データ：Nikon D300 + AF Nikkor 24mm f2.8D　Aモード（f8 1/125） -0.3　RAW現像



ここ3年近くは、メインブラウザはSleipnirですが、Firefox3が出たので入れてみました。
マイクロソフトが嫌いとか、IEがダメダメだとか、セキュリティ重視とか、いろんな理由でメインブラウザとして使ってる方は多いと思います。
私の場合ただ1点、Windows用ブラウザとしては初めて本格的にカラーマネジメントに対応しているから、ってのが理由。

Webページの多くはカラープロファイルを無視して作成されているのでさほど重要ではないかもしれませんが、高色域対応のセミプロ向けモニタを導入したので、色は無視できません。
デフォルトではマネジメントはOFFとなっているため、about:configで設定項目に入り、カラーマネジメントを有効にすればOKです。
さらにモニタプロファイルも指定することができます。

ワケあってすぐにメインブラウザをSleipnirからFirefox3に乗り換えることはありませんが、今後のFirefox3の発展に期待です。


ちなみに、ここ1，2年ブログやHPにアップした写真は、現時点で汎用性の高いsRGBのプロファイルを埋め込んであります。
Adobe RGB対応モニタだと、Adobe RGB画像をsRGBに変換したとき、ずいぶん緑や黄色の発色が悪くなるのが分かりますよ。
今日上げた写真も、以前は暗い部分は黒くつぶれてしまっていたのが、LCD2690WUXiに変えてから諧調がしっかり見えます。

が、これをIEなどのカラーマネジメント非対応ブラウザで見ると、車の背景に映っている廃屋は真っ黒につぶれて見えている方が多いと思います。うちの環境でもIEベースのSleipnirで見ると真っ黒です。これをFirefox3に変えてカラーマネジメントを有効にし、モニタプロファイルを指定することで、きちんと廃屋の諧調が表現されます。
IEはsRGBすら満足に表示できないのですね。カラープロファイル完全無視ですね。