SIGMA WR PROTECTOR 105mmを購入し、中華製と比較した ― 2015年06月29日 23時57分
表題の保護フィルタを、ヨドバシのネット通販で購入。昨日の夜頼んで、今日仕事から戻ると届いていました。さすがヨドバシです。
こんな高価な保護フィルタを買うのは生まれて初めてですし、たぶん今回が最初で最後でしょう。
KenkoやMarumiのフィルタでも良かったですし、むしろそれらはSIGMAの半額以下なわけですが、105mmという大口径のフィルタは特殊なので、エントリーグレードのものしかなく、内面反射や防滴性能がしっかりしていると思われる、SIGMA純正を買ってみました。
これなら、解像度低下云々は多分感じないはず。
というか、これだけ出してプァな性能ならブチキレますけどね(笑
せっかくなので、最初に買った中華製の超安物フィルタと比較してみましょう。
左がSIGMA WR PROTECTOR、右がAmazonでかったTianyaという中華ブランドと思われる安物です。
もうこの時点で表面反射の違いが見て取れます。
中華製は一応MC(マルチコート)を謳っていますが、ガラス面の反射が多いのがわかります。。フラッシュの光をよく反射しているようです。対して、SIGMA製(SIGMA自身が作っているのか、どこかのOEMかは不明ですが)は、反射が少なめです。
今度はフラッシュ無しで、天井の照明をわざと反射させてみました。4灯で、白色LED電球を入れています。
SIGMAはマルチコートらしく、コーティングの色が乗っていますが、反射は少なめ。
対して中華製は、明らかに反射が多く、本当にMC(マルチコート)なのか疑問です。
この時点で中華製は失格です。
撮影比較してみましょう。
ただ、平日は日中は仕事ですから、どうしても夜しか撮れないのはご勘弁を。
全容と、等倍切り出しをアップしてみました。マンションの窓から見たご近所さんです。全体像と中心部付近の等倍切り出しです。
●フィルタ無し
フィルタ無しなので、最もヌケが良く、フレアやゴーストも皆無です。
●中華製(Tianya)フィルタ
いわぁ、まさにこれ! 点検前に感じていた、すっきりしない描写が再現されました。 たかが保護フィルタ1つで、こうも解像度が低下し、像が流れるのですね!
これまで、純正やKenko、Marumiしか使ったことがなかったので、保護フィルタの品質は考えたこともありませんでした。
全体像は派手にゴーストが出ているのがわかります。
これは使えないですね。
●SIGMA WR PROTECTOR
もうね、SIGMAと日研テクノの皆さんスミマセンでした! レンズを疑って悪かったですorz
SIGMAのフィルタ、ごくわずかにゴーストが見えるものの、中華製とは比較になりませんね。
ちゃんと像が流れずに解像しています。
全体像を見ても、ほんのわずかにゴーストがあるかな、という程度です。
やはり中華製フィルタが原因だったか…。
見違えるほど解像度が出るなんて、中華フィルタはどんな光学設計しているのだ!?
良い勉強になりました。
今まで保護フィルタの解像度なんて考えたこともありませんでしたが、ここまで大口径だと、ズームするほど光学ガラスの性能をもろに受けるということなのですね。
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