群馬廃鉱山めぐり 2日目 ― 2010年08月03日 23時59分
流石に昨日は疲れていて更新できず。1日遅れです。
泊まりで行くと、次の日は早くから撮影できて良いですな。
まずは白根硫黄鉱山跡…といってもここもふもとには鉱山設備等面影があるものはなく、閉山後はスキー場になったようです。
名前はあえて言いませんが、調べればすぐ分かることなので…。
というか、廃墟化した今でもここのスキー場のホームページが残っていて、閲覧可能です。
そんな事ってあるんですね。
山頂のロッジ近くには、炭鉱跡の記念碑があり、リフト終点近くには鉱山設備も残っている人のことでしたが、生憎の天気で登山は断念せざるを得ませんでした。
外観はそんなボロくは見えませんでしたが、近づくと老朽化が進んでいることが分かります。
建物自体は、定礎の表示から1990年に建てられたもので、公式HPには設備の老朽化から、2004年冬のシーズンの営業ができなくなったとあります。とあるブログによれば、2000年3月以降スキー場としては運営していないともあります。
その後営業休止という形を取っていたようですが、この現状を見るに営業は再開されることもないでしょうし、経営母体自体が運営しているのかすら怪しいです。
が、HPがある以上、サーバとドメイン使用料は支払われているわけで。何とも謎です。
入り口がウエルカム状態なので、入っちゃいました。
中は、外観以上に老朽化と廃墟化が進んでいます。1階が雨漏りしている状態なので、あちこちが傷んでいるのは想像に難くないです。築年数では20年だけど。
6年使わないと、こうも痛むものなんですね。
B1階(地下ではない)は休憩所などのフロアだったようですが、最も状態が悪く、湿気で天井内装がほぼ剥がれています。
一部ガラスも割られ、湿気が大量に入ったんでしょうね。
2階の食堂では、大量に食器が割られていました。DQNのしわざか。
厨房では熟成された調味料が残されていました。
ここの建物で象徴的な、天釣りのモニタ。
あのソニーのプロフィールプロ、KV-27HV1Sです! このモニタ自体が87年発売なので、建物の建造時期と大体一致しますね。いや、世が世なら1台欲しい… もちろん廃墟で窃盗はしませんよ。
相当な台数がぶら下がっています。
最上階。ここもガラスが一部割られています。
この階は寝室とベッドがあることから、泊まりで来る団体やプロスキーヤーのためにあるのでしょうか。
あ、この建物がスキー場の施設というのが分かる唯一?の写真。一昔前のスキー板が大量に残されています。
自分が昔スキーやってた時の世代のものですね。
今は短いカービングが主流だけど、そう言うのはありませんでした。
大量に仕入れると相当なコストがかかるでしょうから、これもスキー場休止の原因の1つでしょうね。
ただでさえ、自分も含めてスキー人口が減っているようですから。
さて建物を離れ、リフトに向かいます。
初代パジェロが、写真ではわからないけどナンバー付きで捨てられてます。リフトも椅子は撤去されてますね。
もう1基のリフトは、座席付きのまま残されていました。
また今回は行っていませんが、山頂にもゲストハウスらしきものがあるようで、そこもガラスが割られ廃墟化しているようです。
では移動して…最後は石津硫黄鉱山跡…のはずなんですが。
林道手前で車を止め、歩いて行きましたが、鉱山らしき跡は結局発見できず。
唯一発見したのが、鉄塔のみ。碍子が付いているので、鉱山設備に送電していたものでしょうね。
写真のGPSデータからも、この写真をとった場所からすぐ近くが鉱山跡となっていました。
最も現在は森になってましたが。
そんなわけで、廃鉱山めぐりと言いつつ、実際に鉱山設備を見れたのは、前日の小串鉱山のみ、あとはいずれも70年代には廃坑となり、自然に飲まれたか、他のものが出来て埋もれたか…
さすがに東北の廃鉱山ほどのスケールはなかったけど、久々に撮影ができてそこそこ楽しかったなー。
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