8月28日の日記(呉編)2008年08月30日 20時15分

広島旅行、2日目は呉に移動しました。

まずはてつのくじら館から。
駅から歩いて5分、間にあるスーパーの中を通って出口を出ると、いきなり潜水艦の巨体がどーんと出現。
陸に上がると潜水艦ってのは巨大ですね。



2004年に退役したゆうしお型潜水艦7番艦「あきしお」です。近代潜水艦の展示では日本初、世界的に見ても86年就役でまだ22年しか経っていない潜水艦の展示は珍しいでしょう。潜水艦は高価ですから多くの国は22年ならまだ現役、国によっては半世紀前の艦をまだ使っていたりしますから。

66式機雷

係維機雷です。てっきり潜水艦メインと思ったら、掃海の歴史みたいな展示もありました。

S-4掃海具

湾岸戦争当時使用していたものだそうです。自衛隊の中でも、掃海部隊は古くから"実戦"を経験しています。
S-4は、湾岸戦争当時既に米英の掃海部隊の装備と比較しても旧式で、この実戦を踏まえ、以降装備の近代化を進めています。



変わって潜水艦内部を模した展示。潜水艦は昼夜の区別をつけるため、夜間は赤い照明に切り替えます。
潜水艦内の食事自体はかなりうまそうですが、赤色照明下では不味そうですね。

潜望鏡

実際にゆうしお型に搭載されていた潜望鏡です。日本光学工業製、ニコンです!
ニコンは戦艦大和の測距儀など、昔から軍事用光学機器を製造しています。伝統ある会社なんです。



ついに「あきしお」内部に潜入!狭いですね。写真はハッチで、上は甲板です。
艦内は艦橋のみ撮影禁止でしたが、めったに見れない潜水艦内、それもそう古くない艦の内部は興味深いものがありますね。
艦橋内は日本人男性の平均身長くらいの私(173cm)でも頭スレスレで、背の高い人は常に屈みながら移動するそうです。
ちなみに潜水艦乗りは視力制限はあれど、体重身長の制限は特にないそうです。と言ってもさすがにデブな潜水艦乗りはいないと思いますが、潜水艦内にいると運動できないため、乗艦中体重を増やす隊員もいるそうで。




変わってこちらは大和ミュージアム。
目玉は1/10スケールの大和の模型。よく出来ています。そしてでかい!

引き揚げられた遺品

人間魚雷「回天」

零式艦上戦闘機62型

大和ミュージアムのほうはかなり混んでいましたね。広島の平和記念資料館と比較して、英語の解説がやや少なく、ガイジンさんはちょっと見づらそう。

午後2時にはバスで空港へ移動、となりました。
やっぱり1泊だと物足りないですね。今度は九州辺りも行ってみたいですね。


なお、呉の写真は別途HPにアップする予定です。