【小林酒造】鳳凰美田 ワイン酵母スパークリング 純米吟醸 ― 2019年03月29日 06時15分
2月に栃木で購入した、鳳凰美田のスパークリング。
時期限定で、お店の方にも、すぐ売り切れます、と言われたこのお酒。
ワイン酵母を使用した日本酒。
ついに開栓のときが。
どうですこの澱。ちょっとやそっとじゃ混ざりません。
というより、お店の人には、吹き出し系なので混ぜないで、ゆっくり時間をかけて開栓してくださいとのお達し。
なので、ソロ~リ、ソロ~リとゆっくり開栓。
一瞬シュワーと来たような。
あれ?
あれれ?
あれれれれ?
吹き出さずに開栓できました(汗
もしや、少し時間を置きすぎたか?
ということで、若干拍子抜けしつつも、まずは上澄みをゆっくりと注ぎました。
上澄みの時点で、濁っていますね。
上品な香りです。芳香は爽やかで癖がない。
一口含むと、爽やかな甘さと、ほんのり辛さの後に、上質な余韻が。
ワイン酵母と言うと、以前長野の小布施ワイナリーが作ったワイン酵母の日本酒を飲んだことがありますが、あれとは全く別物。
ワインを彷彿とさせる酸味ではなく、日本酒そのものの酸味で、言われなければワイン酵母を使った日本酒とは思わないでしょう。
シュワシュワは若干残っていましたが、このお酒はもう少し早めに飲んだほうが良かったかな?
とにかくガス抜きはされていたので、次はやや温度が上がったのを見計らって、澱を混ぜて飲んでみました。
完全な濁り!
とにかく澱が固まって混ざりにくい。
むむ! 普通澱を混ぜると、苦味が増す場合が多いのですが、こちらは甘さが増しました。
しかし強い甘さではなく、あくまで上品。温度が上がると甘みが増しますが、同時に辛さも増して、あくまでもバランスは保たれます。
強すぎることのない甘さと辛さ、そしてすっと引いていく余韻もよい。
これはベストなお酒です。
惜しむらくは、期間限定でまずも少ないので、なかなか手に入らないこと。
ぜひ来年の1月、また買って飲んでみたいお酒です。
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