Recon Optical KS-87E 前方偵察カメラ ― 2018年02月11日 05時39分
もう9年も前の百里基地航空祭で展示されていた、RF-4E偵察機に搭載されている、KS-87E前方偵察カメラ。
カメラ好きとしては、どんなカメラなのか、どんなフィルムを使っているのか気になるところですが、あまり日本語の情報はないようです。
ちなみに、まだRF-4Eが現役なので、補修部品の調達が続いています。
こちらを見ると、KS-87Eの調達部品として「CCA,AUTOMATIC EXPOSURE CONTROL」と記載されていて、これはカメラの前方に取り付けられている自動露出計のようです。
レンズのクローズアップをみると、大きなレンズの右横に取付けてあるのが露出計のようで、昔のセレン光電池露出計のような感じですね。つまり、TTL露出計ではないということです。
そもそも、こいつはデジタルではなくフィルムカメラで、これを撮った2009年時点でも、そろそろ旧式でしたが、デジタルカメラ全盛期となった今、フィルムで撮影し、基地に戻って現像しないと偵察結果を得られません。
フィルム残量を気にすること無く無尽蔵に撮影し、基地に戻る前に撮影データを転送できる、現代のデジタル偵察機材の前では、さすがに旧式感は否めませんね。
レンズを見ると、「18INCH f/4」とあり、mmに換算すると457mm f/4レンズということになります。これが35mm判フィルムだと望遠レンズですが、「FORMAT 4.5x4.5 INCH」と書かれているため、フィルムも相応に大きく、さほど望遠でもないですね。でもこれだけ大きいレンズでf/4なので、いい値段がしそうです。
英語のWikipediaを見ると、KS-87で撮影したフィルムを確認する様子が掲載されています。
なお、レンズに書かれている「PACIFIC OPTICAL DIV OF RECON/OPTICAL INC.」という社名、調べると、現在はRECON OPTICALはGoodrich ISR Systemsになっているようです。
RF-4Eの退役とともに、このカメラも引退でしょう。
飛行機撮り納めは厚木基地で ― 2017年12月29日 07時03分
年末ですね。
今年最後のヒコーキ撮影は、厚木基地に行ってきました。自衛隊は、もう先週末、定期任務や緊急出動以外の訓練では飛行納めしています。
米軍なら飛んでいるだろうし、海自の哨戒機は年末年始も関係なく任務についているので、厚木へ。願わくば、ライノが撮れれば良いかなと。
●MH-60S(165838)
●MH-60S(168534)
MH-60SをRAW現像でモノクロ化、レッドフィルターを使用。
これがなかなか良い(自画自賛)。機体が浮かび上がるようです。
●UC-12F(163560)
この日は、MH-60SとUC-12Fのアプローチとタッチアンドゴーだけで、残念ながらライノは現れず。
ですが、公園で座りながらまったり撮影できたので良しとしましょう。天気も良かったし。
で、そろそろ帰ろうと、カメラをクルマにしまって、トイレに寄って戻ってくると、遠方に機体が!
慌てて車に戻ってカメラを出して、撮影したのがP-1哨戒機。
●P-1(5508)
慌てていてフレーミングもなにもあったものじゃないけど、飛んでいるP-1は、観艦式以来だったのでよかったよかった。
今日は保育園のお遊戯会 ― 2017年12月09日 05時51分
17/11/27百里基地ダイジェスト5 ― 2017年12月05日 06時38分
17/11/27百里基地ダイジェスト4 ― 2017年12月03日 08時49分
17/11/27百里基地ダイジェスト3 ― 2017年12月02日 07時19分
17/11/27百里基地ダイジェスト2 ― 2017年12月01日 06時46分
17/11/27百里基地ダイジェスト1 ― 2017年11月30日 06時47分
百里基地でNikon D850の12bit圧縮RAWを試す ― 2017年11月29日 06時43分
一昨日の百里はアラハン前で撮影。
事故渋滞で到着が遅くなりました。着いた直後は、雲は多めでも晴れていたのですが…
すぐに雲が厚くなってきてどよーん。
残念な雲です。
今回は、タイトルにあるように、12bit圧縮RAWで撮影しています。
D850導入から2ヶ月半。
その性能には満足しているものの、4575万画素の14bitロスレス圧縮RAWは1枚50MB超。
これは、D800やD810でもほぼ同じでしたが、それらと比べて圧倒的に連写性能がよいD850、撮影枚数も増え、例えば今回百里に行った際の撮影枚数は2500枚。
D800/D810の時は1500~2000枚だったので、着実にデータ量が増えます。
ということで、今回の百里基地撮影では、普段の14bitロスレス圧縮ではなく、12bit圧縮で撮ってみました。
12bit圧縮の場合、1枚約35MBとなり、単純に30%程度のデータ削減となります。
ちょっと前のNikon Rumorsに、海外のフォトグラファーのD850のレビューがあり、その中に、12bit設定では暗部の階調破綻が指摘されていました。実際にこれがどの程度影響するか?
また、RAWのMやSについても、内部処理的にはLサイズのものを一度生成後に、画素を削る処理となるため、最終的なデータ量は減るものの、処理工程が増えるため、連続撮影枚数は低下します。
このため、連写撮影においては、RAWのMやSを使うメリットは、連続撮影枚数を稼ぐという意味では無いようです。
階調を持ち上げてみて、特に破綻を感じるような場面は、この時点ではなさ気です。
失敗したのを超絶トリミングしても、ブログ掲載程度なら使えてしまうのがD850。
暗部の階調破綻というよりは、それなりに載るノイズが気にならなくはないかな…という程度。
続きはまた。
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