インスパイアUC1に乗った2012年05月10日 23時40分

出張があって、久々に社用車を使いましたが、今回あてがわれたのが何とインスパイア(UC1)。
以前は役職の方専用車だったんですが、どうやら現行インスパイア(CP3)が導入されたらしく、一般用に旧モデルが降りてきたようですね。

インスパイアUC1

北米ではアコードとして売られているこの車、日本ではアコードの上級モデルの位置づけです。
旧型のUC1は、V6 3LのJ30Aエンジン搭載で、レギュラーガソリン仕様ながら、250ps、30.2kg・mというパワーのあるi-VTECエンジンです。
このモデルから、低負荷時の気筒休止機能が付いていて、片側3気筒休止時は直列3気筒!?
内装は、CL系アコードとは違いますが、質感が良くなっているかというと、そうでもない。
社用車なんで、多分一番安い30TEでしょうけど、一応オプションのサイドエアバッグ付きでした。
アコードの上級版として考えると、やや不満が残りますが、アメリカではこれが大衆車たるアコードですからね。

あ、アメリカ版アコードは、以前海外出張で乗りましたが、日本版以上に安っぽい感じでした。
アメリカ版アコードはレギュラー仕様の2.4Lでパワーがありませんでしたが、さすがにインスパイアのV6 3L、そこそこトルクはあります。が、日本仕様のハイオク2.4Lのアコードと比べてパワフルかというと、実用回転域ではそれほどトルクの厚さは感じないですね。
ただ、坂道からの発進は、さすがに3Lの余裕を感じる走りですし、がっつりアクセルを踏んであげれば、ホンダのエンジンらしく、回せば回すほどパワーが出る感じです。
でもこの車、ギンギン回して走るのは似合わないですね。ゆったり長距離を乗るのにぴったりでした。

インテリア

社用車の性質上、ちょい乗りも多いので、メーターの平均燃費は、会社から出る時点で7.9km/L。今回の出張で帰りには8.4km/Lまで向上しました。
多分この出張だけだと軽く10km/Lは超えると思われます。
瞬間燃費計表示ができますが、出だしだけグッと加速して、後は一定スピードで走れば、瞬間燃費計は15~20km/Lの表示。
長距離を乗る方には、かなり良い燃費を引き出せそうな感じです。
CL9アコードよりも静かですし、燃費も街乗りだけでなければ、CL9アコードとそう変わらなそうです。
とにかく楽な車です。

アコードの上級版と考えると内装の質感など不満ですが、3Lのアコードとして考えると、なかなか悪くない選択です。
ただ、ホンダファン以外へウケはあまり良くないだろうな、とは思いました。アコードより高いのに、それに見合う内装ではないですね。