広大なデスクトップ2008年06月06日 23時37分

NEC LCD2690WUXi
はははは… 買っちゃいました。

生まれて初めて単体の液晶ディスプレイを購入しました。(遅いって)

その昔、16~17インチディスプレイが主流の頃の液晶も検討したことがありましたが、諧調が出ない、色が変、残像がひどい(画面スクロール程度でもうだめだった)など、ブラウン管に勝るものなしと見送りまして、早数年。

いつの間にか液晶もずいぶん進化していました。表示色域に関してはブラウン管を超えるものも出てきましたし、静止画メインなら液晶のアドバンテージがずいぶん出てきてますね。

そんなこんなでいろいろ情報収集していたわけです。
miyahan氏のページなんかは有名で、非常に参考にさせていただきました。



とりあえず候補に挙がったのが、いずれもAdobeRGBに対応する3機種。
デジタル一眼レフは既にRAW撮影でAdobeRGBを活用しているので、これに対応できるディスプレイが必要でした。

 1.NEC LCD2690WUXi (IPSパネル)
 2.三菱 RDT261WH (IPSパネル)
 3.EIZO FlexScan SX2461W (VAパネル)

上2機種は視野角が広いIPSパネル。ナナオのみVAパネルです。
一方大型液晶で問題となるムラ補正回路搭載なのは三菱以外の機種。
ハードウェアキャリブレーションに対応しているのはNECのみ。


さて地元のヨドバシカメラでは、NECはLCD2490WUXiしかなかったものの、ナナオと三菱はあったのでとりあえずこの3機種で比較。
もうねー、ぱっと見でNECが異彩を放ってるんですよ。この機種はコントラストがしっかりしていて、黒も締りがありみずみずしい。
三菱は同じIPSながら、ぱっと見はさほど印象に残らない感じでした。きちんとキャリブレーションし設定を追い込めば化ける可能性はありそうです。調整しててそう思いました。
ナナオはやや派手目な感じですが、画質自体は三菱より良い感じでした。ただ店頭でこれだけ派手だと家で使うともっときつそう。これも調整次第かもしれませんが。


値段ですが、NECのみ15万円台と、そりゃもう…。40型ハイビジョンテレビが買えてしまいます。三菱とナナオは10万円台前半でまあ何とか…。
8年前、それなりの17インチブラウン管モニタが3万円台で買えたのですから、何だよこの価格差。
かといってワイド液晶で3~5万円台のものって、もうただ映るだけで色もコントラストもめちゃくちゃなものがほとんど。


値段で悩んでたところ、某通販サイトで価格コム最安値より7千円も安い値付けで出ていたので、決断しました。昨日振り込んだら今日仕事帰りに届きました。



はい、買ったのはNECのLCD2690WUXiでした! 高いですが、10年近く使うものですから妥協はしたくなかったので。
とにかく箱がでかいの何の。ちょっとしたブラウン管でも入ってる大きさです。
設置した写真はトップに表示されてる画像です。
ちなみに今までのADI MicroScan G700(17in. FD Trinitron)はこんな感じでした。



17型から25.5型ですから、それはもう別物のようで。あまりに広大なデスクトップに戸惑ってます。
これだけの解像度があると情報量が多く、解像度の大きい写真の編集にも威力を発揮しそうです。
そしてその画質ですが、いやはや古いブラウン管を超えてます。劣化したブラウン管と比較しちゃいけませんが、写真の品質、細かいぶれなどが見事に再現されています。
これはハードウェアキャリブレーションをやってもっと追い込みたいですね。

画面はデフォルトでは明るすぎ、ブライトネス0%でも明るすぎるため、ローブライトモードでさらに明るさを落としてます。
そして明るさや画像が安定するまで時間がかかる機種ですね。最低30分は暖気しないとだめみたい。




サブマシンの古いディスプレイは、これをもって用廃処分となります。
これも同じNECのMaltisync 17Ⅱ、Windows95時代のPC-9821Xaシリーズについてたものです。かれこれ12,3年前のものですね。
水平同期がおかしくて異音が出てました。明日ハードオフに引き取ってもらいましょう。