【晴海埠頭】英フリゲート「モントローズ」と護衛艦「むらさめ」を見てきた(その3)2019年03月13日 06時46分

写真の編集ができてなくて、昨日はブログ更新できませんでしたが、続きです。

先に護衛艦「むらさめ」を見学し、今度は英23型フリゲート「モントローズ」を見学します。

英23型フリゲート「モントローズ」

晴海埠頭に着いたときほどではないにしろ、結構混んでいますね。
それでも晴海埠頭の艦艇見学の傾向として、朝イチで行くより終了間際のほうが空いてはいます。
マニアは一番に乗りたがります(笑

見学者で賑わう「モントローズ」

これでも並びは短くなっていて、20分程度で乗艦できました。
ここでモントローズの諸元を。

●イギリス23型フリゲート (通称デューク級)7番艦「モントローズ」HMS Montrose F236 1994年就役

満載排水量:4,300t (むらさめ型は6,200t)
全長:133.0m (むらさめ型:151.0m)
全幅:16.1m (むらさめ型は17.4m)
主機・速力 CODLAG(ディーゼル発電電気推進+ガスタービン)28kt (むらさめ型はCOGAG 30kt)
主兵装:55口径114mm単装砲, 30mm機関砲, 7.62mm機銃, シーウルフ短SAM VLS(32セル), ハープーンSSM4連装発射機2基, 連装短魚雷発射管2基, AW159ヘリ1機


兵装はむらさめ型と似ていますが、23型は90年代前半に就役していて、すでにステルス船体やディーゼル電気推進など、先進技術を取り入れているのが、英国艦艇らしいです。
船体はむらさめ型より一回り小ぶりですが、相応の能力を備えています。

ハープーンSSMとデコイ発射筒

艦橋の上にあるレーダーは、対水上捜索用の1007型、右の4つの筒はハープーン対艦ミサイルの4連装発射筒、左の横を向いている筒はデコイの発射筒です。

英フリゲート「モントローズ」の紋章

モントローズの紋章。モントローズの名前は、全然詳しくないですが、モントローズ公爵に由来するのだそうです。
海上自衛隊の艦艇は、旧海軍時代からですが、人名は艦艇の名前に使用しない規則となっていますが、諸外国だと、このように人名を使う艦艇は多く存在します。アメリカだと、歴代大統領や軍人の名前を艦艇の名前に使用することもあります。
ちなみに、英23型フリゲートは、公爵の名前を使用していることから、通称「デューク級」とも呼ばれたりします。かっこいいですね!

30mm単装機銃

30mm単装機銃。23型フリゲートは、ファランクスなどの捜索・射撃管制レーダーを内蔵するCIWS(近接防御兵器)はありませんが、この機銃はその代りになるのかな? 遠隔操作できるのかな?

混んでいます

乗艦終了時間が迫っていたので、地上の待ち列は減っていますが、艦上の観客はまだまだ多い。

迷彩服の隊員

乗艦してすぐ立っていた隊員。迷彩服なんですね! 笑顔をいただきました! この方に限らず、隊員の方は皆丁寧でフレンドリーで好印象です。

?

何だかよくわかりませんが、多分いま誰が何してるってのを表してるのでしょう。

モントローズの銘板

英国艦艇に限りませんが、諸外国、特に欧州の艦艇は、立派な銘板や紋章を掲げていることが多いですね。

ハープーンSSM

ハープーンSSM発射筒。むらさめの90式SSMとほぼ同じ形状ですが、右下に写っている奥のハープーン用のブラスト避けの板がベニア板っぽいのが、なんとも言えない割り切りです。燃えちゃわないか心配ですが、多分大丈夫なのでしょう。
発射したら取り替えるだけ、という感じなのかもしれません。

シーウルフ短SAM

見づらいですが、シーウルフ短SAMの垂直発射機です。
ハープーンはアメリカ製ですが、短SAMは昔から国産なのがイギリス流。丸いのはカバーで、発射する前に外すか、あるいはそのまま発射可能なのかは不明。Wikipediaにはこの蓋がされていない写真があるので、これは恐らく平時は筒上部の薄いカバーを保護するためのものなのでしょうね。

続く…