ニコンミュージアムで超望遠レンズを考察する2019年01月17日 06時41分

ニコンミュージアムには、期間限定展示の他に、常設展示ももちろんあります。
今回、超望遠レンズをチェックしてきました。

現行のAF-S 800mm f/5.6E, 600mm f/4E, 500mm f/4E, 400mm f/2.8Eと、一番右にあるのが現行品ではありませんが、かつて受注生産していたン百万円AI Zoom-Nikkor 1200-1700mm f5.6-8P IF-EDも、触れる状態で展示してあります。
これらをマウントしている三脚ってなんだろうと気になりまして、それもチェックです。

Nikonの超望遠レンズ軍


ロクヨンことAF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VRには…

Manfrotto MVT535AQ+

Manfrottoの三脚、MVT535AQに、雲台がMVH502AHでした。雲台は、型式的にはフラットベースなのですが、三脚は、ビデオ用に水平出しが可能なボール雲台をマウントできる三脚です。
これに、ハーフボールを組み合わせて、フラット雲台を取り付けているようですね。ふむふむ、このビデオ雲台は耐荷重7kgですが、ロクヨンとD4Sの組み合わせができるのですね。
レンズで4kg弱、カメラボディが1kg程度ですから、余裕はないですが、耐荷重的には問題ないですね。

この雲台はオイルフルードでなめらかな操作性を確保している半面、温度によりオイルの硬さが変わって操作性が変わるということで、冬季など寒い場所での撮影にはあまり向かないようです。

DAIWA DSV-77

ゴーヨンにはDAIWA DSV-77が。こちらはもろビデオ三脚ですが、最近は超望遠レンズ搭載のスチルカメラでも、なめらかにレンズを振れて、操作性も良いことから、ビデオ雲台を使うことが多いようですね。
こちらも耐荷重は7kgです。

Nikonロクヨンとゴーヨン

ロクヨンとゴーヨン、長さの差よりも、太さの差が大きいですね。
ゴーヨンが人気なのも、値段が大口径超望遠レンズでは安価(とはいえ100万円近い)なのもありますが、ロクヨンよりは径が細く軽量で、取り回しが良いのもあるのでしょうね。