AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED予約 ― 2014年01月15日 22時55分
2月末発売のAF-S NIKKOR 35mm f/1.8G EDですが、いろいろ考えた末、予約することにしました。
というのも、4月から消費税率が8%になること、3月は恐らくこのレンズは品薄状態となり、価格が下がるより前に消費税率が上がってしまう可能性を考慮しました。
とまぁ、もっともらしい理由をつけたものの、このレンズだけは35mmマニアとして、ぜひとも手に入れたいレンズだったので、少々お高くとも手に入れたいと思った
わけです。
さて、この新しいf/1.8Gと、もう十数年愛用しているAiAFのf/2Dのスペックを比較してみましょう。
AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED | Ai AF Nikkor 35mm f/2D | |
型式 | ニコンFマウントCPU内蔵Gタイプ、AF-Sレンズ | ニコンFマウントCPU内蔵Dタイプ, Ai AFレンズ |
焦点距離 | 35mm | |
開放絞り | f/1.8 | f/2 |
最小絞り | f/16 | f/22 |
レンズ構成 | 8群11枚(EDレンズ1枚、非球面レンズ1枚) | 5群6枚 |
画角 | 63°(35mm判一眼レフカメラ、FXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ) | 62°(35mm 判一眼レフカメラ、FX フォーマットのデジタル一眼レフカメラ) |
44°(DXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ) | 44°(DX フォーマットのデジタル一眼レフカメラ) | |
ピント合わせ | RF(リアフォーカス)方式、超音波モーターによるオートフォーカス、マニュアルフォーカス可能 | フロントフォーカス方式(?)、ボディ側モーターによるオートフォーカス |
最短撮影距離 | 撮像面から0.25m | 撮像面から0.25m |
最大撮影倍率 | 1/4.1倍 | 1/4.2倍 |
絞り羽根枚数 | 7枚(円形絞り) | 7枚 |
絞り方式 | 自動絞り | 自動絞り |
絞りの範囲 | f/1.8-16 | f/2-22 |
アタッチメントサイズ | 58mm(P=0.75mm) | 52mm |
寸法 | 約72mm(最大径)×71.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) | 約64.5mm(最大径)×43.5mm(バヨネットマウント基準面からレンズ先端まで) |
質量 | 約305g | 約205g |
まず解放f値は、新型が1/3段明るい程度なので、Dタイプと遜色なし。
最小絞りが新型はf/16で、Dタイプはf/22となっていますが、これはフィルム時代と違い、デジタルでは絞りを絞ることによる回折の影響が大きく、感度設定も変更可能なので、f/22まで絞り込む必要がなくなったと言えるでしょう。
大きく変わったのがレンズ構成。
Dタイプはオーソドックスな5群6枚なのに対し、新型はEDレンズと非球面レンズを組み合わせた8群11枚となっています。
これにより、AF-S化によるレンズ内モーターを含め、重量はDタイプの205gに対し、新型は305gと重くなっています。ちなみに、DXフォーマット機用のAF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gは200gです。
レンズが増えたことについては、デジタル一眼レフの要求値がフィルム時代以上に厳しくなっていること、Nikon自身が「サジタルコマフレアの発生を抑える点像の再現性に配慮した光学設計により、高画素デジタル一眼レフカメラの特性を最大限に引き出し、高精細な画像を得ることができる」としているなど、かなり画質に気を配ったレンズであると言えます。
Dタイプ比で1.5倍の重量増は、これらを考慮すると仕方ない部分です。Dタイプは非常に軽量なので、新型が1.5倍重くなったとしても、実際の重量はそれほどでもないでしょう。
また新型ではRF(リアフォーカス)方式が採用され、AFの高速化が期待できます。
絞りは円形絞りとなりましたが、これは近年のNikonのレンズは、普及型レンズを含め、ほぼ円形絞りになっていますね。
