最後の最強HDブラウン管 ソニーKD-32HR500導入2009年11月04日 23時57分

ソニー WEGA KD-32HR500

買った自分でも半ば呆れてます(笑

フラットで向いたハードオフに、かつての憧れ、散々探し回って買えなかった、ソニー最初で最後の地デジチューナー内蔵SFP HDトリニトロン管搭載のKD-32HR500が捨て値で転がっていまして、思わず買ってしまいました。

年式が2003年なのでジャンク扱い、動作確認済み、コーティングの剥げはない、B-CASカードやリモコン取り説が一通りそろっているのも購入の決め手でした。
さらにその日はジャンク全品3割引ってのもあったかな。

SUPER FINE PITCH Trinitron

実はこのテレビ、今まで使っていた東芝32DX100より外枠が大きいんですよ。これが当時あきらめた原因のひとつだったけど、今回、メタルラックには何とか収まりまして。
でも同じ32型ながら、東芝と比較して13kgも重い70kgも重量、持ち上げるのには一苦労です。

画質はさすが民生機最強のスーパーファインピッチトリニトロン管だけあります。
東芝32DX100のパナ製ブラックブライトロン管もよいものでしたが、スーパーファインピッチ管はさらに上を行く精細さがありますね。フルHDとHDの差ぐらいに。


両者を比較すると

●画質:精細さはソニーが上。ただ、プログレッシブ化やチラつきのなさは、設計の新しい東芝に軍配。
●音質:TruSurroundなどを備え、自然な音のソニーがダントツで上。東芝は伝統のBAZOOKAサブウーファーがいまいち伸び切らない低音でした。
●EPG:古いソニーのほうが情報量が多く見やすい。反面動作はモッサリで東芝が有利。
●筐体:高級感はソニーだが、スマートで場所をとらないのは東芝。
●リモコン:明らかにソニーは金がかかっているが、壊れやすそう(と言うか実際壊れてるし)

ジャンク品ながら、問題なく動作して一安心。
ただ、リモコンに昔のソニー携帯でおなじみのジョグダイヤルが付いてるんですが、壊れてます(笑
回しても反応なし。携帯と同じ仕様なんですね。ソニーらしいです(笑 まあジョグがなくても十字キーがあるので問題はないんですが。

32DX100はツレ宅に嫁いでいきました。
さてこの最後の最強ブラウン管、LEDバックライトの液晶が安くなるまでのつなぎとして使っていこうと思ってます。

あ、過去に散々批判した画像のHD化の走りであるDRC-MFですが、本機のv1はそれ以前の機種(HD***系)よりはずいぶんマシにはなっていますが、DRCプログレッシブは相変わらず使い物になりません。この辺りは東芝が上です。
もっともこのDRC-MFv1、525i信号でしか働かず、今となってはほとんど動作することはないですが…。スカパーソースも、DVDレコーダーRD-X7側でアプコンして再生してますしね。

コメント

_ Sirなべ ― 2009年11月06日 23時05分07秒

ビリーバンバンw

物理的にスペースがない液晶と違ってブラウン管テレビは音が良いからいいよな。
考えてみると、ウチはコーナーに置いてるから液晶である必要はないんだな・・・。

_ Ladyやまろ ― 2009年11月07日 00時33分40秒

ビリーバンバンは偶然だw

トリニトロンファンとしては、このテレビだけは外せなかったわ。
テレビだけなら薄型の恩恵があるけど、レコーダーとかが依然奥行きを取っているから、実用上はブラウン管と対して変わってない家も多いんじゃないかと。

_ Sirなべ ― 2009年11月07日 14時14分22秒

偶然ビリーバンバンw

その通り、レコーダーが奥行き取ってるから意味ない。
エンクロージャーの容積を確保できないので、低音が絶望的に出ない。
そのかわり、薄いので液晶の裏にウーファーを置ける。
あれ?

