AF-S 24-70mm VRのAF微調整を行ってみた2017年03月25日 07時00分

なかなか正式にレビューできないAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRだが、先日のフォールド撮影で、開放だと後ピンじゃないか? と思われる仕上がりが多々あり、前レンズのAF-S 24-70mm f/2.8G EDより開放での解像感が低いのはおかしい。

そこで、今日は早朝から三脚を出して、テストチャートを壁に貼り、フォーカスチェックを行いました。

色々なブログを拝見すると、テストチャートやフォーカス調整チャートを至近距離から撮影している方も多いですが、これはメーカーの方からすると、逆に遠景での精度が落ちてしまうということです。

少し古い記事ですが、デジカメWatchでD300のAF微調整の記事があり、それによれば、どの焦点距離でも、カメラを縦位置にして、人の全身が一杯に入るくらい、とあります。

また、カメラマンの北村智史氏の記事では、焦点距離の30倍から50倍の距離を取る、とあります。

今回はそれに従い、よく使う焦点距離の35mmにて、35mmX50=1750mmから、ISO12233テストチャートを用いて、1微調整辺り3枚、必ずフォーカスを外した状態にしてから、AF似てフォーカスを合わせ、撮影しました。
最低3枚撮っておいて正解で、若干暗い環境だったので、フォーカスが微妙に外れているコマもありました。理想は晴天の屋外での撮影ですね。

Nikon D810の場合、AF微調整は+側に降ると後ピンに、-側が前ピンになります。

その結果、やはり想像通り、後ピン傾向であることがわかりました。

このレンズは後ピン傾向で-10でした

最初は大雑把に調整し、後は細かい数値を追い込んだ結果、概ね-10辺りがジャスピンとなりました。そこそこの後ピンですね。これでは絞り開放でフォーカスがが微妙になるわけです。

ちなみに下が-10に設定した時のテストチャートの切り出しです。

AF微調整-10

これが例えば+20だとどうなるかというと、

AF微調整+20

全くフォーカスが合っていませんね。元々後ピン傾向のレンズを、更に後ピンにするとこうなります。

では実写で調整前後の比較をしてみましょう。
70mmの絞り開放で遠景を撮影したものをトリミングしました。

AF微調整なし 70mm 絞り開放
AF微調整なし

AF微調整-10 70mm 絞り
AF微調整-10

明らかに解像度が違うのがわかります。
とりあえず週末はAF微調整-10でテストし、いずれにしろメーカー調整に出すことにします。

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