函館牛乳に保存される函館市電1006 ― 2017年08月23日 06時23分
先日、帰省で函館牛乳に行った際に、駐車場の脇に函館市電の車体が置かれていて、中に入れる状態だったので、見てきました。
函館市電の1006号車です。
他の方のブログを見ると、当初は車体のみで、シャシはなかったようですが、この写真を見る限り、車輪も装着されていますね。後から譲渡か購入したのでしょうか。
方向幕は、この場所の住所である函館市の中野町118番地となっています。
車内の中吊りは、函館牛乳のものですが、それ以外はほぼ現役当時のままとなっていて良い感じです。
多分自分も、現役時代のこの車両には乗ったことがあると思います。
車内の広告も、現役時代のもので懐かしいです。中島廉売懐かしいなぁ。
吊革も残っています。
窓越しにはすぐ牧場が見えます。牛に餌やりも出来ます。
ちなみに天井にも広告を入れる枠がありますが、ここは現役当時の広告は残っていませんでした。
貼り付けの広告のみ、剥がさなかったのでしょうね。
運転台は、運賃箱や一部計器は外されていますが、マスコンなどは残されています。
平成15年の函館市電の運賃表。
ちなみに自分が子供の頃は、距離にかかわらず大人180円、小人90円でした。
運転台の上の方には車両検査証があります。最後の点検は、平成20年(2008年)3月で、その2年後の2010年に、本車両は退役し、2013年に競売にかけられて函館牛乳が落札、この地に運ばれて現在に至っています。
末永く保存されることを願います。
なお、Wikipediaに現役当時の1006号車の写真が掲載されています。
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