AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VRが発表されました!2015年01月06日 23時59分

AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR
キター!!!
ついにNikonのサンヨンが、十数年のぶりのモデルチェンジとなります。

やはり、このレンズも電磁絞りのEタイプでした。
ボディからの機械式レバー伝達による絞りは、望遠レンズでは機械的連結が長くなる(絞り羽根の位置がボディから遠いため)ため、絞り制御の遅れによる露出のばらつきがあるとのことで、新しいヨンニッパ(400mm f/2.8E)やハチゴーロク(800mm f/5.6E)は電磁絞りが採用されて始めましたが、ついにサンヨンクラスにも降りてきましたか…。

次のサンニッパ(300mm f/2.8)やゴーヨン(500mm f/4)も電磁絞り採用は確実ですね。
このクラスのレンズのユーザーは、最新ボディを使うでしょうから、実害はないでしょうけど。

PFは、位相フレネルレンズとのこと。フレネルレンズは、既にCanonがDOレンズとして400mm F4などで採用していますが、初期のDOレンズは逆光時のフレアの出方が問題となりましたが、ナノクリスタルコート採用のこの新しいサンヨンは、果たして先代の描写を超えられるか、先代の描写の評価はかなり高いので、気になりますね。

しかし、このPF採用のおかげなのか、重量はDタイプから4割以上削減の755g! ただし三脚座は別売りになり、AF-S 70-200mm f/4G用と共通の、RT-1が使用可能。
全長もたったの147.5mmで、もはや望遠レンズというよりは、標準スームレンズに近い感覚。
なにせ、AF-S 24-70mm f/2.8G EDより小型軽量なのですから!

VRは4.5段分の補正が可能、旧型より小型軽量化されているとのことで、使い勝手もよさそうですね。
米ドルで1990ドルなので、日本での定価は238,000円くらいでしょうか? 実売20万円位になりそうですね。
早く作例が見たいです。

いつものように、スペックを新旧で比較してみました。
サイズと重量が突出して減っています。

  AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
型式 ニコンFマウントCPU内蔵Eタイプ、AF-Sレンズ ニコンFマウントCPU内蔵Dタイプ, Ai AFレンズ
焦点距離 300mm 300mm
開放絞り f/4 f/4
最小絞り f/32 f/32
レンズ構成 10群16枚(EDレンズ1枚、非球面レンズ1枚、位相フレネルレンズ1枚、フッ素コート) 6群10枚(EDレンズ2枚)
画角 8.10°(35mm判一眼レフカメラ、FXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ) 8.10°(35mm 判一眼レフカメラ、FX フォーマットのデジタル一眼レフカメラ)
5.20°(DXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ) 5.20°(DX フォーマットのデジタル一眼レフカメラ)
ピント合わせ IF(インターナルフォーカス)方式、超音波モーターによるオートフォーカス、マニュアルフォーカス可能 IF(インターナルフォーカス)方式、超音波モーターによるオートフォーカス、マニュアルフォーカス可能
最短撮影距離 撮像面から1.4m 撮像面から1.45m
最大撮影倍率 0.24倍 0.27倍(1/3.7倍)
絞り羽根枚数 9枚(円形絞り) 9枚
絞り方式 電磁絞り 機械式絞り
アタッチメントサイズ 77mm(P=0.75mm) 77mm(P=0.75mm)
寸法 約89mm(最大径)×147.5mm(CIPA準拠) 約90mm(最大径)×222.5mm(バヨネットマウント基準面からレンズ先端まで)
質量 約755g(三脚座RT-1別売り) 約1440g(三脚座あり)
約1300g(三脚座なし)

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