なかなか使えるD810のハイライト重点測光 ― 2014年07月30日 23時33分
オリンパスのカメラには結構昔からあった気がする機能ですが、Nikon D810にも新たにハイライト重点測光が搭載されました。
これは、91kピクセルRGBセンサによる測光で、最も明るい部分(=ハイライト)が白飛びしないよう露出を制御します。
RGBマルチパターン測光が、フォーカスポイントを重視しつつ、画面全体の明るさを加味しているのに対し、ハイライト重点測光は、ハイライト飛びを抑えた測光になるので、明暗差が激しい場合に白飛びを防ぐのに有効です。
それでは、比較してみましょう。
データ:Nikon D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED Aモード(f/2.8 1/40) -1.0 ISO320 マルチパターン測光
データ:Nikon D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED Aモード(f/2.8 1/40) -1.0 ISO64 ハイライト重点測光
手持ちなので、若干フレーミングがずれてますが、ほぼ同じシチュエーションで、2.3段もの差がでました。
どちらも露出補正で-1.0にしているので、D810、結構露出は明るめに出るようですね。
ハイライト飛びは、RAWならある程度救済できますが、JPGなら致命的なので、この測光モードは助かりますね。
スポット測光でも出来ますが、マニュアル撮影が基本。
このハイライト重点測光なら、絞り優先での撮影でも気軽に使えるので便利です。
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