音元出版の懸賞でオーディオ用NASが当たった2015年03月07日 23時25分

先週のことですが、帰宅すると自分宛てにIOデータから荷物が届いていました。
はて、IOデータの商品を買った覚えはないんだけど…とよく見てみると、差出人はオーディオ雑誌でおなじみの音元出版。

IOデータの箱が届いた


箱を開けてみると、IOデータのRockDisk Nextというオーディオ用のNAS(Network Attached Storage)のようです。しかも容量は3TB!
最近、NetGearのReadyNASのHDDを4TBx2(RAID1構成)に改装し、さらにIOデータのRAID対応HDDケースで3TBx2も増設してNASは計7TBあるわけですが、そこにさらに3TB増えることになります。

RockDisk Next CL2-005LD/3A


調べてみると、発売自体は2012年11月なので、2年以上前とやや古い製品のようですね。
とは言え、デュアルコアCPUに、メモリ256MBと、手持ちのReadyNAS102ほどではないにしろ、それなりのスペックではあるようです。

設定はブラウザからですが、どちらかというと中上級者向けのインターフェイスを持つNetGearのReadyNASに対し、このRockDisk Nextは、初心者にもそこそこ扱いやすい感じです。
ただ、ReadyNASのほうが全体的に洗練されているようにも思いますが。

RockDisk Nextの設定画面


RAIDも搭載しない普通のNASですが、オーディオ用と謳う点は、DSDオーディオファイルを配信可能であること(一般的なNASはDSD形式の.dsfや.dffファイルをオーディオファイルと認識できない)、HDDをWDのGREENシリーズを選定し、音質を最適化したとのこと。調べてみると、当初はオーディオ用というよりは、普通のNASとして販売していたようですが、途中からアップデートにより、ハイレゾ対応のメディアサーバーを搭載したようです。


我が家は、まだネットワークオーディオ専用機器が無い為、NASから音源を再生することはあまりありませんが、スマホ越しに再生することは可能ですし、その辺りはいずれ音質がどう変わるか確認しようとは思っています。
そもそも、なぜデジタルデータの音質が変わるのか、ジッターなどの影響があると思いますが、これを科学的に論理的に解説している記事は見かけたことがないのですよね。

さて、このNASも、最近のトレンドである、インターネット経由でもファイル閲覧可能といった機能のほか、スマホから写真や動画ファイルなどデータをアプリを使って簡単にアップロードできる、またダウンロードもできるなど、使い勝手の良さも持っています。
ReadyNASは動画ファイルと写真ファイル置き場とし、RockDisk Nextをオーディオファイル置き場にすることにしました。

3TBもあれば、容量の大きいハイレゾ音源も、そうそう簡単に埋まらないはずですし、さらにUSB-HDDをつないで容量アップも可能です。ただ、そのUSBが今時の3.0ではなく2.0というのが残念な所。


転送速度も計測してみましたが、結構遅めの17,8MB/s程度で、これは無線LANルータの簡易NAS 機能よりも遅いです。


●IO Data RockDisk Next CL2-005LD/3A
IO Data RockDisk Next CL2-005LD/3A


比較のため、我が家にある他に2つのNASの過去データを引っ張りだしてみましょう。

●NETGEAR ReadyNAS102
NETGEAR ReadyNAS102

●WRZ-1750DHP + Logitec LHR-EGU3F(HDDは古いSeagateの1.5TB)
WRZ-1750DHP + Logitec LHR-EGU3F(HDDは古いSeagateの1.5TB)

うーん、RockDisk Nextは、ルータのWRZ-1750DHP2の簡易NAS機能にも負けていますね。読み込みは変わらないですが、書き込みが遅い。
実際にファイルを書き込んでみても、遅さを感じます。
とは言え、音楽データ置き場としては、読み込み速度は十分です。

音質検証は時間が出来た時にでも。

最後に、提供していただいた音元出版様には感謝感謝!