16年前の保安灯 JIMBO SNL-1のバッテリを交換した ― 2018年09月04日 06時24分
ここ数年、地球温暖化のせいか、関東はゲリラ豪雨が多くなりましたが、先日は夜に雷が多発して、2回ほど停電が発生しました。
我が家は、東日本大震災の前から、PCやレコーダー、NASとネットワークはUPS(無停電電源装置)を3台導入しているため、PCと通信インフラ系は問題ないのですが、マンション備え付けの保安灯が、停電時に風前の灯であることが判明。
築16年のマンションです、ここに引っ越してから、あちこち傷んだものを交換してもらいました。ガスコンロや食洗機、給湯器、水栓…
保安灯も、古いので交換してもらってもいいのですが、不動産屋の対応が異常に遅く、ここは自費でバッテリ交換することに。
ところが、保安灯、JIMBO SNL-1は16年前のもので、既に交換用バッテリSNL-BTは廃番になっている模様。検索しても互換バッテリすら引っかからず。
後継品はSNL-2となり、そのバッテリも形状が異なるSNL-BT2、つまり流用も効きません。
これがPanasonic(旧松下電器)なら、古くても交換バッテリがあったりするのですが…。
電池はSONY製(2NC270AA-SC)の今や懐かしいニッカド電池で、2.4Vの記載。1.2Vのセルを2個直列させています。
仕方がないので、似たような大きさで、Panasonicの保安灯用のニッケル水素電池(WH9905P)があったので、買ってみました。
Panasonicともなると、互換バッテリも売っているのですが、大して安くもないので、安心のPanasonic純正品をチョイス。
コネクタ形状も似ているので、うまく行けばそのまま流用可能かなと。
※バッテリはJIMNO純正品ではないので、この先の記事は自己責任でご確認願います。何か起きても当方は一切感知しません。
残念、両者のコネクタ形状は微妙に違いました。そのままでは刺さりません。
仕方がないので、改造します。
方法としては、元のJIMBOのバッテリから、ハンダ付されているハーネスを流用する、もしくはコネクタのみ流用する、が考えらます。
▲外装を外したJIMBO純正バッテリSNL-BT ハーネスはセルにはんだ付け
とりあえず、簡単にできる方から先に。
コネクタからコンタクトを外し、同じ端子形状ならラッキーです。(以降スマホ画像なのはご勘弁を)
下の写真の、赤丸のコネクタの爪を押し上げることで、コンタクトがコネクタから外れます。
ショートさせないよう、プラス側だけ外しました。見た感じ、両者のコンタクト形状は同じに見えます。
ラッキー!
ということで、コネクタを入れ替えるだけで済みました。
ハンダ付けだと、外装フィルムを破らなければならないため、手間が省けました。
ということで、そっくりコネクタを入れ替えます。ショートさせないよう、古いバッテリは端子を絶縁し、片方づつ外して取り付けます。
うまくいきました。WH9905Pのコンタクトはコネクタにしっかり挿入し、抜け防止もキチンと効いています。プラスとマイナスだけは間違わないよう、十分注意します。
保安灯に接続すると、ちゃんと光りました!
ニッカドからニッケル水素電池に変わりましたが、恐らくこの手の充電回路はトリクル充電で弱い電流で充電すると思われ、ニッケル水素でも"多分大丈夫"と思います。
後何年住むかはわかりませんが、これでしばらくは大丈夫でしょう。
※もう1度書きますが、ショートや充電不良による電池破裂など、純正品ではないため、改造はリスクがあります。電装品に詳しくない方は真似しないように!
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