20年前に買った三脚SLIK PRO 803CFのメンテナンス2019年09月18日 06時18分

多分もう20年物になる、SLIK初のカーボン三脚、PRO 803CF。

SLIK PRO 803 CF

確か、ヤフオクがまだ手数料無料だった頃、新品型落ちでそこそこ安く買えました。
重量も、雲台込みで1.6kgくらいだったかな? とにかくそれまで使っていたKingの重たくて古くて使いづらい三脚よりはるかに軽量で、一眼レフ+70-200mm f/2.8クラスまでのレンズまでなら、この三脚で対応できるので、今でも割とよく使う三脚です。

初代カーボンなので、いまどきの最新モノよりは剛性感は劣るかもしれませんが、軽さは古くともカーボン三脚ならではです。
20年使ってヤレた感じもありませんが、雲台のグリスが飛んでしまって、滑らかさが出なくなったので、分解してグリスアップします。

自由雲台用グリスSBHを使用

雲台は可動部が六角ボルトで締結されているため(一部ネジも使用)、これらを緩めればバラバラになります。
グリスは、今回同じSLIKの自由雲台用を流用しました。

※自由雲台用のグリスのため、本来の3Way雲台用のグリスとは特性が異なりますので、オススメはしません!

とまあ、こう上に書いておいて、使ってしまった私ですが…
実際、グリス塗布した後は、動きがある程度渋くなりました。本来の新品時のじわっとした滑らかさというよりは、やや硬めになってしまったのは、自由雲台用なので、フリクションが大きめなのでしょうね。
それでも、グリスが飛んでしまって、少し緩めただけでカックンしてしまう状態だった時よりは、だいぶマシになりました。

3Way雲台用グリスは市販されていないため、どの粘度のグリスを用いればよいかが不明なため、今回自由雲台用を流用してみました。
ということで、自己責任でお願いします。

この三脚付属の雲台、重量が軽い割に耐荷重がほどほどあり、現行の代替品は他社を含めて重量が重くなってしまうため、買い替えではなくメンテナンスで対処しました。