5030万画素! Canon EOS 5Ds/5Ds R発売2015年02月06日 23時59分

Canon EOS 5Ds
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20150206_687137.html

少し前から噂になっていた、5D MarkIIIをベースとした5030万画素機が発表されました。

これによって、35mm判センサを持つデジタルカメラでは、2012年以来最高画素であった、Nikon D800/D800E/D810やSONY α7Rの3630万画素を超えて、最も高画素機となりました。

ネット掲示板界隈では、早速こんなに画素数いらないとか、レンズを選ぶとか、D800が発表された時と同じことをやっていますが、何だか進歩していないですね…。


もうCanonのHPを見るにつけ、D800/D800Eをよく研究したのが分かる内容ですね。
例えば、ミラーの振動に気を使っているとか、Canonで初めてクロップをつけてきたとか、タイムラプス撮影(微速度撮影)とか、何から何までソックリで(笑


ローパスフィルタをなくすることにとても慎重だったCanonが、今回初めてローパス効果打ち消しの5Ds Rを出してきたのも、D800とD800Eの関係の再来ですね。
やはり同じ機種のローパスフィルタ"レス"には、光学系の設計上コストが掛かり難しいので、ローパス効果打ち消しなんですね。

値段は40万円台半ばで、D810が30万円を切るくらいの価格で買えることを考えると、価格的に競合はしないですね。D810は、内容を考えると決して高価ではないといえるかもしれません。
元々ベースの5D3も、D810より数万円高いですし。

さて、いつもの様にD810とEOS 5Dsを比較しようと表でも作ろうと思ったら、こっちのほうが見やすいじゃん、というHPがありましたので、貼っておきます。↓

http://www.cameraegg.org/canon-eos-5ds-vs-nikon-d810-vs-5d-mark-iii-specs-comparison/


既にCanonのHPにサンプル画像が出ていますが、5Ds RでEF500mmのサンプル以外の2枚は、もう一つシャキッとしない絵なので、D800Eが出た時も言われたように、画素数を最大限に活かすなら、レンズも選ばなくてはならないようです。
http://cweb.canon.jp/eos/lineup/5dsr/samples/index.html

もっとも、写真は何が何でもカリカリに解像しなければならない、というわけではありませんから、レンズを選びすぎて普通のレンズは使い物にならないというわけではないので念のため。

ともあれ、やっとCanonから高画素機が出たことで、ライバルの動向も気になるところです。
個人的には、D810の後継は3630万画素据え置きで、さらなる画質と高感度耐性、連写速度向上を図っていただければ良いかなと。
5000万画素オーバー機には、D900とでも名付けていただければ。