実家に来て暇々、と言いつつ写真編集とか録り貯めた動画を見たりと暇なががら忙しい？ですが、結局は暇なので、今このブログを買いている、ASUS U24Aの総評をしたいと思います。


●デザイン
ヘアライン加工のアルミニウムボディ、しかも今回選んだのはレッド、このレッド渋くていいです。
現在、Windows8の載ったU24A-PX3210H（末尾にHがついたモデルがWindows8モデル）になりましたが、こちらはレッドがないようです。

キーボードもタッチしやすく、配列も良いので、この点は今まで使っていたDELL XPS M1210よりも優れています。


●サイズ・重量
初めての11.6型ノートPCですが、12.1型のPCからの買い替えでは、若干縦方向の解像度が下がるので、縦方向に狭さを感じます。
12.1型（1280x800）→11.6型（1368ｘ768）

家庭で場所を取らずに使う、時々持ち出すという用途では最適なサイズです。

一方、ウルトラブックではないため、ボディの薄さという点ではもう一歩です。光学ドライブもついていないので、あともう一歩薄くても、とは思うけど、そのかわりウルトラブックにありがちな拡張性の低さはありません。

重量は、12.1型ながら2kg近かったM1210と比べると、1.5kgなので軽いといえば軽い。ただ、別途光学ドライブの同時持ちだとそれほど変わらない気も。その代わりバッテリは大きめなので長持ちです。


●バッテリ
公称8.8時間となっている作動時間、ネットをしたり、写真編集（それなりのCPU使用）で、大体5時間程度持ちます。
バッテリセーブモードでネット程度の使い方なら、もう少し持ちそうです。
これだけ持てば、1日の使用時間を考えれば悪くない数字です。

マイナス点として、lenovoなどに以前からある、バッテリ充電制御設定が一切ないこと。
例えばlenovoは、ある一定量の充電量になったら充電を止めるといったバッテリの保護機能は、U24Aにはありません。


●処理速度
intel Core i5-3210Mの処理速度には何ら不満はありません。
このクラスのライバルは軒並み低電圧版のi5なので、アドバンテージがあります。
さすがにRAW現像はちょっと処理が重いですが、そういうのをメインにする人は、そもそもこのPCを使わないでしょう。
海外向けモデルには、BTOでCore i7も選べるようです。


●グラフィック
intel HD4000、特にゲームをしないので、こちらも不満なし。
メモリは16GBに改装したので、BIOSでグラフィックに512MBを充てていますが、写真のように、PC側でハイビジョン動画を再生（ブルーレイのAVCREC動画）しながら、もう1つのディスプレイ（1280x1024）に表示させても、描画がもたつくことはないですね。


●液晶ディスプレイ
ここは値段が出る部分で、グレア液晶は反射が気になるのと、表示色域も狭いです。また階調表現がいまいちで、ちゃんと写真編集するには不向きです。
TNかVAか液晶なので、視野角によってコントラスト変化は大きいです。
明るさは十分すぎるほどあり、屋外使用でも不満はありません。
屋内使用では、結構輝度を落として使っています。


●拡張性
このPC最大の美点です。USBポートが3つ、その内2つがUSB3.0。ギガビットイーサ端子、マイクとヘッドフォン独立の端子、SDカードリーダー、HDMIの他にアナログD-Subもあります。
アナログD-Subは最近省略されてきていますが、まだプロジェクタや古いディスプレイで使われているので、これがあるのは便利です。


●HDD・メモリ
標準搭載のHDDは750GB/5400rpmと容量は十分ながら、速度はいまいち。
体感速度を上げたいなら、当方が改装したSeagateのハイブリッドHDDか、SSDへの改装をオススメします。

メモリは標準搭載4GB、ライトに使う分には困らないですが、今はメモリが安いので、増設がおすすめ。
なお、公称最大8GB（4GBx2）となっていますが、実際には16GB（8GBx2）も搭載可能です。ただし、自己責任でお願いします。
当方、一番安いシリコンパワー製が無事認識されました。



【総評】
コストパフォーマンスが高く、拡張性も高いので、自分でメモリ増設やSSD改装もできるような方にオススメです。
無改造状態では、HDDの速度に若干難があります。

ASUSのユーティリティソフトがどちらかと言うと自作ユーザーや中級以上のユーザー向けで、初心者には少し不親切かも。
ともかく、これで4万円台だなんて、いやはや恐ろしい世の中です。
この値段なら文句無いですね。