Nikon D810にPlanar ZF.2のAF微調整を設定 ― 2017年11月27日 07時01分
D850と共に、D810もまだまだ使っていく予定ですが、そのD810に、Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2のAF微調整を設定したお話。
PlanarはMFレンズですから、AFは当然作動しません。
が、NikonのAFカメラの場合、MFレンズであってもフォーカスが合っているかどうかの表示、フォーカスエイドが機能します。
これは、位相差AFセンサを使って、フォーカスが合っているかあっていないかの表示を、> ● <といった感じで表示する機能で、MFレンズでも大まかにフォーカスが合っているかがわかります。
大まかに、と言うのは、AFレンズの場合、恐らくですが、レンズの特性に合わせたAF制御も加味されていると思われますが、MFレンズの場合は、単純に位相差センサが検出するコントラストのピークを検出していると思われます。
ただ、レンズは収差などいろいろな条件があり、コントラストのピークが必ずしもフォーカスが合っている条件にはならない場合もあり、それゆえに「大まかに」という表現になります。
Planarの場合も、開放の収差が大きく、フォーカスエイドの表示と実際のピントがずれている印象があり、今回微調整をしてみました。
Planar ZF.2の場合、MFtレンズでありながらCPUを内蔵している、Nikonで言うPタイプレンズとなるため、このAF微調整の条件となるCPU内臓であることから、設定可能なのでしょうね。
フォーカスエイドの表示通りだと後ピン傾向が見られたため、前ピン側に振ってみました。
息子を撮って切り出してみました。
以前は、フォーカスエイドの表示通りにまつげにピントを合わせても、後ろにピントが合う傾向だったのが、良い具合になりました。
F2.8でも、多少収差が出るPlanarなので、少しぼやっとした感じも出ていますが、まつげのピントには芯があるのがわかります。
これはD850でも試してみたいと思います。
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