新型アコードハイブリッドに早速見て乗って触ってみた2013年06月21日 23時31分

モーターファン別冊「アコードハイブリッドのすべて」を買ってみた

本日発売の、新型アコードハイブリッド(CR6)、早速見て乗って触って来ました。
と言っても運転はしていないので念のため、展示車両を見てきた、といったほうが正解。
また、諸事情により写真はありません。


●第1印象

思ったほど巨大ではなかった。
去年まで乗っていたCLアコードと比べても、一回り大きいはずだけど、思ったほど大きく感じなかったですね。

ちなみに、先代インスパイア、つまり先代のUSアコードと比べて、全長は45mm短くなっているそうです。

幅もCLアコードよりは90mmも広がっているけど、ドアミラーの幅まで含めると、それほど変わっていないとのこと。意外と取り回しは悪くないようです。

ホイールが、先代の18インチからダウンサイジングされ、17インチが標準となったのも、燃費を重視した結果?
タイヤサイズも225/50R17とおとなしめ。
デザインのせいか、ホイールの小ささは感じなかったですね。


●エンジンルーム

ガソリンエンジンとともに、ハイブリッド用のモーターや関連システムが入っていて、スカスカ感があった先代アコードよりも詰まっていますね。
未だボンネットダンパーがついていないのがマイナス。


●運転席

オプションのレザーシート付きの車でしたが、レザーはあまり厚みを感じさせないもので、個人的には標準のファブリックで十分と感じた。
でも、レザーシートには、電動シートのシートメモリーが付いているんですよね。これ、ファブリック仕様にも付けて欲しいです。

座り心地は、最近の国産車なので、十分良いシートだと思います。


●後部座席

個人的にかなり気に入ったのが、後部座席。
先代や先々代より明らかに広く、余裕があります。
かと言って無駄に広すぎるわけでもなく、前席との距離も適正。
シートの高さも十分で、身長185cmを基準に作ったというだけあって、とても快適ですね。

このクルマ、実は個人タクシーとかに最適なんじゃないでしょうか?


●内装
黒を基調とし、木目を追加したもので、若々しくはないです。
内装上部はソフトパットを使っているものの、下側には入っていない。
値段を考えると、もう少し頑張って欲しいかな。


●メーター・エアコンパネル周り

メーターは、エンジンがほぼ発電に徹するため、タコメーターがなくなりました。
視認性はよく、国産車にありがちなケバケバしさもそれほどないです。

ナビは標準装備、ナビディスプレイとは別に、5.8インチのタッチパネルディスプレイがあって、オーディオや電話の操作が可能だそうです。
エアコン操作は独立したボタンで、ここをタッチパネルに割り当てなかったのは評価出来ます。
エアコンは専用のボタンで操作したいので、、この配置はなかなか。


●トランク

残念なのがトランク。
アコードのトランクは昔から広いのが特徴でしたが、今回はLi-ionバッテリを含むIPUが占領していて、リアシートを倒してトランクスルーはもちろん出来ず、リッドを介してのトランクスルーもありません。
つまり、長尺物の荷物が事実上載せられません。

CLアコードでは、シートを倒せば脚立でも物干し竿でも載せられましたから、ここはハイブリッド化の残念な部分です。

ところで、IPUの上段にスペースが有り、小物は載せられますが、ちょうどオーディオアンプが載せられそうなスペースなんですよ。
いや、これはもうアンプを載せろと言わんばかりの設計ですよ。きっと設計者はオーディオ好きなんですね(ぇ



●装備

ナビもサイドエアバッグも、オーディオのUSBやBluetoothも、DSRC対応ETC車載器も自動防眩ミラーも標準装備。
ヘッドライトもロービームはLED。
値段は高めですが、ほとんどの装備が標準でついてくるので、実質的にはそれほど高額というわけでもない。

でもって上級グレードEXでは、LXから25万円高で追突軽減ブレーキ、ACC、LKAS装備、CLアコードがこれらのオプションは40~50万円近くしたはずで、安くなったものです。



でも、乗り出し450万円は買えないなぁ…という結論に達しますね。
ホンダも、これからはセダン回帰で、14年にも小型のHVセダンを計画しているようなので、セダン好きとしては、選択肢が増えるのは嬉しいですね。