GITZO フルードジンバル雲台GHFG1と2019年08月08日 06時14分

購入直後から長い梅雨入りになってしまい、なかなか試せずにいた、GITZOのフルードジンバル雲台GHFG1でしたが、梅雨明けしたら今度は猛暑。撮影的に厳しい環境が続きますが、とりあえずベランダに三脚を設置してお試し。

GITZO GHFG1とSIGMA 150-600mm Sportsの組合せ

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Sportsに、アルカスイス互換の三脚座であるTRIPOD SOCKET TS-81を装着しています。
最近は三脚座もアルカスイス互換のものが少しずつ増えてきましたね。
アルカスイスプレートを介さなくても良いので、その分剛性が上がります。

さてジンバル雲台の場合、三脚座付きのレンズやフィールドスコープを取り付けることになりますが、取り付け位置を前後させて、水平になるところでバランスを取ります。
こうすることで、レンズを上下に振っても、締め付けせずフリーの状態にすれば水平に戻ります。

ジンバル雲台の利点は、ヤジロベエのようにバランスを取れることと、重心が支点より下になるために、一般的な3Way雲台や自由雲台のように、テンションを緩めた際にレンズやボディがガクンと下がってぶつけたりしてしまう心配がないことです。

反対に欠点としては、三脚座の着いたレンズやフィールドスコープ以外は事実上取り付けできないことでしょうか。
つまり、汎用的な雲台としては使えないのが欠点で、その点では、最近流行っているビデオ雲台のほうが汎用性は高そうです。

GITZO GHFG1とSIGMA 150-600mm Sportsの組合せ

もう1点注意が必要なのは、SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Sportsのような望遠ズームレンズでは、スーミングに伴い全長が変化し、重心位置も変化することです。
重心が変化すると、水平バランスが取れなくなります。もちろん、重心が変わったから直ちにレンズがカックンと上がり下がりするわけではありませんが、フリーの状態で水平ではなくなります。こうなると、三脚座とジンバル雲台の取り付け位置を変える必要があります。
したがって、大きなズーミングでは注意が必要です。特に、SIGMA 150-600mm Sportsは、望遠ズームレンズとしては重量級の部類に入るため、ズーミングは注意が必要です。
基本的には、撮影中に頻繁にズーミングはせず、使用する焦点距離は固定して、その上でバランスを取るのが良いでしょう。

GITZOのフルードジンバル雲台、適度な粘性があるので、望遠の動画撮影にも最適です。
まずはタイムラプスで遊んでみることにします。

ちなみに…三脚はSLIK Professional II-Nですが、この組合せだと若干脚側の剛性が足りないかも…。
本当は脚もGITZOにしたいところですが、Xperia 1を買ってしまったので、来年以降にお預けです…。

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