_ はすきーぽんぽん ― 2012年08月11日 00時35分41秒

我が家のソニー製テレビ「ベガ」32DX850は現在も現役です。さすがに画質は液晶テレビには敵いません。しかし音声は圧倒的にDX850の勝ち。お気に入りの機種を購入したのでおよそ10年たった現在でも不満は全くありません。そのため家族が使っている液晶テレビがいくら画質が良くても全く羨ましくありません。それどころかDX850に愛着がありすぎて他のテレビに全く興味が湧きません。なので、もしDX850が壊れた時のことを考えるとぞっとします。今は只々DX850が壊れないことを願う毎日です。AV製品にこんなに愛着を持ったのはDX850が最初で最後だと思います。

_ やまろ@中の人 ― 2012年08月11日 06時06分49秒

>はすきーぽんぽん氏

はじめまして。
あの頃のソニーのテレビは音質良かったですね。
うちは昨年末引越しの際にREGZA ZG2に換えましたが、音質は悪いです。
末永く使ってあげてください。

_ はすきーぽんぽん ― 2012年08月13日 00時52分53秒

先日は返信ありがとうございました。32DX850は東京の新橋駅の目の前にあった量販店(店名は失念しました)で発売翌年に在庫処分なのか日替わりの特売品として69800円(もしかすると79800円)で売られていました。すでに世はすでに薄型テレビの時代。私としては以前から欲しかったが高くて手が出なかった商品だったので、それが格安で買えると知り大喜びだったのですが、家族に32DX850のことを話すと「何故今さらブラウン管?」と大反対されました。しかし当時の薄型テレビは32DX850より値段がまだかなり高価だと言って何とか説得し、無事32DX850を購入することが出来ました。しかし、テレビが自宅に到着するとその大きさと重量に家族全員驚愕しました。当然ながら家族からは非難ゴウゴウです。さらに困ったのはこのテレビを二階に運ばなくてはならないこと。正に横綱級の重さを誇るこのテレビを我が家の細くて急な階段を使って運ぶのは至難の業でした。当時三十代の私と兄が運びましたが、その重さと大きさのおかげで何度心が折れ欠けて挫折したことでしょう。奇跡的に二階へ運び込めた時の達成感は今でも忘れられません。現在、私達兄弟は共に年齢は40代となったのでもう一度同じことはとても出来ません。あの時のテレビの運搬は私達兄弟の中では語り草となっております。その後、昨年の地デジ化の際、我が家で家族が使うメインのテレビを薄型テレビにしたのですが、40型にもかかわらずあまりの軽さにびっくりしました。32DX850を運んだ時のあの苦労は何だったのでしょう。家族全員大笑いでした。32DX850は最初から現在まで私が大切に使っていますが、恐ろしいのはこのテレビが壊れた時のこと。古いテレビなのでもう修理は出来そうにありません。なので手放すしかないのですが、その時は購入時の時とは逆に、今度はこのテレビを持って階段を降りなくてはいけません。考えるだけでも恐ろしいです。その日が一日でも遅く来ることを願わずにはいられません。

_ やまろ@中の人 ― 2012年08月13日 19時05分14秒

このテレビの重量は相当のものですね。
同じ大きさの他社よりも重たいのです。

自分も搬入はなんとかやりましたが、それ以降は業者任せでした。

_ メークボーイ ― 2012年12月15日 12時54分15秒

地デジチューナー内蔵ブラウン管テレビは、世情に負けた不遇の機種というイメージですね。

2003年6月に発売された東芝D4000が業界初でしたが、その頃液晶テレビは30インチ前後で約50万円と、興味も示さないようなラインでした。
薄型テレビの低価格化が本格化するであろう2005年あたりまでは積極的に売ってもよかったと思うのに、世情が薄型テレビへの憧れを抱いていた感じは否めず、それに負けて消えた感じがあります。

_ やまろ@中の人 ― 2012年12月15日 21時07分37秒

>メークボーイさん

日本人によくある、どうせ買うなら高くても薄型、というのが後押ししたのと、液晶=デジタルというイメージを植えつけたのもあったでしょうね。

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