Xperia 1とXperia XZをベンチマークで比較してみた2019年07月20日 07時05分

もうね…、あまりに表題のこの2機種の快適度が違いすぎて、ベンチマークで比較してみました。
Xperia 1、全てが快適です。Xperia XZのAndroid8.0以降でもたつきがひどく、イライラしていたことが嘘のように快適です。

ベンチマークソフトは、スマホでは有名なAnTuTu Benchmarkです。

Antutu Benchmarkde

横にすると、21:9の横長具合が顕著なXperia 1(左側)。
ディスプレイも、Xperia 1では有機ELパネル、XZはIPS液晶パネル、コントラストでは当然有機ELに軍配が上がりますが、輝度だけで言えば液晶パネルにはかないません。
この辺り、屋外で使うことの多いスマホでは意見の分かれるところではあります。

で、ベンチマーク結果はこちら。

▼Xperia 1(SO-03L)
Xperia 1のAntutuスコア

下の広告がうざい…。ストレージは現時点で内蔵もSDカードも余裕があります。だまされないように。
さすが、CPUはオクタコアのQualcomm Snapdragon855だけありますね。

Xperia 1のスコアは総合6位!

総合スコアは6位とかなり良いですね。


▼Xperia XZ(SO-01J)
Xperia XZのAntutuスコア

いやはや…3年の差はこんなにあるのですが! Windows98の頃のパソコンを彷彿とさせますね。あの時代は3ヶ月毎にCPUが早くなっていましたが、あの時代ほどではないにしろ、スマホはまだPCより伸びしろがあるのでしょうね。

Xperia 1のスコアは総合51位と残念な結果

総合スコアは51位と残念な結果ですが、50位のSamsung Galaxy A9(2018)と大差はありません。
Galaxy A9は昨年のモデルで、CPUはミドルクラス用のQualcomm Snapdragon660が搭載されていて、メモリは6GBか8GBと、Xperia 1と同じか多いくらい。Xperia XZは3GBです。
ミドルクラスCPUのスマホと変わらないXperia XZですが、3年前の上級CPUであるQualcomm Snapdragon™820が搭載されていますから、メモリが不足気味な以外は、今どきのミドルクラスくらいの実力があり、そこはさすがに当時のハイエンドクラスだけありますかね。


最後に、AnTuTu Benchmarkの比較結果はこちら。

  Xperia XZ(SO-03L)  Xperia XZ(SO-01J) 
総合スコア   347382  134759
CPU  113128  36768
GPU   156325  62325
UX  67655  31604
MEM  10274  4062

総合スコアでは2.5倍以上の差が…。そりゃ体感でも差が出ますね。


さて、Xperia 1では、ライバルに遅れていると言われていたカメラにもテコ入れが入り、3眼カメラとなりました。
従来の標準(135判換算26mm)以外に、望遠(52mm)、超広角(16mm)の3種類のレンズとセンサが独立して搭載されています。
何れも1220万画素です。
写真をやっている人間感覚からすると、26mmは広角、52mmは標準、16mmは超広角というイメージですが、従来のスマホは単眼カメラの機種は、概ね26~28mmのレンズの搭載が多いですね。

というわけで、カメラレビューもしてみたいと思います。
個人的に、物撮りするのに従来のスマホのレンズは広角すぎて、歪んで嫌いだったのですが、52mmレンズ搭載で、これがもう少し自然に撮れそうです。