最短撮影距離、撮影倍率は新旧互角で、結構寄れるレンズなので、使い勝手は良好でしょう。
フィルタ径がDタイプの52mmに対し、わずかに大きい58mmに。以前のNikonは、このクラスの単焦点は52mmに統一されている場合が多かったですが、今回は珍しく58mmです。
PLフィルタは58mm買わないとなぁ。
何はともあれ、AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G EDは非常に楽しみなレンズです。
写真は、十数年愛用中のメイン標準レンズ。
この代のリーズナブルなNikon AF単焦点にありがちな、プラスチック外装の使い込みによるテカリが出てますね。
このレンズは本当に大好きで、でも35mmは普通に撮るとなんの面白みもないレンズなので、買った当初は苦労しましたが、今では自由自在に操れる? このレンズは将来ディスコンになったら、新品でもう一度買い直したいレンズです。
コメント
_ りー ― 2014年01月16日 16時14分01秒
_ やまろ@管理人 ― 2014年01月16日 22時08分52秒
りー様
もうSCで触れるんですね。
ちょうど、北海道のプロCマンのブログでも、その旨書かれています。
ttp://ameblo.jp/kengoshima/entry-11750793668.html
さすがに長さはDタイプよりありますね。フードも大きめですね。
これはプロでなくても試せるのでしょうか?
可能なら、自分も新宿に行った際に、試したいと思います。
もうSCで触れるんですね。
ちょうど、北海道のプロCマンのブログでも、その旨書かれています。
ttp://ameblo.jp/kengoshima/entry-11750793668.html
さすがに長さはDタイプよりありますね。フードも大きめですね。
これはプロでなくても試せるのでしょうか?
可能なら、自分も新宿に行った際に、試したいと思います。
_ りー ― 2014年01月17日 11時38分27秒
やまろ様
新宿SCのウインドウ内に展示してあるので、係員に言えばプロでなくても触らせてもらえますよ。データ持ち帰り禁止の旨も表示してあります。
リンク先の画像を見ました。やっぱりDfに最近のレンズは似合わない(笑)。それとこの人は広角の35mm f/1.4Gを付けて寄って撮っているので、レンズが長く大きく誇張されています。製品写真としては???です。私はSCのD800にこのレンズを付けた状態を、自分のD800+50mm f/1.8Gで撮ってきましたが、こんなに長大なレンズではないですよ。
新宿SCのウインドウ内に展示してあるので、係員に言えばプロでなくても触らせてもらえますよ。データ持ち帰り禁止の旨も表示してあります。
リンク先の画像を見ました。やっぱりDfに最近のレンズは似合わない(笑)。それとこの人は広角の35mm f/1.4Gを付けて寄って撮っているので、レンズが長く大きく誇張されています。製品写真としては???です。私はSCのD800にこのレンズを付けた状態を、自分のD800+50mm f/1.8Gで撮ってきましたが、こんなに長大なレンズではないですよ。
_ やまろ@管理人 ― 2014年01月18日 00時13分20秒
情報有り難うございます。
来週末、新宿に行くので、SCで触ってきたいと思います。
確かにリンク先のブログの写真だと、広角なので誇張されているようですね。それにしても、Dfに最新レンズが似合わないのは同感です(笑
来週末、新宿に行くので、SCで触ってきたいと思います。
確かにリンク先のブログの写真だと、広角なので誇張されているようですね。それにしても、Dfに最新レンズが似合わないのは同感です(笑
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持った感じは、単体でもD800に装着した時も、大きさ重さは特に感じませんでした。良いバランスでしたね。AFもスムーズでした。SC内で撮っただけなので写りうんぬんは軽率に評価は出来ませんが良い感じでした。操作性も画角も自然でいいですなあ。
35㎜という焦点距離は、私も写真を始めて以来ずっと使っていましたが、最近疎遠になっていました。50㎜ほど自我が出すぎる事もなく、28㎜ほど説明的にならない。ともすると無味乾燥になりますが、被写体そのものの素材を生かせる画角だと思います。
いやあ楽しみですねえ。