就役直前の護衛艦「いずも」2015年03月23日 23時50分

仕事が休みだったので、ちょいと横須賀方面へ行ってきまして、今度の25日に就役する護衛艦「ひゅうが」を拝んできました。
場所は…写真にGPSデータを添付しています。

就役直前の護衛艦「ひゅうが」

数年前に、やはり就役前の護衛艦「ひゅうが」をこの場所から拝みましたが、「ひゅうが」はああ大きいなぁと思ったものですが、慣れてしまったのか、「ひゅうが」型より51m全長が長く(248m)なっているにもかかわらず、それほど大きさを感じないです。遠いからでしょうかね。
乗るとまた印象は変わるかもしれません。

就役すれば、護衛艦史上最大の艦艇となります。
が、艦種記号はDDH、日本ではヘリコプター護衛艦と称しますが、DDHは海外名称ではヘリコプター駆逐艦です。
駆逐艦とはいえ、兵装は自艦防御用の最低限の装備しかなく、高性能20mm機関砲CIWSが2基のほか、海自では初めてとなるSeaRAMを装備しています。
他国から見れば、これは実質ヘリコプター空母です。それは「ひゅうが」型も同じことですが。


艦首クローズアップ

艦首のクローズアップ。
艦首にはCIWSが搭載されていますが、見た目には光学照準装置が搭載されていないBlock1Aのようです。
WikiPediaによれば、除籍艦からの流用品のようですね。この手の装備品は、潮風にさらされ経年劣化しやすいように思うのですが、新造品よりは中古再生したほうが安価なのでしょうね。


艦橋のクローズアップ

艦橋は「ひゅうが」型に似ていますが、ESSM(発展型シースパローミサイル)を装備しないため、ミサイル誘導のためのXバンドレーダーが省略された、CバンドのみのOPS-50アクティブフェーズドアレイレーダーが装備されています。
ただ、従来からある回転式の対水上レーダーのOPS-28も装備されているところを見ると、OPS-50の補完として、低空捜索のバックアップを行うのでしょう。

見えないところでは、これまでの後部エレベーターが甲板上からデッキサイド式に変更されています。
早く乗ってみたいですね。


さて、来る25日には、海上自衛隊への引き渡し式が行われ、就役するとともに、護衛艦「しらね」が退役します。
「しらね」は長い間海上自衛隊の顔と言うべき存在でしたが、約35年もの現役生活にピリオドを打ちます。個人的には、子供の頃初めて乗った護衛艦が「しらね」だっただけに、感慨深いものがあります。


▼オマケ

整備中のDD-114「すずなみ」

ドックで整備中の護衛艦「すずなみ」(DD-114)。バウソーナーの形状が垣間見えます。
こうやって普段水面にある部分が見えるのは新鮮ですね。