FUJINON UA107×8.4BEというバケモノレンズ2019年12月11日 06時59分

先日行われた、百里基地航空祭では、同航空祭では初めての試み?と思われる、大型ビジョンを設置していての、状況放映が行われていました。

百里基地航空祭の大型ビジョン

陸自の富士総合火力演習ではおなじみのものですが、航空祭で見たのはあまりないので、混んでいる中、状況確認しやすいという点においては、なかなか良いかなと思いました。人によっては撮影に邪魔かもしれませんが…

ここに、航空機や会場の様子を映していましたが、そのカメラはどんなものかと、会場後方の建物屋上を見てみると…

FUJINON UA107×8.4BE搭載カメラ

スポーツなんかのテレビ中継でよく見かけるようなカメラでした。

拡大してみてみると、レンズはFUJINON UA107×8.4BEという、2/3型センサカメラ用の、107倍ズームなんですね。
焦点距離8.4-900mm(フルサイズ換算47-5,025mm!)という、超高倍率かつ、超絶望遠レンズなのです。

FUJINON UA107×8.4BE

しかも開放f値は340mmまでF1.7。センサが小さいビデオカメラ用とは言え、すごいですね。
レンズの世界は奥が深いですね。

百里基地航空祭2019 WordPress版作成2019年12月07日 13時58分

F-4EJ改(37-8315)
百里基地航空祭2019のWordPress版ブログを作成しました。
以下のリンクからご覧ください。

https://yamaro.info/wordpress/2019/12/07/%e7%99%be%e9%87%8c%e5%9f%ba%e5%9c%b0%e8%88%aa%e7%a9%ba%e7%a5%ad2019-%e6%9c%80%e5%be%8c%e3%81%ae%e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%b3%e3%83%88%e3%83%a0%e7%a5%ad%e3%82%8a/

大量写真は、今後もWordPress版に、日々の記事は、しばらくはアサブロという感じで使い分けていこうかなと思います。

いよいよ今週末! ファントム最後の百里基地航空祭2019年11月26日 06時30分

12月1日(日)は、いよいよ百里基地航空祭です。

今回の百里基地航空祭が航空ファンにとって特別なのは、百里基地最後の、F-4EJ/RF-4Eファントムがメインの航空祭になるからです。

F-4EJ改(97-8416)

既に後継機のF-35Aの配備が始まっており、ファントムは2021年3月をもって退役します。
特にRF-4E/RF-4EJ率いる偵察部隊の第501飛行隊は、今年度いっぱいで解隊、そして2020年は百里基地での航空観閲式の年になるため、航空祭は行われない予定です。

F-4EJ改(77-8399)

F-4EJ改(07-8428)
↑昨年度退役した302SQのスペマファントムは、今年は地上展示が行われます♪


ですから、後1年ちょっと飛ぶ第301飛行隊のファントムも、百里基地航空祭では、今回が見納めとなります。

百里基地航空祭2019パンフレット

パンフレットによれば、今回はブルーインパルスも訪れるため、混雑が予想されます。
ファントムよりブルーインパルス目当てのファンも多いためですが、ブルーが一般的に午後開催なのに対して、珍しくお昼前にスケジューリングされているのは、午後のラストを飾るファントムがメインだぞ~という意気込みの現れ、と個人的には思っています。

が!

RF-4E改(47-6905)
↑去年の午後の撮影

午後は、エプロンエリアからの撮影は、写真的には逆光になってしまうんですよ!
上の写真、つい先日退役したRF-4E改の905号機ですが、この写真もだいぶ暗部を持ち上げていますが、元写真はかなり暗いのです。

以前であれば、基地内に駐車場があった時は、山川門付近の駐車場から撮影できましたが、去年より基地内の駐車場はなくなりパークアンドライドに、そして山川門付近は厳重に柵が設置されて閉鎖されたため、午後のベストポジションでの撮影は厳しいですね。
とは言え、せっかくのファントム祭り、マナーを守ってしっかり楽しみたいですね。

駐機エリア

302SQと501SQの記念塗装機、特別塗装機は、退役機の展示となるため(501SQのは一部現役機と思われる)、もちろん飛びませんが、301SQの記念塗装機は、この駐機の仕方からして、飛ぶことが期待されますので、ケロヨンスペマ、じっくり見られることを期待します!

