Leica・Panasonic・SIGMAのアライアンスで混沌とするフルサイズミラーレズ2018年09月26日 06時35分


Lマウントアライアンス
2018年は、カメラ業界の大きな転換期なんでしょうね。
フィルムからデジタルに移行した時以上に、大きなインパクトのある転換期と思われます。

2018年9月25日、かねてから噂されていた、Leica・Panasonic・SIGMAの提携ですが、蓋を開けてみると、Leicaがすでに採用しているフルサイズミラーレスマウント規格のLマウント(L39スクリューマウントではない)を、PanasonicとSIGMAがライセンス提携を結んで採用する、といった内容でした。
恐らくLeicaだけでは、Lマウントの競争力がないから、というのもあるかもしれませんし、Panasonicは新規でマウント開発するのも難しい、SIGMAはNikonやCanonがマウントの情報開示をしないため、これまで以上に開発が難しい、そんな3社の思惑が一致したとも言えます。

LeicaとPanasonicは、デジタルカメラ時代となってから、早くから提携しているのは周知の事実で、光学系・メカ系に強いLeicaと、電装・デジタル処理に強いPanasonicの連携プレーで商品を出していました。
また、実はLeicaはSIGMAともレンズ開発で提携していたこともあり、これまで発売されたLeicaのズームレンズの一部は、SIGMAが設計したと言われています。

Panasonicは、早速新規フルサイズミラーレスボディの開発を発表しました。

Panasonic LUMIX S1R

なかなかかっこよさそうです。
そして、SONYやNikon、Canonでは何かしらが欠けている要素、XQD+SDのダブルスロット、レンズとボディ両方の手ぶれ補正Dual I.S.、4K60pに対応と、なかなかのスペックです。2400万画素のS1と、4700万画素のS1Rの2機種発表は、Nikonと同じ感じですね。
これまでのM4/3のパナ機のように、空間認識のコントラストAFのみでいくのか、像面位相差AFを使うのか、まだ何もわかりませんが、これまでSONY、Nikon、Canonのフルサイズミラーレスがいまいちしっくり来なかっただけあり、なんとなくPanasonicがそこにハマってくれそうな予感です。


SIGMAも、今後SAマウントのカメラは開発せず、Lマウントで行くようなので、フルサイズかAPS-CのFoveonセンサカメラが出るのでしょうね。
そうなると、SIGMAからNikon Zマウント、Canon RFマウントレンズが出るのは微妙そうで、両者向けには従来の一眼レフマウントで出して、後はマウントアダプタでお好きにどうぞ、となるかもしれませんね。

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