バーンスタイン指揮 ショスタコーヴィチ交響曲第5番 新旧盤比較2014年12月22日 23時58分

バーンスタイン指揮 ショスタコーヴィチ交響曲第5番 新旧盤比較
愛聴盤の1つ、ショスタコーヴィチの交響曲第5番、レナード・バーンスタイン指揮、79年の東京でのライブ録音です。
初めに聴いたショスタコーヴィチの交響曲第5番がこれだったので、他の指揮者のものを聴くと、テンポがやたらゆっくりに聞こえてしまいます。

買ったのはまだ中学生ぐらいだったと思うので、当時はSONY BEST CLASSICS100の比較的安価なシリーズをそろえていました。左のCDもその1枚で、これが名演、名盤と知るようになったのは、だいぶ後になってからです。

DIGITAL RECORDINGと書かれている通り、初期のPCMプロセッサでの録音と思われ、年代的にSONYのPCM-1600(16bit/44.056kHz)あたりが使われているのではと想像します。(どなたかご存知でしょうか?)

今回買ったのは、SACDハイブリッド盤、基本的に同じもののリマスター盤などはあまり買わない事にしているのですが、これは興味があって、また値段も2千円しなかったので、買ってみた次第。

ただし、前述の通り、当時のDIGITAL RECORDINGなので、現在のものより音質は劣りますし、それをマスタリングしてSACD化したところで、意味は果たしてあるのだろうか?という興味もありまして、早速比較してみましょう。


うーん、出だしから違った!
まず全体的に音に厚みがあります。旧CD盤は、音はクリアですが、総じて厚みがない音で、ライブレコーディングの制約からくるものと思っていましたが、そうじゃなかったようです。
さすがに、アナログマスターテープからのDSD Masteringとは違って、空間の描き方はPCMレコーディング的で、あまり立体感は感じられないものの、左右方向の広がりはまずまず。
S/Nも良くなっているように感じます。元の音源はPCMですが、業務用の機械はさすがに違うのか?

ともかく、愛聴盤の音が良くなって、今回の買い物は成功でしたね。