F-4EJ改(37-8315)とスカイマーク

さらば905号機2019年11月15日 06時49分

先日11月5日、RF-4Eの905号機が、百里基地航空祭を待たずに退役したとのこと。
自分にとっては、10月28日に撮影した写真が、最後の飛んでいる姿となりました。

●RF-4E改(47-6905)
RF-4E改(47-6905)


RF-4E改(47-6905)

スペマなので、恐らく百里基地航空祭では、地上展示となるはずです。洋上迷彩機も、現役で飛べる機体は後1機だけかな?
今年度いっぱいの、唯一の偵察機部隊、第501飛行隊最後の航空祭、楽しみですね。

続々と退役するファントム、後1年ちょっとが勝負です。

こちらは2011年8月に撮影した、まだ洋上迷彩ではなかった頃の905号機。

RF-4E改(47-6905)

緑の迷彩も、日本のリコンファントムらしくてカッコいいですね。

RF-4E改(47-6905)

この当時はまだNikon D300とAF-S 70-200mmに2倍テレコンで撮影していた時代。
ただ、滑走路の改修工事で、手前側で離着陸していた頃なので、DXフォーマットの400mmでなんとか撮れていました。

退役の進むC-1輸送機2019年11月14日 06時56分

入間基地航空祭といえば、毎回遠方に退役機が停まっているのが確認できます。

●C-1(78-1025)
C-1(78-1025)

70年代から31機製造されたC-1ですが、初期製造のものから退役が進んでいます。
20番代はまだ現役の期待が多いですね。


●C-1(58-1013)
C-1(58-1013)

エプロンから遠方には、退役したC-1が3機確認できました。
013号機は、1975年製造の機体で、去年(2018年)の航空祭でも、この場所に停まっているのが確認されていて、その時はまだ垂直尾翼は健在でしたが、今回は取り外されていました。
2018年の春頃までは現役だったこの機体、退役して1年以上経過しているはずですが、まだここに残っているのは、部品取りのために維持されているのか、はたまた解体費用がつかずに放置されているのか?
かつて、大雪で格納庫の屋根が崩壊し、整備中だった海上自衛隊のP-3C哨戒機が破損した時も、長いこと機体が置かれていましたが、あれは元々退役予定ではなかったために、解体予算が付けられず、長いことそのままになっていた…と識者より聞いたことがあります。
C-1の場合は、予定された退役でしょうから、部品取りなのかな?

退役したC-1

こちらも垂直尾翼を取られて、機種も向こうを向いていて、機体番号が確認できません。左の機体は、10番台かな?
まだエンジンのカウルは外れていますが、エンジン自体は取り付けられていて、これから取り外すのでしょうか? 最近退役したのかな?
といろいろ妄想しますが、こうして解体されていく様を見るのは、寂しい限りですね。

入間基地航空祭2019 その72019年11月10日 06時49分

入間基地航空祭、プログラムには帰投までしっかり入っていました。
以前は、帰投自体は航空祭イベントに含まれませんでしたが、帰投目当てにいつまでも客が帰らないので、ここ数年は帰投もプログラムに含まれています。

●F-2B(33-8117)
F-2B(33-8117)

ブルーインパルスの演目中ですが、すでにアプロンでは帰投準備が進められていました。

●RF-4E改(57-6907)
RF-4E改(57-6907)

ファントムはエンジンスタート。排ガスは灯油ストーブの匂いと同じ(笑

RF-4E改(57-6907)

ブルーインパルスの演目終了と同時にタキシング開始。

RF-4E改(57-6907)

RF-4E改(57-6907)

フルパワーで上がり、3テイクしてくれました。

RF-4E改(57-6907)

RF-4E改(57-6907)

この時間になると、雲もだいぶ下がってきて、絵的には最悪ですが(苦笑)、とにかく入間の最後をもり立ててくれました。

RF-4E改(57-6907)

ギア・フラップ・アレスティングフックダウンでローパス。
入間基地航空祭最後の参加となるリコンファントム、今年度いっぱいで、唯一の偵察機部隊501SQも解隊となります。

RF-4E改(57-6907)

これが見納めとなるファンも多かったはず。

RF-4E改(57-6907)

唯一の背中ショット!

