AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR導入2013年11月28日 23時41分

D800を買ってから1年半、広角レンズについては悩みに悩んだ末、やっと結論を出しました。

AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VRを購入しました。


AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR



Haniwa様のブログでりー様が予想したAF-S 14-24mmではありませんでした。りー様、残念(笑  結構悩んだのですけどね。

ちなみに、ニコンFマウントレンズの新品購入は、写真を始めて18年で2本目、しかもFX(フィルム含む)フォーマット用レンズでは初めてだったりします。
ニッコールはたくさん持っていても、Nikonの売り上げにあまり貢献していませんね(汗

選択肢は、既に去年ブログで書いた通り、純正・サードパティ含め結構あります。
最終的に絞ったのは、やっぱり純正でした。どうも信頼性や不具合の頻度など、これまでの経験で判断してしまうと、やはり純正は信頼性が高いんですよね。

・AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
・AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR
・AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED

この3本、値段も松竹梅、広角端の焦点距離が2mmずつ違い、解放f値も変わってきますし、大きさ重さもしかりです。
14‐24mmは神レンズと評される性能ですし、16‐35mmは唯一VR付きでバランスの取れた性能、最も安い18-35mmも、値段の割に16‐35mmに勝るとも劣らないと評されていて、値段やサイズを抜きにしても、この3つは甲乙つけがたいレンズです。

で、まず14‐24mm。値段的にも一時期よりはこなれてきて、高止まりのままの16‐35mmとの価格差が縮まってきています。とはいえ6~7万円の差はありますが。
頑張って買えない値段ではないにしろ、いざ現物を手に取ると、ずしりと重量級。
前玉が出っ張っているのでフィルタが使えないはもちろん、レンズ自体もかなり太めで、カメラバッグ内への収まりが悪そう。
そして決定的なのが画角。14-24mmというのは、相当な広角。つまり、これ1本だけでいろいろ撮るには、自分の撮影スタイルでは無理がある。
このレンズプラス35mm、あるいは24-70mmが必要。35mmだけだと、24~35mmの間、結構使用頻度の多い画角がなくなる。
かといって、24‐70mmとダブルで持ち歩くのはしんどい。
そう考えると、投資の割に使用頻度が低いのではないか、そう感じまして、まずは候補から外れました。
いろんな人が褒めるレンズなので、使ってはみたいですが。


次に16‐35mm。広角で唯一VR付きというのが、他にない特徴。解放f値はf4通しで、これはD300で使っていたTokina AT-X 124 PRO DXと同じ。
焦点距離も、広角ズームとしては使いやすいです。
このレンズ、f値通しとVR付きに価値を見いだせるかで評価が変わるでしょう。
広角レンズの場合、望遠レンズと比較して、手振れのリスクは小さい。例えば16mmなら、目安として1/16秒でシャッターを切れれば、手振れしない確率が高く、むしろ被写体ぶれの心配が大きい。また、背景を積極的にボカす画角でもないので、f値は欲張らなくてもいい、という考え方もあります。
ですが、三脚をどうしても使えない状況の夜の撮影や、D800のような高画素カメラでに微細なブレを考慮すると、VRはあるに越したことはありません。
ただし、後述の18‐35mmの画質が16‐35mmに迫る上に、お値段は4万円近く低いので、はたしてVRと2mm広角とf値通しに4万円近い価格差は納得できるか?というのがあり、これが一番悩んだところ。


18‐35mmは、フィルム時代、安価ながら評判が良かった先代を、デジタル時代に合
わせてリニューアルしたもので、このレンズも価格を考慮するとなかなか画質が良
い。
設計が最も新しく、軽量コンパクトで、バッグに常時入れておいても苦にならない
ですね。
コストパフォーマンスは最も高いです。


最終的には、VR搭載で、望遠端35mmなら常用域で動画撮影にも使えること、広角端16mmというレンズを使ってみたかったことから、少々お高いけどAF-S 16-35mmに決めました。
今購入したのは、年末に向けてて値上がり傾向にあり、在庫切れの店も増えてきているから。ボーナス商戦で品薄になる前に買いました。

