NikonのFマウント35mmレンズの歴史2014年02月07日 23時57分

娘のお雛様買いました
データ:Nikon D800 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED Aモード(f/1.8 1/40) ISO400 RAW現像


ニッコールでは通算4本目の35mmレンズを手に入れたわけですが、さて、今までNikonは何種類の35mmレンズを出してきたのか、ふと興味が湧いて軽く調べてみました。
PCニッコールは、ここでは省いています。

なお、発売年はもしかしたら資料の関係で、多少の間違いはあるかもしれません。


・Nikkor-S Auto 35mm f/2.8(前期:1959 後期:1962)
・New Nikkor 35mm f/2.8(1975)
・Ai Nikkor 35mm f/2.8(旧)(1977)
・Ai Nikkor 35mm f/2.8(新)(1978)
・Ai Nikkor 35mm f/2.8S(1981)

・NIKON LENS SERIES E 35mm f/2.5(1980)
・NIKON LENS SERIES E 35mm f/2.5(New)(1981)

・Nikkor-O Auto 35mm f/2(1965)
・Nikkor-OC Auto 35mm f/2(1973)
・New Nikkor 35mm f/2(1975)
・Ai Nikkor 35mm f/2(1977)
・Ai Nikkor 35mm f/2S(1981-2005)
・Ai AF Nikkor 35mm f/2S(1989-1995)
・Ai AF Nikkor 35mm f/2D(1995~現行)
・AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G(2009)
・AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G(2014)

・Nikkor-N(C) Auto 35mm f/1.4(1971 民生用Nikkor初のマルチコート)
・New Nikkor 35mm f/1.4(1976)
・Ai Nikkor 35mm f/1.4(1977)
・Ai Nikkor 35mm f/1.4S(1982~現行)
・AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G ED(2010年~現行)


調べてみると、Ai化された1977年は怒涛のリニューアルですね。製造側も販売側も、さぞかし大変だったろうと思います。

Ai Nikkor 35mm f/1.4Sは、この中でも最長の、今年で実に32年もの販売を行っているレンズです。
2010年にやっとAF-S化されたレンズが発売されましたが、この古いMFレンズはいつまで販売されるのでしょうか?

そして、今回ここに紹介したすべてのレンズを使用できるのが、先ごろ発売されたNikon Dfなわけです。
35mmだけで、実に21種類もの歴代35mm Nikkorレンズが使えるのです。
って考えると、Dfもなかなか魅力的で罪なカメラです。


ここで脱線。
いろいろ調べていると、Fマウントではありませんが、焦点距離35mmのニッコールレンズで、最も明るいレンズが下記のレンズだそうです。
産業用レンズで、レントゲンの蛍光板撮影の為の特殊レンズとのことで、一般には販売されない、極めて希少なレンズのようです。
一般写真用としては、かつてキヤノンから50mm F0.95というハイスピードレンズが売られていましたが、それをも上回る明るさを誇ります。

【参考】
ライカスクリューマウント(Lマウント)
・TV Nikkor 35mm f/0.9
http://homepage2.nifty.com/akiyanroom/redbook/repro/tv.html




写真は、昨年誕生した娘に買ったお雛様。マンション用の小さいサイズです。
自分は男兄弟だったので、お雛様は、何だか新鮮に感じます。

絞り開放で撮りましたが、ピントの合っているお顔は、しっかり解像しています。わずかにフレアっぽいですが、素晴らしいヌケの良さです。