伝わらない文章2008年08月02日 23時25分

U-125A
データ:Nikon D300 + AF-S Nikkor ED 80-200mm f2.8D + TC-20EⅡ Sモード(f14 1/400) 400mm RAW現像



ちょうどゆとり教育世代が成人してる時代。
こういうこと書くこと自体が爺むさい気がしてなんだけど、ちょっとなぁって思うことが最近多い。

いろんな掲示板での質問文章なんですが、どうも20歳前後の方々の書く文章は要点がないとか、主語がない文章が多いんですよ。

例えば、車板の質問で

「車ぶつけちゃったんですけどぉ、修理いくらかかります?」

こんな感じの文章書く輩の多いこと。
エスパーじゃなねーんだから、この1行だけで状況が分かるはずがない。そういうことに頭がまわらないのでしょうね。
完全に自分の頭の中だけで話が進んでしまって、それを相手にうまく伝えられない。
そんなのもたまに見かけるくらいならまだしも、ここ2,3年でずいぶん増えた気がする。作文書いたことないの?と言いたくなるんです。
自分も決して文章書くのは得意なほうではないけど、あまりにもひどいんですよ。

ゆとり教育の弊害とは一概に言えないだろうけど、ちょうどその世代を境に何かが違うなぁなんて感じちゃいます。

ああ書いててジジくさい自分がちょっと嫌。



あまり仕事のことは書きたくないけど、今年入った新人(20歳)もそんな傾向を感じるんです。
機械メンテナンスの仕事柄、作業記録を書いていて、私がその記録のデータ化をまとめてやってるんですが、その新人君の文章、要点がいつも抜けてるんですよ。

「誰が読んでも状況が分かるように書いてね」

といつも言ってるんですが、

「○○を交換した」←定期交換品じゃないのに交換理由が書いていない

故障解析で
「Aを交換してみた→症状出ず
 Bを交換してみた→症状出ず」
ここで終わってるんです。じゃ、結局何が悪くて何をして直ったのかが分からん。「症状出ず」は直って故障の症状が出ないのか、交換箇所が故障に関係なくて症状が出なかったのがわからん。

で、結局詳しく状況を聞きなおす…みたいなことが多い。

一通り状況を聞いて、

「じゃあもうちょっと誰が読んでもわかるように書き直してね」

って言うと、うーんと悩んじゃう。そんなに難しいことかな、なんて思っちゃうんですけど。
先輩としては、改善されるまでは、うざがられようが何度も指摘するしかないんですけどね。




写真は昨日と同じく百里基地から。
捜索救難機のU-125A。テレコンで400mm相当でも足りずトリミング。135版換算600mmでも足りないのね…