レンズのサイズは広角にしては長めです。大きさの割には重量は重く感じない(とはいえ680gあるので軽量ではない)です。

D800とのバランスはなかなか良いですね。

AF-S 16-35mmとD800との組み合わせはバランス良い


作例は、今しばらくお待ちください。


16mm 1/1.3s f/4
データ:Nikon D800 + AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR Aモード(f/4 1/1.3)-1.0 16mm ISO400 RAW現像

自宅マンションからの撮影。手持ちでこんなに遅いシャッターを切れる!
絞り開放でも、周辺の解像感もそこそこありますね。

今後の撮影が楽しみです。

コメント

_ りー ― 2013年11月29日 17時04分07秒

やまろ様

こちらではご無沙汰ですね。お元気そうで何よりです。家族も増えて順風満帆ですな。

AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR 購入オメデトウ!確かに14-24㎜は優秀ですが、あれは三脚で建築などを撮る人用のレンズだと思います。こちらの方が万能ですね。実は私はD3を持っていたころ、この16-35mを発表と同時に予約して発売日に購入しているのですが歪みが気になり(買って早々そんな話で失礼)売却して、14-24㎜を中古購入したのでした。しかしその後にD3も14-24㎜も手放すのですが…。まあその当時は追い詰められましたから…ってそんな話はいいですね。

手持ち撮影が多く、PCでの後処理に慣れているやまろ様なら、このレンズが正解でしょう。

あちらのブログでも書いたように、最近、マンションの物件撮影をしているのですが、D300単体にSIGMAの8-16㎜でカーボン三脚で撮影しています。SIGMA 8-16㎜も驚異的なレンズでコストパフォーマンスが高いです。しかしその画角ゆえ、細心の注意を払っても傾きや歪みが発生する事があり、最近はDxO ViewPoint2というソフトを活用しています。

さらにあちらのブログでも書いたように、最近発表されたニコンDfに勝手に期待して勝手にガッカリしてしまい、D800方面に興味が出てきています。やはり1台はFX機を持っとかないとなあと思いまして。D800とD610を比較しましたが、画素数がどうこうと言うよりも、MODEボタンとMODEダイヤルの違いや、OKボタンの位置など、全てにおいてD800の方が使いやすいと感じました。

ただ、D800のグリップ感がD2XやD300+MB-D10に比べて馴染めなかったのと、MODEボタンの位置が遠くて小さいなあと感じました。拡大縮小ボタンもD300と逆ですし。まあ慣れでしょうけど。

_ やまろ@管理人 ― 2013年11月29日 23時51分23秒

りー様

ありがとうございます。家族が増えると撮る写真が変わってきますね。

16-35mmは、歪が大きいので建築写真には不向きとはよく聞く話ですね。自分はどちらかとい三脚なしのスナップ派なので、16-35mmにしましたが、思いの外14-24mmも値が落ちてきたので、かなり迷いました。
歪に関しては、これから色々撮ってテストしたいと思います。

D800は、D300ユーザーであれば、拡大縮小ボタンの逆配置以外は、比較的使いやすいと思います。あれ以外はだいたい同じボタン配置です。Modeボタンが遠いのは、たしかにそうですね。
自分は殆どAモード、ストロボ・ヒコーキ撮影でMモードで、頻繁に切り替えないのであまり気にしてませんでした。

Dfは、いろんなコスト成約があって、少々期待ハズレ感がありますね。それでも、Nikonだから出来たカメラでしょう。

お仕事で使うカメラで中古という選択肢はどうかと思いますが、D3Xが以外と良いかもしれません。画質はD800 に負けていませんし、D3譲りのボディですし。
私がよく読む北海道の建築写真や炭鉱を撮る写真家さんのブログでも、PC-Eレンズが使える高画素機はD3Xしかないということで、よく使われているようです。

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