函館港西埠頭に佇む掃海艇「あおしま」(MSC-689)2019年05月22日 06時30分

掃海艇「あおしま」(MSC-689)

GW函館こぼれ写真から。

函館港の西埠頭に佇む、すがしま型掃海艇「あおしま」(MSC-689)
2005年就役で、この世代はまだ木造の船体です。

2012年就役の「えのしま」型掃海艇からはFRP船体を採用しているため、木造船体の同艇は、既に世界的にFRPが主流の掃海艇の中で、今は貴重な存在です。

長年自衛隊の掃海艇が、20世紀後半には既に主流となっていたFRPを採用せず、木造にこだわり続けてきた理由は、放射雑音の面でFRPより木造船体が有利だったから、とされています。

しかしながら、船体寿命がFRPより短い15~20年程度とされていること、木造船体の製造が、専門技術者の減少により年々難しくなっていることから、FRP船体化に舵を切ったわけです。

すがしま型の一つ前の世代である「うわじま」型の大半は既に除籍されていて、もう数年もすると、すがしま型も除籍が始まるでしょう。


船体寿命は15~20年とされている木造掃海艇ですが、うわじま型も、艦艇によっては24年使用された例もあり、すがしま型ももうしばらくは使われることでしょう。
この「あおしま」も、船齢14年ですから、後10年位は使われるのかな?

その頃には、掃海機能を持った次期護衛艦である「30FFM」もある程度数が揃っているでしょう。

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