OBDミニリーダー INNOVA3031jpを試す2012年07月02日 22時12分

さて、先日格安購入した、OBDミニリーダー、INNOVA3031jpを試してみることに。

OBDとはOn-board diagnosticsの略で、自動車に搭載されるコンピュータが行う自己故障診断のことを言う。
Wikipediaに書いてあるように、車両の診断コードを読み取ることができます。
この3031jpは、一番安い機種だけあって、読み取れるのはエンジン関係とエアバッグなど安全装置のエラーと、そのエラーコード消去のみです。
プロが使うツールはもっと少し高価なもので、更に高度な読み出しや、セッティングなど多岐にわたりますが、素人が遊び半分に使うには十分でしょう。

INNOVA 3031jp

外観はシンプルで、ボタンも3つしかありません。
電源も、車両側から取得するため、本体に電池なども入れる必要はありません。
コネクタは16ピンの規格化されたもので、国産車や、多くの外国車共通のものとなっています。
ただし、通信方法がメーカーによって違いがあるようです。国産車は独自規格が多いとか。島国の悪い面ですね。
本体ファームウェアは最新版にアップデート済みです。

CL7アコードの診断コネクタ

CL7アコードの場合、運転席ハンドルの右下、内装の奥にコネクタがあります。
ああ、色々つけているので配線がごちゃごちゃだなぁ…
コネクタにリーターを差し込めば勝手に電源が入ります。イグニッションをONにして、しばらく通信するとエラーコードが出てきます。

読込中

読込中。特に操作する必要はなく、挿し込むだけで勝手に読み込みが始まります。3分くらいかな。

エラーコード12-11

エラーコードが出ました。うむむ、なんだよ。
こちらで調べてみると、
"Open or increased resistance in the right front airbag first inflator"
だそうで。
要約すると、「右前側エアバッグファーストインフレータ断線または抵抗増」とな!
しかしSRSエアバッグ警告灯がついているわけではないし。試しに消去してみると、以降表示されなくなったので、しばらく様子見です。

もう1つエラーが出ました。

エラーコード61-01

エラーコード61-01は"Low Battery Voltage"だそうで。
バッテリ電圧が低いらしいが、電圧を測る限りは問題ないんだよなぁ。交換してまだ半年だし。
こちらのコードは消去してもまた出てしまいます。
今のところ電圧は問題なしと判断しているため、これは無視しましょう。

何だか少し腑に落ちないけど、深刻なエラーではないということで。


エスティマACR50の診断コネクタ

こちらは嫁車、エスティマアエラスACR50です。
診断コネクタは、やはり運転席ハンドル右下にあります

エラー無し

こちらは何もエラーは検出されませんでした。

本当は設定なんかも読み書きできるのが欲しいところですが、結構お高いので…