SONY α7RII発表から見るD810後継機 ― 2015年06月12日 23時41分
各所でちょっとしたお祭りになっている、SONYのフルサイズミラーレス機、α7RII。
α7Rの3640万画素から4240万画素にアップしました。噂の5000万画素越えではなく、あえて4200万画素に抑えた、というべきでしょうか。
しかしながら、常用感度ISO100~25600、拡張ISO102400まで対応と、これまでのα7Rが最大ISO25600までだったので、画素アップしつつも一気に2段分も高感度を拡張したことに驚きです。
EOS 5Dsが5060万画素と、フルサイズ最高画素数としながらも、常用ISO6400、拡張でISO12800までしか対応しないことを考えると、この高感度対応は大きな武器になるでしょう。
さらにAFも、コントラストAFだけではなく像面位相差AF399点も搭載、こちらは精度と速度がどの程度のものか気になりますが、元々このカメラは速度を求めるような機種でもないので、高画素に対する精度がきちんと出ているかが鍵となるでしょう。
さらに4K 30p XAVC Sとなり、手ブレ補正も5軸で4.5段分と抜かりありませんね。
手持ちのNikon D810が案外そこそこ連写も出来て、思ったよりオールマイティに撮れるカメラだとしたら、α7のRシリーズは、引き続きじっくり撮るカメラになりそうです。
これはまさに高画素機の真打ですね。スペックだけ見れば、なかなか良いカメラだと思います.
連写望遠撮影はNikon D4Sで、スナップや風景などはこのα7RII、なんてのが理想ですが、今回のα7RIIは40万円前後になりそうなので、例えSONYユーザーだったとしても、おいそれと買える値段ではないです。
さて、この4240万画素の裏面照射型CMOSセンサ、果たしてSONY以外にも供給されるのでしょうか?
例えば、Nikon D800は、センサ供給元のSONYに先んじて3630万画素センサを搭載しましたが、今回の新型高画素センサは、先にSONY自身のボディに搭載してきました。
この新しいセンサ、例えば年内にも発表されるであろうPENTAXのフルサイズ機に搭載があり得なくもないですし、Nikon D810の後継機にも採用される可能性は大いにあるでしょう。
一方で、像面位相差AFを搭載していることから、この4240万画素センサをそのままNikonやPENTAXの一眼レフに搭載することはあり得ないはずで、そうなると、像面位相差AFを外したセンサを供給する、あるいは別途5000万画素超えのセンサ供給、なんてのも考えられなくもないですね。
個人的には、D810のセンサは、画素数据置で、より高感度耐性とダイナミックレンジの改善を図っていただければと思いますね。
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