ニコンプラザでAF-S NIKKOR 35mm f/1.8G EDを試す2014年01月30日 23時58分

海上自衛隊横須賀基地見学の後、にっしー氏を誘って、新宿のニコンプラザに出向きました。
もちろん、2月6日発売予定のAF-S NIKKOR 35mm f/1.8G EDを試すためです。

AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED

ちなみに、ちょっと前までは、製品版ではないために撮影データの持ち帰りができなかったようですが、今回は撮影データの持ち帰りも可能でした!

というわけで、レンズをお借りして、少ない時間ながら試させていただきました。



D800に装着したAF-S 35mm f/1.8G ED

展示のD800に装着したAF-S 35mm f/1.8G ED。とてもコンパクト、というほどではないものの、スナップにも持ちやすくそこそこ軽量。
前玉は平面に近い形状ですね。


AF-SとAiAFとのサイズ比較

手持ちのAiAF Nikkor 35mm f/2Dとの比較。
比べるのは少し酷ですが、AFモーターを内蔵しないAiAFのほうがコンパクトですね。それに比べると、新型は重量比でも1.5倍ありますし、サイズも1.5倍長く感じます。
最も、光学系も枚数は増えていますし、当然画質は向上しているでしょうから、このくらいのサイズは仕方ないのかな。個人的には後1回り小さくなって欲しかったです。


以下作例。残念ながら、当ブログでは大きな写真は掲載できませんので、長辺2048dotまで縮小し掲載しています。
等倍の作例は、物が手に入ったら、HPのほうに掲載しようと思います。


近接絞り開放1
データ:Nikon D800 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED Aモード(f/1.8 1/60)+1.0 ISO100 RAW現像

近接絞り開放。
とろけるようなボケが楽しめますね。AiAFと同様に寄れるのも魅力。


近接絞り開放2
データ:Nikon D800 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED Aモード(f/1.8 1/80)+0.7 ISO100 RAW現像

口径食が出ているものの、それほど目立たないですね。
ピントの合っている部分の解像度はしっかり出ていますし、ボケ味はAiAFよりも滑らかです。20年ぶりの新設計レンズだけあります。


近接f/2.2
データ:Nikon D800 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED Aモード(f/2.2 1/100) ISO100 RAW現像

わずかに絞っただけで、コントラストは良くなったように思います。まあ露出も抑えているので厳密に比較はできませんが。
円形絞りらしく、ボケの形もきちんと円になっていますね。


ここからは、ニコンサロンからの風景。
ガラス越しなので、コントラストはあまり出ていない、ガラスの反射の影響もあるということを考慮してください。
手持ち撮影です。


遠景f/11
データ:Nikon D800 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED Aモード(f/11 1/8)-0.3 ISO3200 RAW現像

ここまで絞ると、周辺まできちんと解像度が出ています。コントラストも、ガラス越しであることを考えると、十分あります。素晴らしいです。


遠景f/4
データ:Nikon D800 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED Aモード(f/4 1/40)-0.3 ISO2200 RAW現像

f4ですが、こちらも周辺の解像度は十分高く、コントラストも出ています。
コマフレアも見受けられません。


遠景絞り開放
データ:Nikon D800 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED Aモード(f/1.8 1/60)-0.3 ISO560 RAW現像

さすがに絞り開放では、コントラストの低下が少しあるのと、周辺の解像度が落ちます。とは言え、中心部は解像度は結構出ています。
コマフレアは絞り開放なので、出ていますね。
ただ、AiAFほど開放時のコントラストや解像度低下はなく、積極的に開放で撮りたくなるレンズです。f/1.4ほどの破綻はなさそうですね。


簡単なインプレですが、絞り開放から十分使える、実用性の高い標準レンズと言えそうです。
早く発売日にならないかな…