RF-4E改(57-6907)

ボケボケですが、最後にA/B全開で百里基地に帰投していきました。


●F-15J(42-8844)
F-15J(42-8844)

イーグルもエンジンスタート。ファントムに比べると静か(もちろんうるさい)。音の周波数がファントムより高めですね。

F-15J(42-8844)

エアブレーキテストしながらタキシング開始。

F-15J(42-8844)

303SQ所属の844号機、1984年生まれの通称SJ型、こちらは近代改修されずに、F-35Aの導入とともに去る予定となっています。
とは言え、もうしばらくは活躍するでしょう。気がつけば、最強のイーグルも35歳なのです。
ファントムがおじいちゃんなら、このイーグルは団塊世代ですかね。

F-15J(42-8844)

F-15J(42-8844)

F-15J(42-8844)

F-15J(42-8844)

天気が悪かった分、A/Bのリングがきれいに見えました。それにしても、ここまで全開で上がるとは!


●F-2B(33-8117)
F-2B(33-8117)

個人的には余り見る機会がない2人乗りのB型。
パイロット的には、後ろにもう1人いるのは、精神的にも楽なのだそうです。

F-2B(33-8117)

後席からゴソゴソとなにか出したと思ったら「自衛官募集」横断幕w

F-2B(33-8117)

F-2B(33-8117)

こちらもA/B全開で帰投していきました。

●C-2(68-1204)
C-2(68-1204)

C-2はこの後離陸滑走途中、コンプレッサーストールがあったようで、途中で離陸中止して、また戻りました。
その後、問題なかったのか無事離陸できました。


●AH-1S(73482)
AH-1S(73482)

パイロットは後席なのでガナーの全席はお手振り。
陸自のコブラも老朽化が進んでいますが、後継機のAH-64Dは13機で導入終了、その後はいまだ決まらず。
陸自の攻撃ヘリ部隊は、今結構危機的状況なわけですが、コスパ的にはAH-1Zの導入になるのかな?


●UH-60J(SP)(08-4590)
UH-60J(SP)(08-4590)


●SH-60K(8412)
SH-60K(8412)

SH-60K(8412)

同じH-60系のヘリコプターも、用途が違えばこうも外装品が変わるという例ですね。
特にSH-60Kは、国内でだいぶ魔改良されたので、オリジナルよりキャビンスペースが広くなっていたりします。


●T-400(71-5059)
T-400(71-5059)

最後はT-400。こちらも美保基地所属なので、関東だとなかなか見る機会がないですね。

他にもいたのですが、時間の関係で、これを見て退散しました。
以上、入間基地航空祭の様子でした。
次は百里基地、晴れるといいなぁ。

入間基地航空祭2019 その62019年11月09日 07時53分

入間基地航空祭の午後を飾るのは、ブルーインパルス。

●T-4(26-5690)
T-4(26-5690)

T-4(26-5690)

退役したC-1が遠方に見えます。
ブルーの690号機は、2017年で退役したブルーインパルス機の補填として、2018年にブルーインパルス仕様に更新された機体です。
ブルーインパルスの機体は、激しい機動をするためか、退役したブルーインパルスの機体も、1994年製造と、70年代の戦闘機が現役の我が国の中では若い部類に入るはずなのですが、相当痛むのでしょうね。

午後は曇りがさらに進行し、遠方には雨雲も見えてくる状況で、期待はしていませんでしたが、案の定航過飛行のみの、通称「第5区分」のみとなりました。

デルタダーティ

デルタダーティで進入。

リーダーズベネフィット

リーダーズベネフィット。

ダブルライン

ダブルライン。せっかく持ってきた魚眼レンズも、今回は無駄に終わりました…

ポイントスター

ポイントスター?
第5区分でしか見られない演目もあるのですが、正直そこまで興味はなかったので…

上空でブレイク

着陸

演目終了

去年快晴で見られたので、いいかーといった具合です。

入間基地航空祭2019 その52019年11月08日 06時46分

午前のラストを飾るのは、C-1輸送機。
C-2輸送機の導入に伴い、こちらも徐々に数を減らしつつあります。この日も、滑走路の向こう側には、退役したC-1輸送機が3機見られました。

