikkor 50mm f/1.2Sも、生産が新しいので半ツヤ、中古で見る古いシリアルのものはツヤが多めです。
ところで、HK-2をはめると、レンズキャップが取り付けられないのです!
これは誤算だった…。キャップではなく、レンズハットも買う必要がありますね。ああアクセサリ沼…(笑
AI Nikkor 24mm f/2で撮った写真をスキャンしてみた ― 2019年05月28日 06時44分
先日サイボクハムに行った際に撮影した写真。
AI Nikkor 24mm f/2で撮った写真(フィルムはNEOPAN ACROS 100)をスキャンしてみました。
▲AI Nikkor 24mm f/2の絞り開放
絞り開放。流石に大口径レンズ、広角でも、最短撮影距離に近い近接撮影、開放ではこれだけボケますね。
設計が古いだけあり、周辺になるほど背景ボケは流れている感じです。背景によっては、うるさいボケかもしれませんが、この作例では、あまり気にないかな。
▲AI Nikkor 24mm f/2のf2.8
この作例では1段だけ絞りました。多分シャッタースピードは1/2000ですね。こういう時は、F2の1/2000秒までのシャッタースピードはありがたいです。
もちろん、1/8000まで切れればもっとありがたいですが…。
周辺になるにつれて、収差の影響でコントラストが低下していますが、ピントに芯はあり、解像度が落ちているわけではないのがすごい。
現代の広角レンズは、ズームの24mmであっても、周辺まで高解像力で収差も殆どないレンズが多いですが、このレンズは70年代の設計ですから、周辺まで高解像力・高コントラストというのは無理な話。
ですがこのレンズは、解像度については絞り開放でも中心はかなりよく、周辺も解像力はあります。収差が出るのは致し方ないかな。
今度はカラーリバーサルで撮ってみたいです。
リバーサル、いつの間にか値上がりして、1本1600円とか…。
サイボクハムでAI 24mmを試す ― 2019年05月13日 06時26分
家族でサイボクハムに行ってきました。
子供を遊ばせられるアスレチックがあり、ハムやらソーセージやらステーキやらも売っています。レストランもあるし、テイクアウトで食べる場所もあって、温泉まで付いています。
家族連れに良い場所ですよ。
Nikon FのTシャツ来たのに、ボディはNikon F2 Photomic(笑
AI Nikkor 24mm f/2をフィルムで試すべく、F2に装着。
Photomicファインダーですが、不具合で絞り値に連動しないので、露出計も持参。アイレベルファインダーと変わらない…。
とは言え、使い心地はFよりもF2なんですよね。洗練されているというか。
撮影のメインはF2だったので、デジタル写真はスマホで。この日は母の日だったので、ソーセージやステーキのセットは「母の日セット」という限定メニューがありまして、それをチョイス。妻にはコエドビールを、自分はドライバーなのでノンアルコールビールで。プラス「もつ焼き」「ソーセージセット」も。
途中AI Nikkor 50mm f/1.2Sに交換。当然ながら、焦点距離が長く、Fマウントでも明るいレンズなので、ピントの山が見やすいですね。
露出計はセコニックのL-188。そろそろ電池がなくなってきました。そう言えば前回変えたのって何年前だろう?
