NIKKOR 35mm対決! f/1.8G vs f/2D 絞り開放 夜景編2014年02月19日 23時42分

先日予告したNIKKOR 35mm対決ですが…

撮り直ししなければ(汗

というのも、微妙にピントを外している写真、露出のばらつき、場所が簡単に特定されそうな看板が映り込むなどしているためです。
いやぁ、こういうテストは難しいですね。

というわけで、ブログにて簡単なテスト結果のみ掲載しておきます。

ボディはD800、絞り優先、ISO100です。



●AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED 絞り開放
AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED 絞り開放

●AiAF Nikkor 35mm f/2D 絞り開放
AiAF Nikkor 35mm f/2D 絞り開放

サイズの関係で、長辺2048ドットに解像度を落としています。
まずパッと見での違いは、同じ公称35mmのレンズですが、f/1.8Gのほうが若干画角が広いですね。

また、このサイズでもすぐわかるのが、f/2Dのフレアの多さと解像度の甘さ。
街灯の強い光が入っている部分では、f/2Dはかなりフレアっぽくなっていますが、f/1.8Gはフレアはほとんど発生していません。

コマフレアはどちらのレンズも発生していますが、f/2Dのほうがより顕著です。


●AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED 絞り開放 中心部等倍切り出し
AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED 絞り開放 中心部等倍


●AiAF Nikkor 35mm f/2D 絞り開放 中心部等倍切り出し
AiAF Nikkor 35mm f/2D 絞り開放 中心部等倍

中心部を等倍に切り出したものです。
解像度の違いは一目瞭然。ただ、f/2Dのほうは、ピントが外れている可能性があります。何故か画面周辺の方が解像度が高かったりするので。

フレアの出方の違いも顕著です。ここはf/1.8Gはさすが新しいレンズだけあり、抜けがいいということになります。

パープルフリンジ、と言うよりは軸上色収差でしょうか。光の縁に紫色が出ていますが、これはどちらもそこそこ出ていますが、やはり古いf/2Dのほうが多めです。RAW現像での軸上色収差補正は切ってありますので、素の特性です。

ちなみに、このパープルフリンジ、もしくは軸上色収差は、どちらのレンズもf/4まで絞るとほとんど解消されます。


夜景での絞り開放撮影はまずないでしょうが、これが星の撮影で、絞りを開放にしなければならない条件では、差が出てくるでしょうね。

いずれにしろ、新しいf/1.8Gは、絞り開放からそこそこの解像度が出ています。最近のSIGMAのように開放からカリカリというほどではないですが、ボケ味や階調表現、フレアの少なさは評価できますね。