函館西埠頭に集う掃海艇2017年05月13日 07時20分

先に「にっぽん丸」を紹介してしまいましたが、元々函館の西埠頭といえば、海上自衛隊大湊地方隊の函館基地隊所属の第45掃海隊の掃海艇の停泊地であったりもします。

GW中に2隻を確認してきました。
まずは緑の島から撮影。こういうときに、高倍率ズームは便利ですし、マイクロフォーサーズならレンズも小さくかさばらないですね。

緑の島から望む掃海艇「ながしま」「いずしま」

うわじま型掃海艇「ながしま」(MSC-680)と、すがしま型掃海艇「いずしま」(MSC-687)、掃海艇は正直あまり詳しくありません。
いずれも90年台の掃海艇で、まだ木製の船体です。

S-7機雷処分具

西埠頭に移動。
掃海艇「ながしま」に搭載されている、S-7機雷処分具をパチリ。
この無人潜水機を使って、係維機雷や沈底機雷を処分します。
あの湾岸戦争後の掃海を、この函館基地所属の掃海艇が、エッチラオッチラはるばるペルシャ湾まで航行して任務遂行したわけです。小型の掃海艇で、地球の裏側まで行くのですから、大変なことです。

よく自衛隊は実戦経験がないから…と批判する人がいますが、掃海部隊は、戦後から現在に至るまで、今も時々発見される戦時中の機雷処理のため、常に死と隣り合わせの"実戦"を行っているのです。
砲弾やミサイルを打つことだけが実戦ではない、ということは肝に銘じておくべきでしょう。

自衛艦旗「旭日旗」

旭日旗が掲げられていて、監視のため隊員も乗っていますね。

GWは天気もよく、観光客が写真を撮ったりと、のどかな雰囲気でした。

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