フィルム1本撮り終えました。NEOPAN ACROS100。
NEOPANは復活するとの話もちらっと出ているようですが、富士フィルムはフィルム関連商品を30%程度値上げしました。
高級品になってきていますね…。
AI Nikkor 24mm f/2 元箱取説付き ― 2019年05月12日 07時50分
フィルムマニュアルに、広角も欲しいなと思い、探していた広角レンズ。
元箱付きが、相場のよりお安く手に入りました。
●AI Nikkor 24mm f/2
元箱付き! 40年以上前のレンズが、なんと奇跡の元箱付き。
通常、元箱付きはコレクターズアイテムになることも多く、そこそこの値段がするのですが、こいつに関してはなぜか、想定よりかなり安く落札できました。自分でもびっくりですが、オークションではたまにあるんですよね、タイミングでしょうか。
しかも、このレンズは、所謂AI-Sレンズではなく、SがつかないAIニッコールと呼ばれるもので、1977年から80年代前半までしか販売されていない、過渡期なレンズです。
AI-Sレンズの解説は、有名な「決定版(?) ニコンFマウント解説」のHPに記載があるように、プログラムAEやシャッター優先AEで、絞りリングを操作せずとも、ボディ側で設定した絞りまで絞り込めるように対応させたレンズで、1980年以降順次AI-Sニッコールにマイナーチェンジされています。
このAI Nikkor 24mm f/2は、1977年10月に発売され、その後1981年12月には、AI-S化されたAI Nikkor 24mm f/2Sにバトンタッチされています。
AI-S化にあたっては、光学系の変更はないため、今となってはF4など対応ボディでもない限りは、AIレンズとAI-Sレンズの使い勝手の差は、それほど大きくはなさそうです。
ちなみにAI-S化されたAI Nikkor 24mm f/2Sは、その後2005年までの長きに渡り販売されため、球数はf/2.8系よりは少ないものの、探せばそれなりに中古市場には出回っています。恐らく90年代にはコーティングがスーパーインテグレーテッドコーティングに変更されているはずです。
逆に、AI-SではないAI Nikkor 24mm f/2は、中古市場でも少なく、まして元箱付きともなると、それなりに希少でしょうね。
Nikon Photomic FTNによく似合いますね。
f/2と当時としては大口径な広角レンズであり、2005年に販売終了後は、しばらくFマウントの24mm単焦点ニッコールレンズには、f/2.8までのものしかありませんでしたが、2010年により大口径のAF-S NIKKOR 24mm f/1.4G EDが、2015年には大口径だがリーズナブルなAF-S NIKKOR 24mm f/1.8G EDが登場しています。
また、f/2.8の24mmについては、Yamaroもかつて所有していたAI AF Nikkor 24mm f/2.8Dや、1981年から発売されているマニュアルのAI Nikkor 24mm f/2.8Sも、未だ現行品で、実は今のNikonには4種類の24mm単焦点がラインアップされていることになります。
とは言え、新しい2本のGタイプレンズは、マニュアル一眼レフでは絞りリングがないため実質使用できないため、マニュアル機ではf/2が最も大口径となります。
Photomicファインダーでは、旧来のカニ爪連動により、絞り値を露出計に伝達できますし、AI方式ですから、AI方式以降のフォトミックファインダーや、AI方式対応のAFフィルム/デジタル一眼レフでは、AIガイドにより絞り値位を伝達できます。
手持ちの一眼レフでは、最も古いPhotomic FTNから、F2 Photomic、F90X、F100、そしてD810やD850といったデジタル一眼レフまで、露出計が連動します。露出計を使用できませんが、D5x00やD3x00などエントリー一眼レフでも撮影可能です。
したがって、AIレンズやAI-Sレンズは、ある意味Fマウント最強の互換性を持ったレンズと言えます。
なので、最近はAFレンズより、AIレンズに興味があるわけで。
元箱だけでなく、当時の取説やタグまであります。これだけでコレクターズアイテムですね。
保証書も、最初のオーナーの物がついてきました。昭和53年12月12日に、銀座のウツキカメラで購入されたようです。時期的に、ボーナスが入って購入したんでしょうね。寮に住んでいた独身の男性…という感じですね。
もちろんこの寮は、Googleマップで見たところ現存しませんでした…。
ちなみにウツキカメラも十数年前に閉店したそうです。
D850で試写してみました。
レンズは光学系は驚くほどキレイで、ヘリコイドが若干グリス抜けによるスカスカ感あり、これはOHで改善可能です。
外観は、やや墨入れが薄くなっている程度で、割りかしきれい。40年以上前の製品とは思えないですね。
絞り開放では、中心部はオールドレンズとは思えないほど解像力、コントラストは高いですが、周辺はコントラスト低下し、収差が多いです。ただ、収差が多いだけで、解像力はそこそこあります。
絞るに従い、周辺も改善していき、f8~f11でピークに達します。
周辺減光は、開放では多く、f4まで絞ると周辺減光はほぼなくなります。
基本中心部は解像力があるので、周辺部をどう作画に生かしていくかが、このレンズの使いこなしでしょう。
まずはフィルム機で試そうと思います。
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