1,2週間前から、Nikonから新しいカメラが発売される、それはタフネス仕様のカメラ、という噂は流れていました。
そして、昨日発表されたのが、Nikon 1 AW1、レンズ交換式では世界初の防水、耐衝撃性を持つカメラです。

世界初のレンズ交換式防水デジタルカメラとして、各種メディアで取り上げられているようです。

売り上げが振るわず販売計画を見直すなど、最近明るい情報がなかったNikon 1ですが、ここにきて個性的なモデルを打ち出してきましたね。

AW1のベースとなったのはJ3ですが、J3にはないGPSを搭載するなど、細かい部分での改善もみられます。

ニコンの防水カメラといえば、古くからのニコンユーザーなら、かつてフィルム時代に発売されていたニコノスを思い出す方も多いでしょう。

最後に発売されていたNIKONOS-V（NikonのHPから抜粋）

ニコノスは、いかにも普通のカメラとは違います、といった、ザ・防水カメラ、というデザインが特徴的でしたが、AW1はステンレス外装で、ベースボディのJ3からも大きくデザインイメージが変わっておらず、普段使う分にも、なかなかおしゃれな外観じゃないでしょうか？
ただし、NIKONOS-Vが水深50mまで対応なのに対し、AW1は15mまでとなっています。
恐らく、それ以上に対応するカメラも開発はできるでしょうが、更にシーリングやボディの耐圧性を上げなければならず、コスト的に15mに落ち着いたのでしょうね。

合わせて発表されたレンズも、既存の11～27mmと10mmを防水化したもので、防水の割にはそれほど大型化されていないようです。
ただ、私もダイビングはしないのですが、実際に水中撮影する方々の写真では、広角レンズを用いたものが多く、10mmよりさらに広角レンズがあれば、よりシステムとしての魅力を増すでしょう。

防水タイプでも、ノーマルレンズでも、単焦点レンズで135判換算18mmくらいのレンズが出て欲しいですね。


正直な所、これまでのNikon 1シリーズ、投げ売り価格だから魅力があったものの、通常価格では内容に対して高すぎる気がしました。Nikon 1 V2とD5200レンズキット、ほぼ同じ値段なら、D5200を選びますからね。

でも、今のところ、レンズ交換式の防水カメラは、このAW1がオンリーワンなので、やや高めの値段でも、欲しい人にとっては苦ではない値段ですね。