土浦駐屯地「武器学校」見学2014年03月15日 00時37分

毎度おなじみ、danさん企画の見学ですが、今回はいつもの駐屯地見学とはちょっと違う趣向となりました。

月1回一般公開される陸上自衛隊土浦駐屯地の武器学校の展示を見学してきました。

●火砲館

対戦車砲

対戦車砲です。当時は戦車を駆逐するための一撃必殺兵器として使われたそうです。


●屋外展示

三式中戦車

3式中戦車。太平洋戦争後期に作られた旧日本陸軍の戦車です。ライバルのアメリカのM4中戦車と比べると、どことなくデザインが垢抜けていない感じです。命中精度は良かったようですが、M4より防御力・攻撃力共に劣ったようです。


M1942

ソ連から鹵獲?したM1942野砲。驚いたことに、タイヤはキリル文字が入っており、当時物のタイヤなのか?


●小火器コーナー

銃器はワタシは全然詳しくなく、詳細は割愛。
以外にも予想より多くの種類の小火器が展示されていました。

小火器展示


おなじみ南部十四年式

さすがに南部十四年式は知っています。


比較的新しいMINIMI

MINIMIは比較的新しい装備ですね。もう引退した個体があるということですね。


まもなく開発から1世紀のM2機関銃

開発からまもなく1世紀が経とうとしているのに、未だに生産され現役で使用されているM2機関銃。
これの後継機を開発しようとしても、コストパフォーマンスと信頼性を鑑みると、これに敵わないのだとか。
それほど優れた設計なのでしょう。


意外とコンパクトなRPG

中央は有名なRPG。以外と小さい。このコンパクトさと手軽さが、今でも多く使われている理由の1つでしょうね。



九八式射爆照準器

こちらは零式艦上戦闘機(いわゆるゼロ戦)に搭載されていた98式射爆照準器。


赤色照準映像

こんな感じに鮮明に見えます。もちろんレーダー射撃ではないので、実際には中心に合わせても、機体が流れるので玉は当たりません。機体の旋回率と目標距離などから、円周に合わせることで命中させるそうですが、当てるのは容易でなさそうです。


こちらは単純な目盛のみ

東京光学(現トプコン)が製造した95式射爆照準器。陸のトーコー(東京光学)、海のニッコー(日本光学・現ニコン)と言われたように、陸軍の航空機には東京光学のものが、主に取り付けられていたようです。

こちらは単純な感じの照準器ですね。


なかなか見られない貴重なものを見させていただきました。
danさんにはいつもながら感謝!