Nikon F2 Photomicのモルトプレーンを剥がす ― 2018年09月21日 06時19分
昨日は娘が流行りの溶連菌に感染…ってことで保育園お休みとなったため、Yamaroもお仕事お休み。
せっかく時間ができたので、F2 Photomicのモルトプレーン貼替え準備のため、ボロボロになったモルトを剥がす作業を行いました。
カメラを逆さまにして、まずはミラーボックス内から。綿棒と精密ドライバーを使って、まずは大まかにモルトプレーンを剥がしていきます。接着剤は、無水エタノールを使って剥がしていきます。
ミラーやスクリーンを傷つけないよう、慎重に作業します。
モルトプレーンは加水分解でボロボロになってしまうのですが、耐久性のある材料ってないものなのかな? そもそもカメラだって、数十年後のことは考えてないでしょうけど(笑
フィルム蓋のここは比較的簡単に剥がせましたが、下地のつや消し黒の無反射塗装まで剥がれて地が見えてしまった…。まあモルトを貼り直せば見えなくなるからいいんだけど。
フォトミックファインダを外して、ボディとファインダ側双方のモルトを剥がします。
ここが意外と頑固に粘着剤があって、剥がすのに苦労しました。
その他、ボディの汚れもついでに清掃して完了。
あとは、Amazonで注文したF2用にカット済みのモルトを貼るだけです。カット済みがあるとは便利な時代です。
動作テストすると、露出計自体は通電し、明るさに応じて針の触れ方も変わります。
シャッタースピードの変化にも追従します。
問題は絞りに対して追従しないこと。
Nikon F2 Photomicは、AI方式以前の、レンズ側のカニ爪とフォトミックファインダを機械連結させて露出計が動く仕組みですが、絞りを変更しても、露出計の指針に変化なし。
もちろん、最小絞りを伝達する「ガチャガチャ」は実施しています。このやり方は、Photomic FTNと同じです。
もっとも、絞りプレビューを行えば、現状絞り込み測光は可能なため、実用上は問題ないでしょう。
あとは精度が出ているかですが、ここはNikonでオーバーホールしたPhotomic FTNの指針との比較で検証してみます。
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