C-1フォーメーション

フォーメーションで進入する3機。フラップとギアダウンして、低速飛行。

●C-1(78-1026)
C-1(78-1026)

C-1(78-1026)

空挺降下

空挺降下


●C-1(78-1025)(98-1029)
C-1(78-1025)(98-1029)

ファンブレイクは、この撮影ポイントでは、ちょっと重なり具合がいまいちでしたかね。
去年の歌舞伎塗装機の時は、天気も良かったのですが、今回は霞がかった曇天が残念。


●C-1(08-1030)
C-1(08-1030)

C-1(08-1030)


相変わらずのえげつない機動を見せるC-1輸送機。お腹の塗装の汚れ具合がまたいい感じ。

C-1(08-1030)

長らくこんな機動を見せてくれたC-1ですが、徐々に退役しつつあります。後何年見られるのか…
31機製造されたC-1ですが、現役機はすでにその半分程度になっています。

C-1(78-1026)

C-1(08-1030)

午前の演目は以上で終了。
今年は観客が少なかったせいか、前で見ていましたが、やはり前に来ちゃうと身動きが取りづらいのが難点ですね。まあタキシングの写真を撮れるのは良いのですが。

入間基地航空祭2019 その42019年11月07日 06時40分

ダラダラ編集しています、入間基地航空祭2019。

●CH-47J(LR)(17-4500)
CH-47J(LR)(17-4500)

毎年恒例の、CH-47による消火バケットのスリング展示。今年はなぜか、バケットから出る水量が少なめでした。
天気が悪かったので目立ちにくかった?

CH-47J(LR)(17-4500)

再び上がるシルバーインパルスとのコラボ。撮影場所からは、CHの正面画像が撮りづらかったな。


●UH-60J(SP)(08-4590)
UH-60J(SP)(08-4590)

UH-60Jのメディックはスリングによる救助の展示。救難最後の砦、UH-60Jは、近年空中給油プローブ装着機も増えてきました。
エンジン出力が大きく、航続距離も長いため、警察や消防の救難ヘリでは難しい場所の救難も可能です。


オープニングフライトで飛んだT-4のシルバーインパルス、今度は展示飛行です。
例年、ブルーインパルスに負けないくらいの点を披露する、入間基地司令部支援飛行隊所属のシルバーインパルス、今年は2機のみと寂しい展示でしたが(T-4のエンジン不具合による飛行停止絡みか?)、さすがベテランパイロット揃いのシルバーインパルス、キレッキレのフライトは相変わらず。

T-4(46-5719)

シルバーインパルス

シルバーインパルス

シルバーインパルス

シルバーインパルス

T-4(46-5719)

T-4(16-5796)

タッチアンドゴー。流そうと思ったら、見事にブレちゃったなーw

T-4(46-5719)

T-4(16-5796)

T-4(46-5719)

コンパクトな機体ですが、斜め前から撮るとカッコいいですねぇ。

入間基地航空祭2019 その32019年11月06日 06時47分

入間基地航空祭2019のオープニングフライトを飾るのは、珍しい構成、司令部支援飛行隊のU-4(中央)と、シルバーインパルスのT-4が2機。

司令部支援飛行隊のU-4とシルバーインパルスのT-4

司令部支援飛行隊のU-4とシルバーインパルスのT-4

●T-4(46-5719)
T-4(46-5719)

オープニングフライトを終えたT-4。
続いて飛行点検隊のフライト。YSが見られるのもあと僅か。

●YS-11FC(52-1151)
YS-11FC(52-1151)

YS-11FC(52-1151)

160号機が退役してしまいましたが、151号機は健在。このエンジン音が、幼少期からYSに親しんだ自分には懐かしいです。
このドン曇りの天候が本当に残念です。

YS-11FC(52-1151)

YS-11FC(52-1151)

YS-11FC(52-1151)

ペラ機は、シャッタースピード上げられない(上げてしまうとペラが止まって写ってしまう)ので、なかなか撮影が難しいですね。

YS-11FC(52-1151)

時折太陽が顔を出して、露出も難しいです。
来年は…飛ぶのかな? もう退役かな?

U-125(39-3042)
U-125(39-3042)

U-125もフライトを終えて、隊員が降りてきます。カッコいいですね。

●C-1(78-1026)
C-1(78-1026)

C-1が上がります。

続く…