Xperia Z2のカメラレビュー12014年07月04日 23時34分

Xperia Z2を買って5日間、充電したのはわずか2回。それも70%付近からの充電なので、この機種のバッテリは、自分の使い方では相当持つことになります。
バッテリもよく持ち、操作もスイスイ行えて、やっとAndroidスマホも熟成した感がありますね。
ダメすぎたArrows Zは一体なんだったのだろうか?というくらい快適。

さて、Xperiaと言えば、内蔵カメラの性能もよいことで知られています。
Z2では、1/2.3型2070万画素の裏面照射積層型CMOSセンサExmor RS for mobileを搭載し、タイムシフト連写や背景ぼかしなど、機能も満載でシャッターチャンスに強い。
レンズは、135判換算27mm相当のf/2.0で、ここまでのスペックを備えると、ズームレンズではない以外は、ほぼ安価なデジカメと同じか、むしろ凌駕している勢い。
なるほど、安価なデジカメが売れなくなるわけです。

ただし、いろいろ制約もあり、プレミアムおまかせオートなどで撮る場合、画素数は落とされて800万画素っ程度に縮小されます。
フル画素の2070万画素で撮るには、マニュアルモードで設定するしかなく、マニュアルモードではシーンモードも使用できないといった制約があり、実際のところ、2070万画素は不要で、800万画素あればほとんどのことは事足りるとは思います。
4k動画も画素数で言うと約800万画素で、レンズの解像度から言っても、800万画素相当で撮るのが無難と言えそうです。

で、通勤帰りの道をパシャパシャしてきました。
夜の撮影なので、AF精度、高感度耐性、手振れ補正も確かめられますね。


これはプレミアムおまかせオートでパシャッと1枚。

Xperia Z2で夜スナップ

前のスマホ(ARROWS Z ISW13F)では、まずAFが合わないであろう夜のスナップも、しっかり構えて撮れば、ここまでしっかり撮れます。
感度が上がっているので、硬調な絵にはなっていますが、AWBも悪く無いです。
800万画素相当を、更にブログの解像度に落としました。
樹の葉も、そこそこ諧調が出ていますね。


ここで、プレミアムおまかせオートとマニュアルでの比較。

プレミアムおまかせオートにて撮影
●プレミアムおまかせオート


マニュアルで-0.7EVに設定
●マニュアル(HDR -0.7EV)


裏路地を撮影。
オートでは、全体の絵の明るさ確保のためか、奥の街灯は露出オーバー、両サイドの建物の壁のディテールもあまり出ていませんね。ここまでディテールが崩れているということは、ISO感度もかなり上げていると思われます。Exifを見ると、ISO4000です。おお、そんなに感度上げられるのか!
オートだと、撮影時に感度がいくつになっているかがわかりません。
そこで、マニュアル設定にして、HDRをON、露出補正で-0.7EVに設定。ISO感度はオートのままです。
これだけで、グッと良くなりました。感度はISO1600になっていました。
両サイドの建物の壁のディテールも結構残っていますし、奥に街灯の白飛びも少なく、そのさらに奥の建物の壁のディテールもわかります。

プレミアムおまかせオートは明るめの露出傾向にあるようで、状況に応じてマニュアルで露出をマイナス補正するのがよいでしょうね。
ここまで撮れれば、携帯カメラとしては文句なく、一昔前のコンデジ以上の画質は出ていると思います。

これまでのARROWS Zでは、カメラのレスポンスも悪く、というよりスマホ自体のレスポンスが悪すぎて、あまりカメラも使いたくなかったけど、Xperia Z2なら、そんなことはなく、普段からカメラとしてもちゃんと使えますね。バッテリもあまり気にしなくていいですし。