Nikon COOLSCAN V ED (LS-50ED)導入2015年11月16日 23時23分

COOLSCAN V EDとIV ED
ちょっと前になりますが、オークションでNikon COOLSCAN V ED(LS-50ED)を落札しました。

ここ10年ほど、中古購入のCOOLSCAN IV EDを使用してきましたが、やはりCOOLSCANの最終型が欲しく、ずっと狙っていました。
が、今やフィルム専用スキャナは国内メーカーからは発売されなくなり、海外ブランドの一部があるのみです。

こういった背景からか、近年、COOLSCANはヤフオクでも比較的高値で取引されています。
当方が公開している、64bit版infで、Windows7/8/8.1/10 64bitでも使用できるようになっているのも、人気を保っている1つの要因かも?


COOLSCANはII~今回のVまで歴代使っていて、IIの時はSCSI接続、Windows98、MMX Pentiumにメモリが96MBの時代でした。
当時はまだフィルムスキャンに対してPCのスペックも低く、そもそもWindows98の安定性のなさとメモリ不足で、まともにスキャンできていなかったように思います。8bit 2700dpiですから、当時のPCではあまりにデータが重すぎました。

IIIになって、OSはWindows2000となり、劇的に安定性が増しました。
メモリも512MB~3GBとなり、やっと安定してスキャンできるようになったのもこの頃ですね。
10bit 2700dpiとなり、IIより大幅にダイナミックレンジが広くなりました。

IV EDはWindows XP以降で使用していて、この世代からホコリ取り機能のDigital ICEが搭載され、スキャンもだいぶ楽になりました。加えてUSB1.1接続となり、面倒なSCSIボードが不要となりました。ちなみにこの世代の上位機はIEEE1394接続ですが、それ自体が廃れてしまいましたね。
12bit 2900dpiとなり、さらに暗部のスキャン性能も向上しました。

そして今回導入したV EDは、14bit 4000dpiと更に進化、ダイナミックレンジは暗部で特に向上していて、IV EDとV EDで同じフィルムをスキャンすると、暗部の諧調が改善されているのがわかります。
スキャン速度も速くなっていますね。


そんなわけで、これで過去のフィルムスキャンもボチボチ進めていこうと思います。
それにしても、新しいはずのV EDのほうが外装日焼けしてますね(笑