Nikon vs Canon 35mmレンズ比較2014年01月23日 23時58分

EF35mm F2IS USM


発売まで後一ヶ月で待ち遠しいAF-S NIKKOR 35mm f/1.8G EDですが、ライバルたるキヤノンは、35mmを一足先にリニューアル済み。
しかもCanonの場合、このクラスの単焦点レンズに手ブレ補正ISを載せてきているのがすごいところ。

Nikonも、ズームレンズにはVRを搭載するものが多くなりましたが、こと単焦点レンズとなると、新しいレンズも含めて、望遠以外はほとんどVR搭載がないのが残念。
ISを早くから採用してきたCanonの意地か、すでに出ている特許もCanonは単焦点レンズにISを搭載したものが多いです。

スペックを比較してみましょう。

AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED Canon EF35mm F2 IS USM
型式 ニコンFマウントCPU内蔵Gタイプ、AF-Sレンズ キヤノンEFマウント
焦点距離 35mm
開放絞り f/1.8 f/2
最小絞り f/16 f/22
レンズ構成 8群11枚(EDレンズ1枚、非球面レンズ1枚) 8群10枚
画角 63°(35mm判一眼レフカメラ、FXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ) 63°(35mm 判一眼レフカメラ、フルサイズフォーマットのデジタル一眼レフカメラ)
44°(DXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ)
ピント合わせ RF(リアフォーカス)方式、超音波モーターによるオートフォーカス、マニュアルフォーカス可能 RF(リアフォーカス)方式、超音波モーターによるオートフォーカス、マニュアルフォーカス可能
手振れ補正 なし あり
最短撮影距離 撮像面から0.25m 撮像面から0.24m
最大撮影倍率 1/4.1倍(0.24倍) 0.24倍
絞り羽根枚数 7枚(円形絞り) 8枚(円形絞り)
絞り方式 自動絞り 自動絞り
絞りの範囲 f/1.8-16 f/2-22
アタッチメントサイズ 58mm(P=0.75mm) 67mm
寸法 約72mm(最大径)×71.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) 約77.9mm(最大径)×62.6mm
質量 約305g 約335g


やはりISが載っている分、Canonのほうが重量1割増しですが、逆に言うとわずか1割増し程度で手ブレ補正があるなら、そのほうが良いですね。
高画素機が増えつつある今、手ブレ補正レンズの重要性は増しています。
太さもCanonのほうが太いものの、全長はNikonのほうが長いですね。
Nikonにはもう少し頑張っていただきたいところ。

あとは画質がどれだけのものか。新しい35mmを試写した方の感想によると、かなり抜けの良いレンズに仕上がっているという話しなので、楽しみですね