ペンタックス カメラ博物館訪問記2008年10月10日 21時15分

パーコメンを食べた後行ってきたのがペンタックスのカメラ博物館。
ここはHOYAのペンタックス事業部敷地内にあるため、開いているのは平日のみなんです。
こうして気軽に行けるのも、平日休みの特権ですね。

今回はかなり写真が多いです。




ペンタックスの敷地内。普通に会社の中を歩きます。機密とかは問題ないのでしょうかね?




会社の建物の中にあるため、実にそっけない感じです。ええ、社員さんともすれ違いましたよ。
皆さん当たり前ですが仕事中です。なんか休みの私は申し訳ない感じで…


ミニカメラ

入り口のすぐ前にあったのがこのカメラ。35mm判のフィルムをカットして装てんするのだそうで。



個人的なお気に入り

こんな小さな二眼レフがあるなんて。欲しい。



腕時計型

スパイカメラですね。でも文字盤ないとバレバレでしょ。



携帯カメラ・オブスクラ

だそうです。1835年イギリス製。どうやって携帯するんだ?
これに比べたらニコンF5などかわいいものです。この当時の人が文字通り携帯カメラなんか見たら仰天でしょうねぇ。




大判カメラがずらり。40×50cm判って…




1800年代~1900年代初頭のカメラ。
まだ箱にレンズをつけたようなカメラが多いです。かろうじて蛇腹カメラが出始めた頃でしょうね。
今やカメラといえば日本とドイツくらいですが、この頃はイギリス製やアメリカ製が多いです。



リューデンベルク ロールフィルムカメラ(1905年)

個人的お気に入り。ドイツ製。機能美を感じますね。



ウル・ライカ(1913年)

いわゆるバルナックライカの原型といえる、歴史的に重要なカメラです。




1930年代のカメラ。
この頃になると、箱にレンズをつけた単純なものは少なく、スプリングカメラ、二眼レフカメラが主流になっています。
そして、より携帯性に優れたレンジファインダーカメラも出てきた頃です。
また、日本勢では小西六(後のコニカ)が製品を出し始めています。




1950~60年代の110判? 死んだ爺ーちゃんもこういうの持ってたなぁ。



Nikon Ⅰ(1948年)

元々軍用の光学機器がメインだった日本光学が、初めて民生用のカメラとして出した機種。



14×14mm判

今ヴィレッジバンガードなんかで見かけるミノックスのカメラみたい。



戦前のフィルム外箱

さくらフィルム。もう今はなくなりましたね。フジのネオパンも戦前からあるんですねぇ。



1950年代

この頃には既にドイツと日本勢がほとんど。両者とも敗戦国なのは興味深いですね。
レンジファインダー全盛の中、ライカに勝てない日本のメーカーは一眼レフへとシフトしていく時期です。
旭光学(ペンタックス)もデビューしています。



ペンタックス中判勢

望遠レンズはまさに大砲ですね。
ペンタックスもいまや数少ないフィルム中判カメラを現役で売るメーカーです。



金ピカ28-70mm

しっかし中華な人はどうしてこう何でも金にしたがるんだ?



カメラ・ラジオ(1948年)

盗撮専用のカメラだそうです(汗 専用て(笑



ピストルカメラ

警察用だそうで。右はマミヤ。こんなのも作ってたんですね。いつどうやって使うんだ?



散々あるので、興味のある方はぜひ休みを取って行って見ては如何でしょうか?