audio-technica AT-F7 MCカートリッジを導入 ― 2014年12月03日 23時57分
何年ぶりだろう、新品のカートリッジを購入しました。
audio-technicaのMCカートリッジ、AT-F7です。
MCカートリッジは、同社のAT-F3/IIを所有していますが、2,3年前に使ってみたところ、音が出なくなってしまいました。
リード線やヘッドシェルの導通も測ってみましたが、問題なく、アンプ側のMCヘッドアンプの異常でもなさそう(MMカートリッジをMCポジションに設定して鳴るので)なので、カートリッジ内部の断線と思います。
AT-F3IIは購入したのは96年だったと思うので、どちらにしろ20年モノですし、AT-F3IIはその後2010年にIII型にモデルチェンジ後、廃番となってしまったので、後継モデルもありません。
現在、同じ外装形状で、AT-F7と、少し安価なAT-F2(これが事実上のAT-F3III後継?)があり、AT-F7の評判がよさそうだったので、これを導入してみることにしました。
DENONの超ド定番、DL-103も検討してみましたが、元々AT-F3IIの繊細な音が好きだったので、音の傾向がAT-F7ならある程度想像つくわけで、AT-F3IIからのアップグレードにもってこいかなと。
audio-technicaの入門クラスで、C/Pの高いFシリーズを、簡単にまとめてみました。
●AT-F3(1985年~) \10,000
シリーズ初代
●AT-F3/II(1993年~) \10,000(発売当初)~\15,000(末期)
PCOCC6N化
●AT-F3/III(2010年~) \18,000
ネオジウムマグネット化 標準針圧1.5→2.0gに
●AT-F7(2010年~) \30,000(発売当初)~\38,000(2014年現在)
F3シリーズの兄貴分として発売
●AT-F2(2014年~) \30,000
実質的なF3シリーズ後継
外装は30年来同じ形状なんですね。
私がAT-F3/IIを買ったころは、確か定価が\12,000だったと思いますが、実売は8千円程度、確か札幌のキャビン大阪屋で購入したと思います。
当時としても、MCカートリッジとしてはほかにない安さで、かつMCらしい繊細な音が楽しめました。
低域の押し出しは弱いほうだったので、クラシックのや女性ヴォーカル向きでしたね。
AT-F7とF2の価格差は8千円しかなく、AF-F7は2014年7月の値上げ前までの価格がF2と同じ、実売価格もF7とF2ではそれほど差がないため、AT-F2を買う人は少ないのでしょう。極端にレビューが少ない。
大阪のオーディオショップ「逸品館」のレビューでも、F7は結構べた褒めだったのが、F2は中低音が薄いという、F3シリーズに近い音っぽいレビューだったので、やはりF7を買うのがベターでしょうね。
ヘッドシェルは、同社のMG-10、このヘッドシェルが一番軽量(10g)を選択。ハイコンプライアンスなTechnics SL-1200Mk3のトーンアーム(対応するカートリッジとヘッドシェル合計重量が12.5~17.5g)にぴったりなのです。ちなみに、AT-Fシリーズは、どれも重量5gです。
リード線は、ヘッドシェル付属のよりは太めな、おなじみのAT6101…ですが、ななんと! AT-F7には同じPCOCCリードワイヤが付属しているんです。
つまり、AT6101は必要なかったのね…。
さて音出しレビューは、また次回。
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